大臣会見概要

平成28年2月12日(09時35分~09時55分)

1 発表事項

 なし。

2 質疑応答

Q:一昨日、北朝鮮に対して日本政府が独自制裁を決定しましたが、拉致問題解決の遅れも懸念されていますが、評価はいかがでしょうか。

A:わが国は、北朝鮮に対して、累次にわたって関連の国連の安保理決議の完全な遵守を求めております。また、核実験や弾道ミサイル発射の挑発行為を行わないようにということを繰り返し強く求めてきております。こういう中で、わが国及び国際社会の制止を無視を致しまして、4回目の核実験を行い、その後、更に、弾道ミサイルの発射を強行したということは、わが国の安全に対する直接的かつ重大な脅威でありまして、わが国及び国際社会の平和と安全を著しく損なうものだと断じて容認できません。10日、政府は、わが国独自の対北朝鮮制裁措置について発表致しましたけれども、わが国としては、「対話と圧力」、「行動対行動」という一貫した方針の下で、拉致、核、ミサイルといった諸懸案の包括的解決に向けた北朝鮮の前向きな動きを強く求めます。防衛省としましては、今後とも、北朝鮮の動向を注視しつつ、関係省庁、米国等と緊密に連携を致しまして、必要な情報の収集・分析、そして警戒監視を実施するなど、国民の安全と安心のために万全の対処をしてまいりたいと考えております。

Q:関連してなのですが、昨日、北朝鮮がミサイルの発射時のような映像を公開しました。防衛省としてどのように分析されているのでしょうか。

A:北朝鮮として、発射が行われたことを国際的に公表をすることによって、この実績を明らかにする動きであると思っております。一般論としましては、本年5月、党大会に向けた金正恩第1書記の実績作り、そして弾道ミサイル開発技術の進展の対外的アピール、また、国連安保理による新たな制裁決議を巡る議論へのけん制などを意図した可能性が考えられますけれども、北朝鮮のこのような意図、目的につきましては、防衛省としては、確たることをお答えする立場にはございません。いずれにしても、この目的につきましては、北朝鮮が極めて閉鎖的な体制をとっておりますので、断定的なことを申し上げるというのは困難なことでございます。

Q:日本時間で昨日だと思うのですけれども、日米韓の3か国の参謀総長級のテレビ会議が開かれました。年内にも再度会談する旨合意をしたという報道等ありますが、具体的な成果を聞かせて下さい。

A:先だってのミサイルが発射されたこともございますけれども、昨日の午前、日本時間の8時から9時、このDTTの枠組みの中で情報共有のための局長級テレビ会議を実施されたわけでございます。テレビ会議で弾道ミサイルの発射を受けまして、北朝鮮によるミサイル発射に関する評価と各国の対応について情報共有をしたと聞いております。その上で、発射につきましては、累次の国連安保理決議に違反するものであると。そして地域の安全保障を脅かす重大な挑発行為になるということで、断じて認められるものではなく、北朝鮮の核やミサイルの脅威に対しては3ヶ国で情報共有を図りつつ、緊密に協力をしていくことが重要であるということで認識が一致したということでございます。米国が日韓に対する防衛上のコミットメントを堅持していることを再確認する旨の発言がありました。このように日米韓でよく連携していきたいと考えております。

Q:統幕長がハワイに行って、ダンフォードさんに会って、韓国のイさんとテレビ協議をしていると思うのですが、それについての成果を教えて下さい。

A:日本時間の2月11日、日米韓参謀総長級テレビ会議がハワイにおいて実施をされました。今回の会議では、北朝鮮による核やミサイル脅威といった深刻化する安全保障情勢、また日米韓3ヶ国の連携強化に向けた方策等について議論をされたと承知を致しております。日米韓3ヶ国がこの地域の平和と安定に関して、共通の利益を有しておりまして、このテレビ会議の開催は3ヶ国の緊密な連携の強化に向けて大きな意義があったものだと考えております。

Q:その中では、GSOMIAについてお話されたのでしょうか。

A:具体的な内容につきましては、相手国との関係がございますので、お答えは差し控えさせて頂きたいと思います。

Q:ミサイルの関連で伺いますけれども、昨日、その北朝鮮の公開した映像ですが、防衛省としては、その北朝鮮のミサイルの技術、映像から見て分かることというのはどういうことが挙げられるのでしょうか。

A:これは先だってもお話をしましたけれども、これまでの累次のミサイル発射等と共に分析・検討・検証したわけでございますが、北朝鮮が公表した弾道ミサイルの外観が前回の2012年の12月に発射されたテポドン2派生型に類似をしていること、また、今回の飛翔を通じまして、全ての落下物が前回の発射の際とほぼ同様の地域に落下をしたと推定をされることから、今回の北朝鮮は、テポドン2派生型に類似した弾道ミサイルを発射した模様でございます。また、地球の周回軌道に乗った2つの物体につきまして、どういうものであるのか、米軍戦略コマンドが2つの物体が周回軌道上にあることを確認をしまして、2つの物体が「光明星4号」と、北朝鮮が、ロケットと主張するミサイルの本体と特定したという発表をしております。防衛省と致しましても、今般の発射における弾道ミサイルの飛翔状況や米軍の発表を含む様々な情報を基に総合的に判断をした結果、北朝鮮が前回に続き今回の発射でも、何らかの物体を地球周回軌道に投入したものであると考えております。今後さらに分析を進めてまいりたいと考えております。

Q:3参謀長の会談の話で、日米韓の3ヶ国の合同演習のような話は出ておりましたでしょうか。米韓の合同演習に日本側が参加するという。

A:この会議の内容等につきましては、それぞれ3ヶ国で協議がされたわけでありますが、内容等につきましては、現在のところ相手国との関係もありますので、この御質問についてお答えをすることを控えさせていただきたいと思います。

Q:アメリカが国防予算を打ち出していますけれども、この中で、佐世保の桟橋の改修工事、これはステルス艦を想定しているという報道がされていますけれども、何かしら防衛省の方に連絡はきているのでしょうか。

A:報道されたことについては、承知致しております。予算書における記述につきましては、まだ米側から説明を受けておらず、その内容についても承知はしておりませんが、防衛省として、米側から情報が得られましたら、地元自治体に対して丁寧に説明をしてまいりたいと考えております。

Q:北朝鮮の話なのですけれども、来月から米韓の定期的な合同演習が始まります。これに向けて、これまで同様、北朝鮮がミサイル発射の挑発行為に及ぶ可能性について、どのように見ているのでしょうか。

A:こういったことも含めまして、今回の国連決議を巡って、今情勢が動いておりますので、このような情勢を総合的に判断しながら、今後の行動につきまして、北朝鮮が事前の予告なく、更なる挑発行動に出る可能性は否定できないと考えておりますので、北朝鮮の軍事動向につきましては、重大な関心を持って注視をしてまいりたいと考えております。

Q:佐賀空港へのオスプレイ配備なのですけれども、木更津への代替地という報道がされています。この件の事実関係について。

A:現在、この調整について、防衛省としては、地元の皆様方に丁寧に御説明をしている最中でございまして、その代替地の話も全くしておりませんし、木更津と決定した事実もありません。また、防衛省としてこのような内容を地元に伝えたということも一切ありません。オスプレイ導入に合わせて、佐賀空港が利用できますように、今後とも丁寧に地元の皆様方に説明をしてまいりたいし、従来からの方針については、全く変更はございません。

Q:その中で、スケジュール感なのですけれども、いつまでも待てるというものでもないと思うのですが、この辺りはどのようにお考えでしょうか。

A:鋭意、関係者には説明しておりますが、私のところに来た報告によりますと、今、海苔の取入れ、養殖、最盛期でとても忙しい状態にありますので、海苔の収穫が終わるまでは、交渉を控えてほしいと言われてきておるわけでございまして、このような時期的な状況や関係者等の状況を見ながら対応しているということです。

Q:そうなってまいりますと、3月の時点では何らかの判断がなされると考えてよろしいのでしょうか。

A:相手が納得して、御理解をいただく必要がございますので、説明を致しまして、それに対して理解をいただき、そして納得をいただき、了解をいただくように、全力を挙げて取組んでまいりたいと思っております。

Q:三宿の駐屯地の件でお伺いしたいのですが、三宿の駐屯地で、今、週に一回程度、OBと駐屯地の幹部で酒宴が開かれているというのがあって、これが定められた食堂とかではなくて、理髪店で、OBとか中の幹部、中央病院、衛生学校、研究本部とか、そういうところの幹部が集まって、飲食を行っている。もちろん、内務服務違反だと思うのですが、しかも、色気がないということで、衛生の看護師とか、秘書課の秘書さんとか、そういう女性の方をお酌に使っていると。中には、かなりセクハラに近いことも。お酌自体、強要自体がそもそもセクハラ・パワハラだと思うのですけれども、こういうことが、僕が取材したところでは、恒常化していると。こういう事態を御存知ですか。

A:基本的に、課外において、職員を強制的に手伝いをするということにつきましては、そのようなことはできないし、やっていないと思っております。課外において、部外者、またOBと懇談をするということは、通常認めているわけでございますが、場所のあり方とか、やり方等につきまして、きちっと規定に従ってやっていただくようにしなければならないと思います。御指摘いただきました事実関係につきましては、確認しておりませんので、これ以上のことはコメントを控えさせていただきたいと思います。

Q:厚生センターの中の理髪店の中でそれを行われている。あとは、図書室、その中で行われていて、ただ、それがまた、普通に、ちょっとビールとおつまみ程度ではなくて、ケータリング業者を使って宴会を開いていると。この業者が五反田の業者で、こういうバンで、ケータリングを、こういう業者の車なのです。こういうところで行っているということがあるのですが。こういうことが、特に飲酒、特に薬物を扱う三宿の駐屯地で行われているというのは、非常に重大だと思うのです。しかも、その2012年の10月22日に報道されている、渋谷駅で痴漢で2佐が捕まっているのですが、この2佐が酩酊した状態で痴漢を行ったと報じられているのですが、この2佐が痴漢を行う前に、この会合でお酒を飲んでいたと証言する方もいらっしゃるのです。非常にこれ大問題だと思うのですが、いかがでしょうか。

A:ただいま御指摘をいただきましたので、事実関係を確認致してみたいと思っております。

Q:あともう1点、最後によろしいですか。防衛省では衛生の検討会が開かれていると思うのですけれども、衛生の在り方検討会が、9月以降開かれていないかと思うのです。これがどういう理由で開かれていないのかということと、この検討会は確か、年度末までに報告というか提言書を出してということで終わるかと思ったのですけれども、それもどうなっているのでしょうか。いつその会が終わって、そういう提言書なり報告書が出るのでしょうか。

A:以前、御質問をいただきまして、検討会をやってきたと思いますが、そのような御指摘をいただきましたので、事実関係を確認してみたいと思います。

Q:オーストラリアとの潜水艦の共同開発なのですけれども、現地の報道で、日本がステルス技術を含む機密をオーストラリア側と共有することを公表したとの報道がありました。事実関係の確認をお願いします。また、共同開発が実現すれば、米国以外との大型の共同開発は初めてのケースになると思うのですが、日本の高度な技術流出を不安視する声もあると思います。この技術移転に当たって、どのような方針で臨むのかお聞かせ下さい。

A:報道については承知を致しておりますけれども、オーストラリア側から潜水艦の協力を求められて、そして、日豪の防衛の重要性に鑑みて、今、実施をしておりますが、昨年11月末に、わが国としてベストと考えられる提案書を提出致しました。提案書につきましては、現在、オーストラリア政府が評価・検討を行っていると承知をしております。潜水艦に係る技術的な内容も含めまして、提案に係る内容については、お答えを差し控えさせていただいているところでございますので、ステルスの技術につきましても、これは技術的な内容等になりますので、お答えは差し控えさせていただきたいと思います。

Q:昨日、辺野古の沖合でボーリング作業をしていた作業船が、浅瀬に移動したという姿が確認されているのですけれども、このボーリング調査の進捗状況を、改めて最新の状況を教えて下さい。

A:これは、現在もまだボーリング調査の段階でありまして、ボーリングの作業は全て24箇所の掘削予定がございますが、23箇所、作業終了して、現在、1箇所について作業を実施中でございます。引き続き、作業の安全に留意しながら、海上ボーリングを実施してまいりたいと考えております。

Q:閣議の前ですけれども、官房長官のところで沖縄関係の、島尻さんなんかも含めて協議されたと思いますが、どのような。

A:先日、政府と沖縄県の知事・副知事と、沖縄県協議会の第1回会合が開催をされました。今日はそのことを踏まえまして、今後の沖縄県との協議の進め方につきまして、意見交換を行ったところでございます。

Q:「裁判で和解案」ということも言われていますが、その対応について。

A:今回は、前回の沖縄協議会の内容等について、今後の進め方について協議を行ったということでございます。

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