大臣会見概要

平成27年2月20日(08時28分~08時35分)

1 発表事項

 今日の閣議におきまして、「特定防衛調達に係る国庫債務負担行為により支出すべき年限に関する特別措置法案」、これが、国会提出について閣議決定をされました。これは、長期契約を締結することによって、装備品の安定的な調達が可能となって、大綱と中期防に基づく計画の防衛力の整備をする際に、人員や設備の計画的な活用が可能となるとともに、資材や部品のまとめ買い、一括発注でコストの縮減が可能になります。また、防衛産業にとりましても、企業の予見可能性が高まるということで、撤退防止にも寄与するなど、防衛生産・技術基盤の安定化につながるものでございます。私の方からは以上です。

2 質疑応答

Q:エボラ出血熱で、一部報道で自衛隊の方が派遣を検討していると。防衛省の方で検討しているという報道がありましたが、この事実関係についていかがでしょうか。

A:エボラ出血熱の対応については、政府全体で取り組むこととしていますが、自衛隊の部隊派遣を決定したという事実はありません。また、一般論として、防衛省は、平素から各国と様々な意見交換を行って、部内でも様々な検討をしておりますが、その内容等については、現在、何も申し上げる段階にはまだないということでございます。また、「もう既にそれについて海外の実績作りを狙う」とか、「なぜこの時期に行くのか」という報道もありますけれど、このエボラ対策は、世界各国が取り組んでいるところで、現地では多くの人々が病気に苦しみ、また、医療の手立てもなく、子供達が病気で死んでいく、そういった現実があります。各国も必死になって人員を派遣して、その拡大を防ぐということで、イギリスも、米国も、中国も、韓国も現地に病院まで建てて、軍隊を送って、人員を送って、人命を助ける、その活動をしているわけでありまして、こういった支援は、訓練をされた、能力を持った自己完結型の組織でしかできないということで、各国は、それぞれの対応をしているわけであります。自衛隊が行くことについて、私はこういった国際協力活動、これは積極的にやるべきだと思うし、日本が、できるならば貢献をしていくべきだと。そういう意識で考えておりますので、海外活動の実績作りを狙うとか、そういった低い志で考えているわけではございません。

Q:検討はされているというのは、事実関係としてはいかがでしょうか。

A:エボラに対しては、様々な角度で、政府全体で対応しておりますので、いろいろな国々との協力関係とか、様々な検討はしているということでございます。

Q:もう一点、与那国島の方で、自衛隊配備を巡って住民投票が今週末行われるのですけれども、その住民投票の対象が中学生以上ということも注目されるポイントであるのですが、そこも含めて大臣としてはいかがでしょうか。

A:地方で決めて、地方で実施をすることでありますので、私は、特にコメントはありません。与那国島への部隊の配置等につきましては、ずっと長い間、地元の皆様と話し合いをし、それから説明をし、特に、電磁波の関係で心配される声もありましたので、現地で説明会もいたしましたので、その必要性については、お話をしてきたところでございますので、是非、御理解をしていただきたいと思っております。

Q:今の関連ですが、反対が上回ったとしても、この事業は進めるというお考えですか。

A:現時点で、仮定の質問にはお答えはしませんけれども、私たちは、その必要性とか、また、地元の皆様との話し合いは、ずっとずっとやってきたわけでありますので、御理解をしていただきたいと思っております。

Q:エボラに関して、大臣の先程の発言なのですけれども、別に、決して国際貢献だとかエボラの人道的なことに関して自衛隊を派遣することに悪いとは思わないですし、それを否定するつもりはないのですけれども、ただ今後、例えば自衛隊がいろいろなところで国際貢献のために派遣する上で、何でもかんでもではなく、意義とか、何故そこに出すのかという理由はきちっと説明するべきだと思うのですけれども、エボラがもし今後派遣するのであれば、この意義というのはどういうところにあると思われますか。

A:医療活動を支援することは悪いことでしょうか。また、困っている人に対して援助をするということは人道的にも必要なことであって、この世界の中でもそういったことで困っている方はいっぱいいるわけですから、能力があれば、私はやるべきだと思いますし、また、いろいろな条件もあって、できるのに、能力があるのにできていない部分があります。特に、PKO活動などは20年になるわけでありますが、極めて限定された内容で活動しておりますが、実際、この20年の自衛隊の評価を聞いてみますと、非常に高い評価がありますし、能力的にもまだまだできる部分がありますので、そういった国としてできる世界平和の貢献に対して、できることがあったら進んで私はやるべきだと思いますし、法律もきちんと見直しをして、できるようにしておくべきだと思っております。

Q:そういう意味では、自衛隊はその能力はあるというふうに当然お考えでしょうか。

A:ええ、非常に高い能力もあるし、意識も世界の中でも評価をされておりますので、こういった、わが国としてなし得ることができる分野においては、大いに貢献を広げていくべきだと思っております。

Q:エボラの関係ですが、英国からの要請があっての検討なのでしょうか。

A:現時点においては、様々な検討をしておりますので、まだお話しできるような段階ではございません。いろいろな分野で調整をしながら進めているということです。

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