大臣臨時会見概要

平成26年6月29日(09時06分~09時12分)

1 発表事項

 なし。

2 質疑応答

Q:北朝鮮から弾道ミサイルが発射されたということで、現時点で日本政府に入っている情報、また日本への影響についてお願いします。

A:今朝5時頃でありますが、北朝鮮の東岸から、複数の弾道ミサイルが日本海に向けて発射をされました。今回の発射は、3月3日、3月26日に引き続き、今年3回目ということになります。防衛省としましては、早朝から対策会議を開催し、また総理の指示をもって、しっかりとした安全な対応、態勢をとるように改めて指示をしております。また、この事案については、特に船舶や航空機の航行に対して大変危険な状況になりますので、外交ルートを通じてしっかり抗議をすることが重要ということで、外務省において、北京のルートを通じて、北朝鮮側に厳重な抗議をしたということであります。

Q:7月1日に日朝協議が予定されておりますけれども、これへの影響はどう考えられるでしょうか。

A:これは政府全体で判断されることだと思います。いずれにしても、私どもとしては、警戒監視をしっかりとするという役割だと思っております。

Q:大臣、発射したミサイルの種別というのは、ある程度分析できているのでしょうか。

A:今回発射された状況については、自衛隊のレーダー等、様々な情報でしっかり把握をしております。ただ、詳細な分析等については、今後、更に様々な情報を総合した形で対応していきたいと思っています。

Q:北朝鮮の意図といいますか、一方で日朝交渉を日本とやっている中で、他方でこういう形でミサイルの発射を続けているわけですけれども、揺さぶりというものなのか、どういったご認識でしょうか。

A:北朝鮮のことですので、私どもが一概にお話をすることは難しいと思います。ただ3月3日は、確か、日朝の赤十字を通じた会談が行われる前後だと承知していますし、3月26日は、日米韓の首脳レベルでの会議のタイミングでありました。今回は、7月1日に日朝の政府間の協議が行われるタイミングでありますので、なぜ、いつもこのようなタイミングでこのような実験を行うのかなと、そういう率直な疑問はあります。

Q:一部報道で、スカッドを2発というような報道もあるのですけれども、そういう分析でされていることでよろしいのでしょうか。

A:私どもとしては、当初からしっかり今回のミサイルについては把握をしておりますが、詳細については、この場では控えさせていただきます。

Q:7月の1日に、日朝の政府間協議があるということなのですけれども、今の状態で、実際に政府間協議は開くという方向は、変わっていないのでしょうか。

A:政府全体で検討することでありますので、今、私どもが直ちに行うべきことというのは、警戒監視をしっかりするということ。そして、また、船舶や航空機が航行している場所でありますので、その航行に関しての、しっかりとした注意喚起を行うこと、そして何より、外交ルートを通じて北朝鮮に、これは安保理決議違反になりますし、しっかりとした抗議を行うこと、これに尽きると思っています。

Q:今回、飛距離の方はどのくらいというふうになっているのでしょうか。

A:そこは、今後しっかりとした分析の中で把握をしていきたいと思っています。

Q:3月の時は600キロぐらいだったと思うんですけど、それに近いものなのか、それよりもはるかに上回るものなのか。そのあたりはいかがですか。

A:今現在、お話出来るのは、日本の領土等に直ちに影響があるような、そのような距離の飛翔ではないということであります。

Q:方角としては日本の方に向かって来ているということでよろしいでしょうか。

A:これは、北朝鮮の東岸から日本海に向けて撃たれたということであります。いずれにしても、日本海ということであります。

Q:今回、自衛隊のレーダーで把握しているということですが、その発射前の兆候の時点から、把握されていたということでしょうか。

A:これは、様々な情報を総合しながら対応しておりますが、いずれにしても、弾道ミサイルが発射されれば、私どもの警戒監視の中でしっかりと補足出来るということです。

Q:先ほどの会議の中で、極めて問題がある行為だという話がありましたけど、今回の事案について、改めて大臣としては、どのように見てらっしゃるのでしょうか。

A:これは、安保理で累次決議がされている中で、北朝鮮がその国際社会の脅威・懸念ということを、ある面で無視して、このようなミサイルの発射を繰り返すということは、これは周辺国を含めて非常に大きな問題になるということだと思っています。私どもとしては、せっかく日朝協議の中で、これは人道的な問題が中心ではありますが、北朝鮮に対して様々な交渉の場ができつつある中での今回のミサイル発射というのは、決して北朝鮮のためにもならないことだと思っています。

Q:先ほど、「なぜこのようなタイミングでいつも実験を繰り返すのか疑問だ」と率直にお話されていましたけれども、北朝鮮としてはこういうタイミングに合わせて撃ってきているという大臣としてはご認識なのですか。

A:北朝鮮の意図は全く推し量れませんが、常に外交の節目のときに実験を行うことに丁度符合するかなと、そういう一般的な印象です。

Q:ミサイルなのですけれども、これは移動式の方で発射されたと見られているのか、固定で発射されたと見られているのか、その辺はどういう分析でしょうか。

A:これはまた今後の分析を待ちたいと思っています。

Q:Jアラートを今回多分発動されていないと思うのですけれども、これはそんなに日本国に影響があるということではないからということですか。

A:先ほどお話しましたように、今回のミサイル発射が直ちに日本の領土、あるいは日本国民に重要な影響を及ぼすというような事象ではなかったということで、現在の対応をとっていると思います。

以上

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