防衛大臣臨時記者会見

平成27年11月24日(14時40分~14時49分)(日本時間)

1 発表事項

 なし。

2 質疑応答

Q:今日の会談について、どのような成果があったのか伺えますか。

A:まず、太平洋の海兵隊のマホーニー副司令官からオスプレイの事故の原因につきまして、非常に丁寧に、そして、詳しくご説明を受けました。文章も頂きまして、午前中、皆さんにお話したとおりであります。次に、太平洋軍の統合作戦センターを訪問しまして、モントゴメリー少将から、このセンターが行っている仕事につきまして、全般的な説明を頂きました。次に、ブルックス太平洋陸軍司令官と意見交換をし、主として、アメリカの太平洋陸軍と陸上自衛隊の今後の協力の在り方、特に陸上総隊が今度創設されるので、今後、どのような協力関係を構築していくのか、緊密に実効的なものを作っていきたいというお話でありました。昼食も御一緒いたしまして、特に日米韓、そして日米豪、この協力を進めていくことについて、意見が一致しました。午後はまず、太平洋軍の空軍の航空作戦センターを訪問しまして、太平洋空軍副司令官のディロン少将から米軍のミサイル防衛システム、C2BMC、このシステムについての説明を受けました。続いて海上配備型のXバンドレーダーを現地で見まして、そして、イージス艦の「ポートロイヤル」、これを訪問しまして、イージス・アショア、つまり地上配備型、これのイージスシステムの説明を受けました。最後にアリゾナの博物館を見学させて頂きまして、スウィフト太平洋艦隊司令官とバージ船に乗りまして、船上で懇談をしたということであります。これが主な今日の行動でした。主観としては、まず、弾道ミサイル等への対応について米国との協力は極めて重要であり、政策面、装備面、運用面の各分野におきまして、緊密に協力をしていくわけでありますが、今回の視察を通じて、日米協力の重要性について思いを強くいたしました。わが国も、北朝鮮の弾道ミサイルの能力が向上しておりますので、防衛大綱におきまして、弾道ミサイルの防衛システムの即応態勢、そして同時処理能力及び継続的に対処できる能力を強化していくということとしております。この観点から、イージス・アショアやTHAADといった新たなアセットの導入、これは具体的な能力強化策の一つとなり得ると考えておりまして、わが国の弾道防衛システムの将来的な在り方について、国民を守るために、米国の先進的な取組みや装備品を研究しつつ、検討を加速をしていきたいと思います。そしてもう1点、経空脅威に対してですが、これはどういうことかと言うと、弾道ミサイルと巡航ミサイル、航空機、こういう空の脅威に対して、新しく対処可能とするCEC、そして、ネットワークにより、水平線の向こうの目標に対しても効果的な対空戦闘を可能とするNIFC-CAの米海軍の先進的なコンセプトにつきましても、紹介がありました。わが国を取り巻く安全保障環境は、非常に、弾道ミサイル、巡航ミサイルの脅威も含めまして、一層厳しさを増していることを踏まえまして、4月のガイドラインの改訂、そして、防空ミサイル防衛を一体とした措置について、日米両国で協力して取組むことと致しております。今回の視察を通じまして、米国の取組み方を踏まえて、今後とも、効果的な、そして、効率的な将来の態勢を検討を進めていきたいと思っております。

Q:今日の一連の会談で、安保法、ひいては先ほど大臣からお話があったガイドライン、これによるアメリカ側の期待というのはどういうものがあったのかとか、お感じになった、若しくはそういう発言がどのようなものがあったかというのは。

A:私から、まず4月のガイドラインの改訂、そして、9月の平和安全法制の内容について説明致しまして、この法制に基づいて、新しいガイドラインの実行性を確保致しまして、日米同盟の抑止力、そして、対処力、こういうものを一層向上させていくべきであるということで、意見が一致致しました。また、国際協調主義に基づく積極的平和主義の下に、国際社会の平和と安定にこれまで以上に貢献をしていくことを説明致しまして、各司令官と自衛隊、そして、米軍が国際社会の平和と安定のために、より一層協力をしていくということを強化するということで一致したわけでございます。最後にガイドラインにつきまして、これで設置された同盟調整メカニズム、ACM、そして、共同計画策定メカニズム、BPMによりまして、太平洋軍司令部との関係を更に強固なものにしていきまして、ガイドラインに明記されました弾道ミサイル対処、そしてISR、そして米軍との共同訓練、太平洋地域における大規模な災害への対応、そして共同計画の策定等に日米が、より一層、強力に推進していくということで一致致しました。

Q:スウィフトさんとの会談について伺いたいのですが、「航行の自由作戦」に深く関与されていると思うのですが、南シナ海情勢について、どのような意見交換をされたか、何か一致したことがあれば。

A:まず、スウィフト司令官に対して、南シナ海における航行の自由及びシーレーンの安全確保は、わが国にとって重要な関心事項である旨、表明致しました。また、米国が取組んでおります、開かれて自由で平和な海を守るための国際社会の取組みの先頭に立つものでありまして、中でも太平洋艦隊は最前線で重責を果たしておりまして、わが国として支持をしていくということを改めて伝えたわけでございます。また、わが国としましても、公海における共同巡航訓練を含む日米共同訓練及び南シナ海周辺の国々に対するキャパシティ・ビルディングの支援等を通じまして、地域等の安定に資する活動に積極的に取組んでいくという旨を伝えたわけでございます。

Q:それに対してスウィフトさんは。

A:全く、意見が一致するということで、今後とも日米が協力致しまして、こういった地域の平和と安定のために貢献すべきであるということを言われておりました。

Q:確認なのですけれども、先ほど、ガイドラインとか平和安全法制について伝えたのはスウィフトさんとの会談の中でお話しされたのでしょうか。

A:そうですね。各司令官に説明致しました。今後の日米の安全保障において進むべき方向性などについて、率直に意見交換ができたということは非常に有意義であったと思います。

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