大臣臨時会見概要

平成27年3月2日(10時21分~10時29分)

1 発表事項

 なし。

2 質疑応答

Q:北朝鮮のミサイル発射の件で、今わかっていることを教えて下さい。

A:現時点まで得られた情報を勘案しますと、北朝鮮は、本日6時30分頃及び6時40分頃、北朝鮮の西岸の南浦(ナンポ)付近から、それぞれ1発の弾道ミサイルを東北東に発射した模様です。発射した弾道ミサイルは、約500㎞飛翔して、日本海の上に落下したものと推定をされております。防衛省としましては、これまで総理の指示を踏まえて、引き続き、米国・韓国と緊密に連携しながら、必要な情報の収集・分析及び警戒監視に全力を挙げて取り組んでまいる次第でございます。これまで防衛省の対応といたしましては、6時30分頃から、北朝鮮の西岸より2発の弾道ミサイルが発射されたという旨を報告を受けました。その後、私の方から、引き続き、情報収集及び警戒監視に万全を期すように指示をいたしまして、本日7時55分に第1回緊急幹部会議を開催、その後、9時50分に第2回緊急幹部会議を開いて、しっかりと対応しているところでございます。引き続き情報収集・警戒監視に万全を期していきたいということです。

Q:今回のミサイルについて、韓国の方では、国防省の発表で「スカッド」であると断定しているのですけれども、その辺りは防衛省としてはいかがでしょうか。

A:約500㎞飛翔しておりますので、そのミサイルの種類については現在分析をしております。

Q:今回の北朝鮮の意図については、どのように分析されていますでしょうか。

A:これは、昨日北朝鮮から、今日から開催される「キーリゾルブ」、そして「フォールイーグル」、これ鷲ですね。合同演習が開催されるということで、北朝鮮としても、それに対抗するというような内容が発せられておりますので、北朝鮮は、この「キーリゾルブ」、「フォールイーグル」について、北朝鮮に対する「軍事的挑発」として強い反発を示しており、この演習に対抗する軍事的示威行為である可能性もあると考えられるということです。

Q:今回の発射なのですけれども、視界の悪い早朝、そして西岸からの発射ということで、この発射の方法については、どのように分析をされていますか。

A:この米韓の演習の時期のミサイルの発射というのは、過去にございました。昨年も、この西岸から弾道ミサイルの発射がされておりますが、そういった関連の行動である可能性はあると思います。

Q:そのミサイルの発射が、かなり方法が多様化しているという指摘もあるのですけれども、北朝鮮のミサイル技術については、どのようにご覧になっているのでしょうか。

A:現在でも、ノドン、スカッド、ムスダンミサイルを保有しておりますし、また、そういった分野の開発等はやっておられると思います。

Q:それについての受け止めというか、脅威というか、どのように感じてますでしょうか。

A:これは、やはり、わが国の防衛におきましても、非常に関心を持って対応しているところでございます。特に、日本海では、船舶の航行や、また航空機の航空運用等もございますので、非常に注意深く、関心を持って対応しているわけでございます。

Q:こういう行為を行ったこと、このことそのものについては、どのようにお感じですか。

A:特に、北朝鮮に関しましては、核の開発、それから弾道ミサイルの能力の増強と、非常にこの行為が、わが国の安全に対する重大な差し迫った脅威と認識をしておりますが、日頃から、この動向については関心を持って臨んでおりまして、アメリカをはじめとする関係国と緊密に連携をして、今後対応していきたいと思っております。

Q:この発射自体についてどういうふうに。

A:先程申し上げましたが。

Q:非難するとかそういうことは。

A:今、こういった事実の分析中でありますが、政府としても、総理から指示がございましたので、その範囲で対応してまいりたいと思っております。

Q:大臣、ミサイルの着水地点の緯度経度を把握していらっしゃいますでしょうか。

A:今、分析をしていると思いますけれども、射距離が500㎞程度と。それから、方向が東北東ということでございます。

Q:確認ですが、日本海海上の公海であり、排他的経済水域等には被っていないという、そういう理解でよろしいでしょうか。

A:そういう事実に基づいて、今分析をしております。

Q:防衛省として、こういう北朝鮮がミサイルを発射するだろうという兆候は、いつ頃から察知していたのかということと、今回なぜ、弾道ミサイルだということがすぐに分かったのでしょうか。

A:これは、今日から米韓の合同演習があるということもありますが、日頃から北朝鮮の動向については、常に注視をしておりますので、そういう中で発生された事案であると。もう一つ。

Q:弾道ミサイルというのは割とすぐ分かったのかという。

A:やはり射距離。また、わが方の分析等に基づいて弾道ミサイルであるというふうに推測をしているところでございます。

Q:北朝鮮のミサイルに関しては、日米韓で秘密情報をやり取りするという枠組みが発足していますけれども、今回のケースで、その枠組みというのは運用されたのでしょうか。

A:そういった日米韓の協定を結んだわけでございますが、この取決めについて、3か国の防衛当局間のやり取りに係わる問題であり、また、インテリジェンスに係わるものでありますので、このお答えは差し控えさせていただきたいと思います。

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