大臣臨時会見概要

平成26年6月11日(17時54分~18時03分)

1 発表事項

 今日、日豪の防衛相会談ということで、ジョンストン・オーストラリア国防大臣と、この1ヶ月あまりで3度目の2国間会談を行いました。両国は今後とも様々な共同訓練、また防衛装備の協力について関係を深め、この東アジアを含めた世界の平和に貢献するという、そういうことについては合意を得たということだと思います。また、その会議の中で私の方から触れさせていただきましたが、本日11時頃から12時頃にかけて、東シナ海の公海上におきまして、通常の警戒監視活動を行っておりました海上自衛隊及び航空自衛隊の航空機に対して、中国の戦闘機Su-27による異常な接近事案が発生いたしました。これは先月24日に引き続きの事案ということになります。前回の事案を含む中国軍機の一方的なこの行動というのは、これは偶発的な事故に繋がりかねない大変危険な飛行であります。決してあってはならないことと認識をしております。今回の事案を通じまして、政府として、改めて外交ルートを通じて、中国側に厳重な抗議を行い、そして本件について公表をさせていただきました。防衛省・自衛隊としては、引き続き今後とも日本の領土・領海・領空を断固として守っていくという考え方の下、警戒監視を引き続き続けていきたいと思っています。また、今回の事案を含めて、やはり日中防衛当局間の海上連絡メカニズムの構築、これは重要だと思っています。いずれにしても、このような繰り返しの危険な行為、これは決してあってはならないことだと厳重に抗議をしたいと思っています。

2 質疑応答

Q:中国機の異常接近事案ですけれども、前回は日本の防空識別圏(ADIZ)と中国側の「防空識別区」の丁度重なる部分での発生で、30メートル、50メートルの距離でしたけれども、今回どういった場所だったのかという点と、距離との点で具体的にお話しできる点があったらお願いできますか。

A:今回も東シナ海の公海上であります。そして私どもが通常警戒監視を行っている場所ということであります。前回と同じように航空自衛隊及び海上自衛隊の警戒監視の任務にあたっている航空機に対して、中国の戦闘機が30メートル、45メートルといった大変近接するような危険な飛行がありました。また飛行の仕方についても、やはり日本側のパイロットが危険を感じるような、そういう大変荒い、危険な飛行の状況だったということは報告を受けています。

Q:接近事案があった空域としては、前回と同じような場所なのでしょうか。

A:私どもとしては、通常警戒監視を行っている公海上でありますので、前回と同じような状況の中で発生したことだと思っています。

Q:荒い危険な飛行というのは、近接した距離以外にまた何か特殊な事があったのでしょうか。

A:実際操縦していたパイロットの感覚として大変危険だという印象を持つような飛行の状況だったということだと思います。

Q:当該戦闘機なのですけれども、前回と同じものという認識ですか。

A:機種は同じ機種だと思います。具体的な内容については、これから更に詳細を検討することになると思います。

Q:この件、冒頭でも大臣お話になっていましたけれども、ジョンストン国防大臣の方からは何かお言葉はありましたか。

A:これは、先ほど冒頭で初めてオーストラリア側にお話をさせていただきましたので、ジョンストン国防大臣の方からは個人的な考えとして、「やはりこのような危険な行為、挑発的な行為については、これは個人的には非難する必要がある」というようなことをお話しされました。ただオーストラリアとしては今後「2+2」(日豪外務・防衛閣僚協議)が終わった後、これは丁度ビショップ外務大臣も来られておりますので、外務大臣と相談をして、オーストラリア側としての考え方については、そこで正式に話が出来るようにしたいことでありますが、個人的にはやはり、このような危険な一方的な飛行が事実であれば非難されるべきだというお話をされておりました。

Q:大臣これは、30メートルと40メートル。

A:30メートルと45メートルです。

Q:これは2度あったということ。

A:正確には、海上自衛隊のOP-3Cとの間で45メートル。航空自衛隊のYS-11EBとの間で30メートルの飛行があったということであります。

Q:いずれも同じスホーイ戦闘機。

A:これは、当然複数で行動するのが通常の航行になります、中国側の戦闘機。同じスホーイということでありますが、機種が同じかどうかはわかりません。いわゆる航空機の型は同じSu-27ということになります。

Q:先月24日に起きて厳重に抗議して、シャングリラでもかなり発信をされて国際世論にも訴えられたのですけども、にもかかわらずまた今回起きたということに対して、中国側の意図ですとか、日本側も抗議したということですが、どのような思いで今いらっしゃるのですか。

A:このような危険な行動を許すということ。これはやはり中国の軍当局もしっかりしたモラルを持っていただきたいということに尽きると思います。おそらくこの事案について、世界の空軍の関係者が感じることは、通常は、このような危険な飛行は行わないということに尽きるのだと思います。通常ではない今の中国の軍当局の状況ではないかと思います。

Q:この日豪「2+2」のタイミングでこの事案が起きたことに対してどのように思われますか。

A:これは、何か外交的な意図があるというふうにはあまり感じられないと思います。とにかく軍当局があれほどシャングリラで、国際社会の中で様々な発言を中国側にされた中で、またこのような事を起こすということ、これは本当に中国側には重くこのような事実を受止めていただきたいと思っています。

Q:中国側に抗議をしたということですが、今回軍事演習が行われていないと思うのですけれども、中国側はそれに対して日本側の抗議に対する反応はあったのでしょうか。

A:これは夕方行ったばかりであります。具体的には外務省から外交ルートを通じての抗議であります。この後の「2+2」の中でもこのような話が出ると思います。私もまだその事案について、外交ルートでの抗議について、この後報告を受けたいと思います。

以上

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