大臣臨時会見概要

平成26年6月12日(18時32分~18時38分)

1 発表事項

 なし

2 質疑応答

Q:中国の国防省が、自衛隊の戦闘機による接近というふうに題しまして映像を公開しました。受け止めをお願いします。

A:私も映像を見ましたが、国際法に従った安定的なスクランブル対応を、あそこに写っている自衛隊のF-15はしているなと思いました。

Q:中国側は30メートルにまで自衛隊機は接近したというふうに言っていますけれども、事実関係としてはいかがでしょうか。

A:私も映像を見ましたが、そのような事実はありませんし、ましてや一定の距離を取って、自衛隊機は安定した飛行をしております。私どもは、常日頃危険と感じるのは、やはり後ろから急速なスピードで追い抜くとか、あるいは前を急速に横切るとか、そういう普通あってはならないことではない非常に安定した形でスクランブル対応しているなとそう思いました。

Q:中国側の意図は推し量ることしか出来ないと思うのですけれども、こういった映像を出した背景として大臣はどのようにお考えなのでしょうか。

A:専門家が見れば、しっかりとしたスクランブル対応を日本の自衛隊はやっているのだなというふうに思うと思います。特に、もし中国側が、これに対して何か接近したとか危険だということであれば、それは全くあたらないというふうに思います。

Q:大臣先ほどのNSCの中で、今回のこの中国機の接近についてはどういったお話をされたのでしょうか。

A:内容については官房長官からお話をされると思いますが、私どもとして、特に昨日の日豪の「2+2」(日豪外務・防衛閣僚協議)で触れましたので、当然その議論の中で、日本側の関心事として中国機の接近事案についてもお話をしたというぐらいだと思います。

Q:特段、安倍総理の方から今回の異常接近を受けて、改めて指示が出たりとかということはないのですか。

A:そういうことはなく、これは淡々と私どもとして外交ルートで昨日の事案については抗議を行ったということです。

Q:日本側が異常接近について公表した、すぐまた翌日に中国が反論するような形で動画を公開しているのですけれども、こういった事態になっていること自体は大臣どのようにお考えでしょうか。

A:私は、やはり大切なのは日中の連絡メカニズム、これは日本が何度も中国側に申しかけておりますが、やはり軍同士のホットライン、日本の自衛隊と中国の空軍でしょうか、あるいは海上の連絡メカニズム。昨年は中国艦艇によるレーダー照射事案がありましたが、こういう事案があればあるこそ、やはり衝突事案にならないようにホットライン、連絡メカニズムを作っていくことが大切だと思います。改めて中国側には、このメカニズムの構築については要請をしたいと思っています。

Q:先月の1回目の事案で、今回また再びこの短期間で起きたわけですけれども、こういった事象というのは、中国の軍当局、幹部の方が指示をしているのか、あくまでも現場のごく一部のパイロットの判断で行われているのか、そこはどういうふうに分析されていますか。

A:相手の意図はよく分かりませんが、いずれにしても国際的なモラルから見たらいかがなものか、かなりこれはひどいなという飛行を日本の自衛隊機に対してしているというのが事実だと思います。

Q:今回それに絡めて、実際ホームページ上で映像を出しているのは、中国国防省なのですけれども、そこはやはり組織ぐるみということになるのでしょうか。

A:やはり今回の日本の自衛隊機に対しての接近事案に何らか後ろめたいことがあるので、自分たちで映像をわざわざ公開したのかなと思います。あの映像を見る限りは、通常の国際法の範囲の中で安定的なしっかりとしたスクランブル対応をしているなと、逆に専門家が見ればそう判断すると思います。

Q:そこはやはり中国側は自分の反論をあくまでも正当性を持たせるためにという感じなのですか。

A:私どもやはり中国には、大国としての対応をしていただきたいと思っています。同じような事案が南シナ海でベトナムに対しても行われております。私どもとしては、しっかりとした対応、そして日本としては日中の連絡メカニズムの構築については不測の事態が起きないためにも、中国側には対話を持ちかけていきたいと思っています。

Q:動画はご覧になられたということですけれども、動画に出ているF-15のパイロットの報告というのは、もう入られているのでしょうか。

A:私も動画を見て、いつどこで撮ったかは分かりません。ただ、映っている機体は、航空自衛隊のF-15ぐらいしか分かりませんので、いつどこで撮ったのかというのは、あの中では私は把握できておりません。

Q:中国側は動画を公開し、日本側が撮影したのは画像ということだったのですけれども、今後その中国機の異常な行動をちゃんと証明するために、今後動画を撮るという検討というのは、今後されるのでしょうか。

A:通常、こういう警戒監視活動にあたっている航空機に、危険な飛行で戦闘機が近づいてくるというのは無いので、あまり様々なビデオとか動画とかそういうものを想定はしていないと思います。いずれにしても、今後このようなことがまた続く可能性もありますので、私どもとしては、十分な対応をしていきたいと思っております。

Q:私たち専門家ではないので画像を見た限りでは分からないのですが、例えば統幕とか空幕とか、そういった専門家が画像を見た上で、大体どれくらい離れているものなのですか。

A:具体的なことは私もお話できませんが、通常の安定した一定の距離と私どもは報告を受けています。

以上

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