大臣会見概要(差替え)

平成26年10月24日(09時39分~09時55分)

1 発表事項

 なし。

2 質疑応答

Q:佐賀県の古川知事が22日の記者会見で、佐賀空港へのティルト・ローター機の配備計画について「最終的な結論は来年度になる」という趣旨の発言をされたのですが、これについての見解をお願いしたいのと、今後の地元側との調整の見通しについてお聞かせ下さい。

A:この佐賀空港へのティルト・ローター機の配備等々についてですけれども、陸上自衛隊のティルト・ローター機の配備先につきましては、九州地方を中心にいたしまして、部隊運用の実効性の強化、あるいは日米協力の強化、配備のための十分な地積の確保、あるいは市街化が進む既存の自衛隊飛行場周辺の負担軽減など、これらの様々な観点から、自衛隊飛行場や民間飛行場を対象に検討を重ねてきた結果、佐賀空港が最適な飛行場であると判断いたしまして、地元の御理解が得られるよう、関係者に現在説明を続けているところでございます。今、御質問がありましたように、古川佐賀県知事が去る22日の記者会見におきまして、オスプレイ配備計画につきましては「最終的な結論は来年度になると思う」というふうに発言しているということは承知しているところでございますけれども、いずれにいたしましても、防衛省といたしましては、佐賀空港への陸自のティルト・ローター機の配備につきましては、可能な限り早期に実現できるよう、また民間空港としての発展、あるいは機能というものを損なわないということを前提といたしまして検討を進めるとともに、騒音とか、あるいは安全といった地元の御懸念に対しましても、引き続き丁寧な説明に努めまして、御理解を得てまいりたいと、そのように考えているところでございます。

Q:今ので関連しまして、「来年の秋」というふうに知事は言っていると思うのですけれども、これで今後の配備計画への影響というのはあるのでしょうか。

A:その「来年の秋」というふうにお話されたというのは、私は承知をしていないのですけれども、できるだけ速やかに御理解が得られるように我々は一生懸命、丁寧な説明に努めて頑張っていきたいと思っているところであります。

Q:その関連なのですが、防衛省としては、来年度予算の概算要求にも関連経費を要求しているということを考えますと、やはり年内には、本当は一定の結論をして欲しいというのが思いとしておありになるのでしょうか。

A:確かに防衛省といたしましては、今現時点でありますけれども、平成31年度から、このティルト・ローター機の配備を想定しているということを踏まえまして、そのための取組を遅滞なく進められるようにということで、概算要求等々で予算要求しているということは事実であります。とにかく我々は、この取組を遅滞なく進められるように、予め所要の措置を講じておく必要があるという、そういう考え方からの概算要求でありまして、どちらにしてもこの現段階では、ティルト・ローター機等の配備先としては、佐賀空港が最適な飛行場であると考えておりまして、施設の整備にあたっては、関係自治体をはじめとする地元の皆様方の御理解が得られるように、我々として引き続き丁寧な説明に努めてまいりたいと思っておりますし、またできるだけ早く御理解が得られるように努力していきたいとも思っています。

Q:月曜日に報道官にお尋ねしたのですが、ティルト・ローター機の機種選定に関してなのですが、候補機としては運用なども考えた上でアグスタウェストランドのAW609も入っていたというふうにおっしゃったのですが、これがオスプレイが24トン、全備重量24トンに対して、AW609は7.62トン、約3倍違うのですね。ペイロードがオスプレイ9トンに対して2.5トン、定員が完全装備の兵士24名に対して、609は6~9名。そもそも民間機ですし、軍用機としての非常に荒い使い方をする想定されていませんし、609は牽吊して荷物を運んだり、ランプドアもありませんし、全く違うカテゴリーの航空機ではないかと思うのですが、これを同じ候補として挙げたことに何か違和感を感じられませんか。

A:あくまでもこのティルト・ローター機の取得にあたりましては、公平で公正な入札をきちんとしなければいけないという観点がございます。それ故に提案書を提出していただいて、その中身について、今現在評価を行っているところでございまして、確かにいろいろ所要が変わっているかもしれませんけれども、MV-22とこのAW609、AW609の方が提案書を出してくれば、そのことも踏まえてわが省として、しっかりと評価を行うという形になろうかというふうに我々は考えておりました。ただ、現段階においては、この提案書を提出していただいているのはMV-22のみであるということであります。ですから、それを今評価を行っているということで、この本年中に機種を決定するというような形になろうかというふうに思っておりますけれども、いろいろな所要の中身等々、いろいろ違い等があるかもしれませんけれども、わが省としては、公平で公正な形のきちんと入札を行いたいという観点から、オープンで提案書を提出していただきたいというふうにやっていたところであります。

Q:大臣、その二つを比べると、砂利を運ぶのにダンプカーを買うという感じのところに、軽ワゴンもそれを候補に入れている感じだと思うんです。全くこの違う用途のものを、同じティルト・ローター機だからという話は「二本足だから人間だ。だから二本足のニワトリも人間だ」というような、ちょっと違和感のあるロジックだと思われるんですけど。そもそも軍用のティルト・ローター機というのはオスプレイしか存在しないわけで、なぜその1機種だけを選ぶというふうに初めから言えなかったのでしょうか。

A:あの私は、公平で公正な入札という観点からは、広くオープンあるべきだというふうに思っております。その中において、実際に、確かに軍用機というだけであれば、そのような形かもしれませんけれども、いろいろな観点から、いろいろな使い方は私はあるだろうというふうに思っています。ですから、そういう状況下において、いろいろな種類のティルト・ロ-ター機があるのであれば、様々な観点から検討を進めることは、私は大切ではないのかと思っています。

Q:運用上考えると、例えば航続距離であるとか、ペイロードであるとか、そういうことを想定して、こういうシナリオでもって運用するということが、陸自の方である程度固まっているわけです。それにAW609が入ることはあり得ないと思うんですが。

A:それは、あり得るかあり得ないか。私は、その軍事の専門家でございません。ただ、先程からお話させていただいているように、公平で公正な観点からどのような形で選定していくかということが、一番私は大切だろうと思っております。ですからこそ、そういう意味で、広く各国に対して提案書を出していただきたいと。そして、出てきた提案書をしっかりと評価を行って決定するということが一番正しいやり方ではないのかなと、私は思っております。

Q:大臣、一連のですね佐賀の知事の発言が、この防衛省のオスプレイの配備計画に何か支障というか、影響を与えるとお考えですか。

A:今の段階では、影響のないような形をとりたいと。そのために我々は、丁寧な説明をとにかく繰り返して、地元の御理解をいただく、その努力を続けていかなければならないと私は考えております。自治体のお考えもありますし、あるいは漁業者の関係のお考えもあるし、いろんなことはあろうかと思っております。全ての方々にしっかり御理解いただくということが、一番大切なことであろうと思っています。そのための努力ということは、いくらでもしなければいけないだろうと考えております。

Q:いくらでも努力とおっしゃる中の一つに、例えば大臣の方で、直接知事と会談なり、お話、説明など。

A:まずは、一応今までも、前の内閣の段階においても、前大臣の時においても、副大臣がその担当で動いておりました。現在も、左藤副大臣がその担当でということで、できればそれなりの機会があれば、私も直接お伺いしてという思いは持っておりますけれども、今、国会の最中でありますので、その辺のところは、これから調整をさせていただければなと思っております。

Q:参議院の外交防衛委員会の方で、片山さつき委員長が大臣の答弁資料を持って議事を進行していたということで、野党からも指摘を受け、審議が止まっている状況ですけれども、大臣としてこのような片山さつき委員長の行動というのは、委員長としてふさわしいかどうか、どのようにお考えですか。

A:個別の案件の事についてのお答えは差し控えさせていただきたいと思っておりますけれども、私も委員会の委員長をした経験がありますけれども、普通はそのような資料を手元に置くということは、ありえないだろうと思っておりますけれども、それは片山委員長が、自分で勉強したいという思いで手に入れられたのではないでしょうか。それ以上は私はわかりません。

Q:「持ってこい」と言われてる防衛省なり、外務省なり、内閣官房が資料を出したということで、この行為についてはどのようにお考えですか。

A:それはやはり、いくら何でもその辺のところは。やはり不適切な部分もあったのではないのかなと思います。

Q:片山委員長ですね、一連の行動によって委員会審議に支障が出たということについてはどうでしょうか。

A:これはあくまでも立法府のことに関わることでありますから。一応私は現在行政府の人間でありますから、そのことについてコメントというものは差し控えさせていただきたいと思いますけれども、立法府は立法府の中において、しっかりとした対応をしていただければというふうに思っております。

Q:関連してなのですけれども、防衛省なりが資料を出したことが不適切なところがあったということで、これに関して指導なり処分なりというのは、どのようにお考えでしょうか。

A:これからの流れとか、いろいろなものを踏まえて、私自身も検討はさせていただきたいと思っていますけれども、ただ聞くところによりますと、委員部の方から「欲しい」ということを言われて、そして渡したということですから、実際どのような形で活用されるかというのは、外務省にしても防衛省の方にしても、わからなかったというところはあるのではないでしょうか。ですから、そこはやはり立法府は立法府としての御判断というものがあろうと思っております。

Q:先程のオスプレイだけに限らないのですけれども、防衛省の装備調達に関して、あれこれ決定する際に、例えばその運用構想であるとか、非常に納税者に対し説明されないまま、今回のオスプレイ、特にそうだと思うのですけれども、その段階、そういう状況で国会でもあまり議論もされず、納税者も知らない間に防衛省が決めているというようなことがあると思うのですが、これは諸外国を取材していると、特に日本の場合、いわゆる民主国家の中では非常に情報の開示が低いと思うのですが、大臣、こういうことは問題ないと思われますか。

A:私は諸外国の状況というものを、どの程度なされているかということはよくわからないものですから、その辺のところもしっかりと調べさせていただいてから、お答えをさせていただければなというふうに思っております。

Q:野党側が大臣の政治資金収支報告書の訂正について、なかなか納得していない状況が続いていて、枝野幹事長は、説明ができなければ辞任を示唆するような発言も促しているのですけれども、大臣自身は、説明は国民及び野党に納得が得られていると考えてらっしゃいますでしょうか。

A:私自身は、ここでも御説明させていただいたわけでありますけれども、最初の私自身が大臣になるのではないか、指名されるのではないかというようなことがあったものですから、そういう流れを受けて、今までの収支報告書を再度チェックという形の流れがあったわけであります。そういう中においてミスがあったと。あったからこそ、それはきちんと正さなければいけないということで修正をさせていただいたわけであります。修正を、まずわかった段階で修正したと。修正した後で、私自身が大臣に任命されたと。こういう一連の流れがありまして、その中において、私自身は法の趣旨に則って、間違いがあった部分は間違いだということで認めて直させていただいたわけであります。ですから、そこのところを「きちんと訂正して直しましたよ」といったところを御理解いただけないということで、クレームをつけられているという部分もあろうかと。クレームという言い方は失礼ですよね。御納得いただけないという部分があろうかと思っておりますけれども、私自身は、丁寧に説明をさせていただきながら、御理解を得られるように、これからも頑張っていきたいというふうに思っております。

以上

※ 同日(10/24)、以下の大臣コメントを発出
 「本日(10月24日(金))の記者会見における記者からの最後の質問に対する答えの中での「クレームをつけられているという部分」という表現については、発言直後に言い直し、訂正させていただいているところではありますが、改めて「御納得いただけない部分」という表現にさせていただくことをお伝えします。」

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