大臣臨時会見概要

平成27年11月5日(19時27分~19時37分)(日本時間)

1 発表事項

 なし。

2 質疑応答

Q:今日の視察について大臣の方から。

A:カムランの方へ行って参りました。ここは、まず、ベトナム国防省が建設を進めている外国艦艇を受け入れる新たな港湾の状況を視察をいたしました。その後、ニャチャンに海軍学院という士官学校がありますけれど、そこを訪問しましてベトナム海軍の教育、また、任務などについて院長、少将ですけれども、説明を受けたわけです。現地を見まして、改めてカムランというのは昔からの軍港があるところなのですけれども、ベトナム海軍の現状、また、地政学的に重要なエリアに所在するということでお話を伺いますと、西沙諸島まで570km、南沙まで460kmという、この地政学的な重要なエリアであって、カムラン湾の重要性について理解を深めることができました。こういった問題において、意見交換をいたしましたが、ベトナム海軍と海上自衛隊、もう既に良好な関係を築いておりまして、我々を歓迎して頂いて、大変好意的に接して頂きました。毎年、ベトナムには艦艇を派遣をいたしまして、相互の訪問をさせて頂いております。それからヒエン前海軍司令官のわが国訪問などがありまして、今の活発的なハイレベルでの交流が深まっておりまして、今後、ますます関係の発展ができるようにまたお願いをしたところであります。もう1点、ニャチャンでもう既に潜水医学のキャパシティ・ビルディング支援が4年に渡って行われておりまして、今後も能力向上のために訓練等も活発に行うということで協力をしていきたいというふうに思います。このカムランの訪問につきましては2013年の9月に小野寺元防衛大臣以降、外国政府の要人の訪問が行われていなかったというところでありまして、今回、訪問が実現したということで大変有意義な訪問になりました。

Q:南沙、西沙という諸島のお話もございました。中国とベトナムというのはそうした意味でいうと領有権争いを激しくしているというふうに言われています。こうした中で奇しくも習近平国家主席もベトナムを訪問していますが、これについての、大臣の御所見をお願いします。

A:たまたま重なったわけでありまして、私の今回の訪問につきましては、今年9月に首脳会談がありまして、その結果を受けて更なる関係強化を図るための訪問であります。また、タイン国防大臣からの招待を受けて実現をしたということで、2013年9月以来、約2年ぶりということでございます。そういうことで、たまたま重なったということでございます。

Q:今日、ハノイ、ホーチミンで、反中デモ、習近平主席の訪中を受けて、反中デモみたいなのが起きて、怪我人も出て、こういった状況で、ベトナム国民の中に日本に対する期待感というものがものすごい高まっているのですけれども、今日の訪問の際や会談の際に、大臣から、ベトナム側から、そういう期待といったようなものを感じる場面や、そういったものはありましたでしょうか。

A:ハノイの状況は今、空港からこっちに来たばかりでありますので、一般的な風景を見たしかわかりませんが、しかし、カムランにおきましては、非常に歓待をしていただいて、大変親切に接遇をしていただきましたし、また地元の状況などの話も司令官を通じて、いろいろとお話をいただきまして、今、ベトナムと日本の関係というのは非常にいい関係にあるということを感じました。

Q:視察の際に、どのような方とどのような会談をしたのか、概略教えていただけますか。

A:お会いをしたのは、まず、現地の港湾の建設を指揮していますウォン・スアン・フック・ソン海軍上級大佐なのですが、日本と違うのは、軍が経済部門も活動しておりまして、こういった港湾の運営、そして、建設は軍が直接行っていたということです。それから、海軍学院においては、ゴー・クアン・ティエン少将ということで、こちらは学長に当たる方で学校長ということでございます。

Q:ベトナムには毎年艦艇を派遣しているというお話がありましたけれども、今回、視察したカムラン湾に今後、海上自衛隊の艦船を派遣していくお考えはありますでしょうか。

A:これにつきましては、両防衛当局間の信頼醸成、相互理解を促進するため従来から行ってきたところでありまして、カムラン湾への寄港については、現時点においては決まっておりませんが、ベトナムへの艦艇の寄港というのは、先ほど言いました信頼醸成と相互理解を進めるということで、行っているものでありまして、特定の国を念頭に置いたものではないということでございます。

Q:共同訓練も視野に連携を深めるという形でしょうか。

A:これは、従来からいろいろな国と海上・洋上においては幅広く行ってきておりますので、ベトナムの海軍もそういった共同訓練なども通常の訓練の一環として行えればいいということでございます。

Q:カーター長官が、南シナ海で原子力空母のルーズベルトに乗って視察を行ったということなのですけれども、南シナ海で中国を牽制するという狙いもあったようですが、それについて大臣はどのように受け止めていらっしゃいますでしょうか。

A:クアラルンプールで、日米防衛相会談行いました。ここでは、アジア太平洋地域の情勢・環境等について意見交換を致しましたし、なんと言っても、東シナ海、また南シナ海における力を背景とした現状の変更の試みに対しては、反対をしていくということで一致をしまして、国際法に則って、海洋における活動を行うことを確認を致しました。また、南シナ海における米軍の行動も支持を致しましたので、今後、日米、また、日米豪、日米韓、日米印、日米フィリピンといった3ヶ国、こういった防衛協力を強化していくことで一致を致しました。そういう認識で受け止めております。

Q:別件で大変恐縮なのですけれども、辺野古の本体工事の件なのですけれども、遺跡、土器・石器が見つかったということで、名護市の方が県の教育委員会の方に遺跡として申請をするということで、本体工事の着工の遅れが指摘されていますが、これは大臣どのように受け止めてらっしゃいますでしょうか。

A:キャンプ・シュワブ内の埋蔵文化財の調査については、沖縄防衛局、そして名護市教育委員会、この間で調整をした上で、今年の7月から教育委員会が試掘調査を実施しておりまして、10月中旬から下旬にかけて海岸周辺の調査を実施した結果、土器や石器のかけらが発見をされたと承知を致しております。埋蔵文化財が存在する可能性のある土地を周知の埋蔵文化財包蔵地といいますけれども、それと認定するためには、県・市の教育委員会において所要の手続が必要であると承知を致しているということでございます。キャンプ・シュワブ内の埋蔵文化財の取り扱いについては、関係法令に従いまして、適切に対応したいということで、できるだけ早く普天間飛行場の全面返還ができるように、事業は事業として進めて参りたいと思っております。

Q:本体工事のど真ん中ということで、年単位で工事が遅れてしまうのではないかというような指摘もありますが、それについては。

A:関係法令に従って対処して参りたいと思っております。

Q:今のところ、5年以内、5年間で本体工事を終えるという計画なのですが、これの影響というのはどのようにお考えですか。

A:これもきちんと関係法令に従って対応していくということでございます。

Q:5年でできるというふうにお考えでしょうか。

A:関係法令に従って対処して参ります。しかし、目的が普天間飛行場の騒音、また危険性の除去でございますので、できるだけ早く全面返還ができるように努力をして参りたいと思います。

Q:影響はないというふうにお考えでしょうか。

A:やはり、きちんと関係法令に従って対処するとしかないと思います。

ページの先頭へ戻る