大臣会見概要

平成26年2月18日(09時13分~09時25分)

1 発表事項

 なし。

2 質疑応答

Q:記録的な大雪で、全国的に孤立集落などが相次いでいますが、現在の自衛隊の活動の取り組み、また今後どのように防衛省・自衛隊として取り組んでいくか、総理からどのような指示を受けていますかお願いします。

A:今般、14日から15日にかけまして、関東甲信から東北地方の広い範囲で、観測史上最大の大雪をもたらしました。自衛隊は、山梨県、群馬県、福島県、長野県、静岡県、東京都、宮城県及び埼玉県の1都7県の知事から災害派遣要請を受け、昼夜分かたず対応をしております。私は15日より現地の状況報告を受け、部隊に対して、自治体と協力して十分な対応を行うよう指示をいたしました。また、昨日第1回雪害に関する防衛省災害対策会議を開催し、私の方から今後の災害派遣活動を行うにあたりまして必要な指示を出したところであります。今まで部隊は現地におきまして立ち往生した車両、孤立した地域からの救助として61名、孤立した地域への物資輸送として約3.4トン、国道等の除雪を約83キロメートルなど行いました。今後とも人命救助を第一としつつ、自治体の具体的なニーズを踏まえて自衛隊の保有する能力を最大限発揮していきたいと思っております。また、特にここ数日後に雪の予報も出ておりますので、更なる被害が拡大しないように自衛隊としては万全の対策を取っていきたいと思っております。

Q:関連でありますが、今日閣議もあったと思うのですけれども、特に総理の方からこの雪に対して防衛大臣への指示ですとかそのようなものはあったのでしょうか。

A:閣議の内容については、官房長官からのお話があると思いますが、閣僚懇談会の中で、この大雪対策については、様々、それぞれ担当する閣僚からの報告は出ておりました。総理からは「万全の態勢を取るように」というようなご指示があったと承知しております。

Q:雪の関係で日本飛行機の整備施設で、雪で屋根が陥没して自衛隊機に影響が出たという事例があったかと思うのですが、損害状況はどうだったのかというのと、補償なり運用についての今後の見通しについてお願いします。

A:2月15日午前5時頃でありますが、神奈川県大和市に所在します日本飛行機の整備施設、第1ハンガーについて、雪の重みにより中央部屋根が陥没するという損壊状況が発生いたしました。当該施設には、定期修理中の自衛隊機6機、P-3Cが3機、OP-3Cが1機、EP-3が1機、UP-3Dが1機所在しておりました。現時点で、自衛隊機6機の具体的な損害は明らかではありませんが、報告を受け現地の写真を見た中では、かなり損害は大きいという印象を持っております。なお、今後の運用につきましてですが、これは現時点での運用に影響は出ておりませんが、やはり今後のことを考えますと、速やかにこの現地の状況について把握をするということが大切だと思っております。私の方からは速やかにこのような事故の後の運用についての対応を各幕には指示をさせていただきました。なお、この補償等につきましては、私どもとして、まずは現在の被害状況について、これを確認することが先決だと思っております。今回、屋根の陥没ということで、かなり周辺の建物についても大きな被害が出ておりますし、現時点で近づくことが危険だということで、まず、状況が改善して詳細な状況が分かってから具体的な検討をしていきたいと思っております。

Q:普天間飛行場の5年以内の運用停止など、負担軽減について話し合う関係閣僚と沖縄県知事で作る協議会の初会合が、今日夕方行われる予定です。そこで、改めて5年以内の運用停止の実現性について、大臣のお考えをお聞かせください。

A:今日はまだ知事から、あるいは佐喜眞市長からのご要請というのを受けておりませんが、いずれにしても、今日、その協議の中でこの負担軽減策についての様々な意見も交換されると思います。私どもとしては、総理がお話しされているように、できることを全て行っていくという、そのことに尽きるのだと思っております。なお、今日、具体的な要請を頂くということでありますので、受けた後、明日になるとは思いますが、沖縄基地負担軽減推進委員会、防衛省内の委員会を速やかに開催し、沖縄県そして宜野湾市からの要請についてその委員会の中でまた協議をしていきたいと思っております。

Q:要請を受けていないということなのですが、年末に5年以内に運用停止という要請が既に。

A:その要請は受けておりますが、今日夕方でまだ会議が行われておりませんので、その会議の中で知事・市長から新たな、あるいは具体的な話も出てくると思いますので、それを受けてということになります。

Q:5年以内の運用停止の実現性について大臣はどのようにお考えでしょうか。

A:総理が知事に対してお話しされているように、できることについては政府としてできることをしっかり進めて行く、そういうことだと思っております。

Q:知事からの要請を受けてなのですが、協議会を設置される意義についてどのようにお考えでしょうか。

A:負担軽減についてさらに促進を図る意味で意義のあることだと思っております。

Q:防衛省の推進委員会、2つのチームですけれども、具体的な検討状況がどうなっているかと、それで何か成果報告されたりあるのでしょうか。

A:現在まだ立ち上がったばかりでありますので、様々な内容について検討をしている最中だと思っております。また先般、真部次長が訪米し、米側との協議をする中でもこの負担軽減については意見交換を行ったと承知をしております。

Q:南極沖で座礁した「しらせ」ですけれども、日本時間の今日未明に離礁を試みるという話だったと思うのですが、結果について何か報告がありますでしょうか。

A:第55次南極地域観測に協力中の海上自衛隊の砕氷艦「しらせ」でありますが、南極地域観測隊からの依頼を受けまして、南極のロシア・マラジョージナヤ基地、これは現在無人状態にありますが、その周辺の調査をするということで同基地沖約700m地点を砕氷航行中のところ、2月16日日本時間13時40分頃、暗礁に接触し座礁いたしました。現在、「しらせ」の船体に一部浸水が認められるものの、人員への被害はなく油の流出もございません。また、浸水部は二重底となっていますので、船の構造上、離礁できれば航行に支障はないということであります。何度かこの座礁の所からの離礁作業を挑戦、継続しております。直近は現地の満潮時に合わせまして今日の日本時間午前4時の段階で再度挑戦しましたが、現在まだ離礁できていないという報告がきております。なお、昭和基地への補給等の輸送業務については2月8日土曜日までに既に完了しており、今回の座礁の状況については、ちょうど南極地域観測隊の依頼を受けた調査を行っている最中にこのような座礁事故に遭ったということだと思います。

Q:今後の対応の方針としては何かあるのでしょうか。

A:現在、満潮時を利用しての離礁について作業を試みているところであります。いずれにしてもこれが長期化するということになりますと、隊員等の、あるいは乗組員、観測員等の健康にも影響が出てくる可能性がありますので、そこはどのような形で離礁作業ができるかしっかり検討していきたいと思っております。

Q:大雪の関連に戻るのですが、車両の立ち往生や孤立という状況が継続しておりまして、こうした被害が長期化していることに対する対応の遅れとか、あるいは部隊の派遣の数が少ないのではないかという指摘も出ているのですが、大臣のご見解をお願いします。

A:ご存じのとおり自衛隊はあくまでも自治体の要請を受けての出動ということになります。私どもとしては出動の要請がありましたら速やかに出てまいりますし、また今回は特に重機等での出動が要請の中心だと聞いておりますので、特に人海で作業するというよりもむしろ必要な重機で道路の除雪作業等を主に行うのと、また空輸におきましては物資の輸送等の依頼があればそれを速やかに対応するということだと思っております。

Q:関連しまして、来週日米の共同訓練が関山と相馬原の演習場で計画がありましたが、これには影響というのは今のところないと考えてよろしいのですか。

A:現時点で、演習について、今回の大雪に関してその対応についてどうするかというような報告は上がってきておりません。いずれにしても天候の状況を再度確認してから判断するものだと思っております。

以上

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