大臣臨時会見概要

平成27年3月25日(11時43分~11時51分)

1 発表事項

 なし。

2 質疑応答

Q:今日、視察された感想と、運用面でどのように活用していきたいとお考えか教えてください。

A:今日は、大変良いお天気の下に、大型の護衛艦であります「いずも」の引渡式と自衛艦旗の授与式が、無事終了することができまして嬉しく思います。非常に大きな船でありまして、この建造・設計等に携わった方々に、深く感謝を申し上げます。この「いずも」は、航空機の運用に適した、非常に平面で長い甲板を持つ船体で、特に、搭載する哨戒ヘリコプターの数を増やしております。そのために、格納庫などの広さが充実しておりまして、車両とか物資をたくさん積めるように、輸送機能の強化、それから傷病者に対する医療機能、並びに大規模災害とか邦人輸送とか、いろいろな事態に対応できるような多用途の機能を充実をしていると。そして、もう一つは、グレーゾーンですね。こういった事態を含む各種事態への対処能力、指揮通信などの能力が向上しております。並びに、PKOや国際緊急援助活動など、国際的な支援にも大いに活用できるという機能を持った艦船だと思っております。

Q:大臣、中国の海洋進出が活発になる中で、いわゆる潜水艦、対潜水艦能力の、そういったところではどうなのでしょうか。

A:機能的には、自ら潜水艦を探査できるという能力も持っていますし、ヘリがたくさん搭載できるということで、海洋においての、より広い分野における対潜水艦対処能力等も広がってきております。どの国がどうということではなくて、海上自衛隊のこういった潜水艦等に対する対処能力の向上には繋がると思います。

Q:今回のこの「いずも」は、中国では大変注目度が高くて、日本の「準空母」であるというふうに言われていますが、中国を牽制するための意味合いを持つものでしょうか。

A:空母というのは、中国も保有されていますけれども、複数の航空機を発着させるための飛行甲板とか格納庫、また、修理設備などを備えて、専ら搭載する航空機、これを運用するための母艦となる艦艇を指しますが、この「いずも」は、そういった固定機の運用というものを想定したものではないと。また、海上の安全確保においては、哨戒ヘリコプターとか、自艦の艦首ソナーなどを運用して、単艦でも能動的に対潜戦を実施できるということで、いわゆる空母的な運用ということについては、考えていないと、また、想定したものではないということです。

Q:沖縄の辺野古沖のボーリング調査について、調査を継続していることに対して、沖縄県側からは不満の声が上がっていると思うのですが、これに関して、大臣の受け止めを改めてお聞かせください。

A:私たちは、必要な手続きに問題がないと。したがいまして、普天間の移設計画は、計画どおり進めることが重要だというふうに思います。今回の沖縄県の措置につきましては、あまりにも一方的ではないかと。沖縄県の行政の一貫性、継続性、正当性、公平性から考えて、いかがなものかというふうに思っております。この内容を検討した結果、まず、アンカーの設置等は、岩礁の破砕許可を不要としておりました。それから、沖縄の他の事業ですね、那覇空港の第2滑走路の工事等で、沖縄県で、国を事業者として行われた同じ埋め立て事業についても、同様のアンカーの設置については許可が不要で、岩礁破砕の対象になかったということ。こういった理由から、中止指示は、違法性が重大で、かつ、明白で無効なものとして、現在行っている工事を中止をする理由にはならないと考えております。

Q:戻るのですけれども、活動する範囲としては、例えば尖閣、あるいは南シナ海、中国沿岸など、どういったところを想定していますか。

A:これは、護衛艦としての任務を行うということでございますので、わが国の安全保障、また防衛等に関わる範囲の中で運用されておりますので、固定的にその地域とか、そういったものはないと認識しております。また、災害派遣とか、他国への支援とか、そういう点も考えまして、特に行動の正面等については、特定したものではございません。

Q:発着するのは、基本的に自衛隊のヘリなどを想定しているということでよろしいですか。

A:基本的にそうでありますけれども。災害派遣とか、また日米共同訓練とかですね、必ずしも他国の装備を使わせるということを制約したものではございません。

Q:大臣、改めてお伺いしたいのですけれども、「ひゅうが」型よりも大きくする必要があった必然性とか、理由について、もう少し詳しく。

A:まさに統合運用ですね、オペレーション。陸・海・空の統合機能で、より機動的に対処しうる。これは災害派遣も、緊急事態も、また、通常の防衛においても、やはり統合化という中で、海上自衛隊のみならず、航空自衛隊や陸上自衛隊の装備、また、司令部要員など多数乗り込んで、合同的な行動ができる。そのための中心的な司令艦、司令のための船になるような機能も備わっておりますので、大型化する必要があったと思います。

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