大臣臨時会見概要

平成24年4月13日(20時14分~20時30分)

1 発表事項

 防衛省・自衛隊は、発射強行に対し、国民の生命と財産を守るとの使命を果たせたと思っております。先ほど、防衛会議を開催して、部隊の撤収を決めました。関係自治体との連絡を始めたいと思っております。今日の発表までの対応は適切であったと思っております。私は、7時40分から発表まで、中央指揮所におり、発射、飛行、落下そして場所を確認いたしまして、日本に影響なしということで、発表をさせていただきました。これからも、防衛省・自衛隊は、万全の態勢で更なる努力をしていきたいと思いますし、その使命を果たしていくためにがんばってまいりたいと思うところでございます。

2 質疑応答

Q:今、「対応は適切だった」ということですけれども、国民への発射情報の伝達が遅れた理由については、どのように考えますか。

A:先ほど申し上げましたように、中央指揮所で情報収集をし、そして、発射から落下場所まで、その確認をしていたわけであります。何と言っても、我が国に影響があるかどうかというのが、最大のポイントでございますので、その点を確認していたと。そして、連絡を取りながら、防衛省としても発表をさせていただいたというのが現状でございます。

Q:アメリカと韓国に比べて、報道とかがワンテンポ遅れたかと思うのですけれども、日米韓3カ国の連携については、どのような感じなのでしょうか。

A:米国との連携は、大変緊密な連携がございました。ルース大使とも、午後に連絡を取り合いながら、連携が取れたのではないかということでございましたので、私は、日米の連携は非常によかったのではないかと思っております。当然、地理的な状況もございますので、確かに若干の遅れは、私は韓国との差はあるということは否めなかったと思いますが、最大限努力をして、そして発表をしたということで、適切であったと思っております。

Q:それはミサイル発射時も適切に連携できたということなのですか。

A:当然、そうでございます。

Q:官房長官は、「政府としての第一報発信というのは、官房長官が行うつもりであった」というようなお話だったのですけれども、今日は結果的に大臣の方が発表されましたが、その辺については何か齟齬があったのでしょうか。それとも何か臨時的に大臣が。

A:連携は取っておりました。発表が若干、地理的な条件から、閣議もございましたので、こちらを早く出たと、こういうことで少し発表が私の方が早かったということでございます。官房長官にもその旨、申し上げたところでございます。

Q:今、仰った「地理的なものもあって」というのは、どういう意味ですか。要するに官房長官との間で地理的ことがあって、こっちが先になったと今、おっしゃいましたけど。

A:防衛省から閣議に向かう、あるいは安保会議に向かうということでございましたので、そういう時間的なところが、少しあったということでございました。

Q:事前には、田中大臣が先に発表するということが官邸との間で調整ができていて、それでやったということなのか。そうじゃなくて後で、こちらで言いましたというふうに事後承諾したというのはどういうことですか。

A:情報は共有いたしておりました。そういう中で、私も若干の会見をさせていただいたわけでありますが、主だって会見をしていただいたのは官房長官でございます。主に官房長官が政府として、記者会見をしていただいたと認識いたしております。

Q:「先にやりますよ」ということは伝えていたということでいいのですね。

A:情報共有はいたしておりました。

Q:情報共有ではなくて、「会見で先に発表するよ」というのは。

A:これは非常に緊迫した中での対応でございますが、情報は共有をして対応したということでございます。

Q:防衛省から官邸の方には、どういう条件のときに「発射」という連絡をすることになっていたのでしょうか。

A:当然、ルールどおりに対応いたしました。少し詳細については、またご説明があると思いますので、私の会見はまた対応させていただきます。

Q:大臣としては、長官が「8時03分の大臣からの電話が、最初のSEWと、日本には来ないという連絡だった」と会見で言っていますが、大臣としても8時03分が初めて官房長官なり官邸側に連絡したという認識でよろしいですか。

A:私自身が官房長官に連絡いたしましたのは、そのとおりでございます。

Q:それ以前には連絡はないということで。

A:ルールどおりに対応しているのが、防衛省としての状況でございます。

Q:それが一番最初の連絡かどうかということを私は伺っています。

A:今、その点を含めて、現在、政府全体でそのやりとり等については整理をしておるということでございますので、それ以上この場では失礼させていただきたいと思います。

Q:内閣官房の審議官が、「防衛省から官邸に対してSEW等の情報が正式に上がったのは8時16分だ」と自民党の国防部会等で発言していますが、防衛省として正式な連絡は8時16分ということでよろしいのですか。

A:政府全体で、連絡等は今整理をしているところでございますので、時間等を含めてこの場では控えさせていただきたいと思います。

Q:それは把握していないということですか、大臣。

A:把握をして今、全体の整理をしているということでございます。

Q:もう一点伺いますが、日本のレーダーは今回この北朝鮮のミサイルの発射を結局捉えられたのでしょうか。それとも捉えられなかったのでしょうか。

A:日米関係のこともございますので、その点も改めてご報告ができるような状況であれば、私からまた責任を持ってお答えをさせていただきたいと思います。今日は、それ以上のことは控えさせていただきたいと思います。

Q:一点確認したいのですけれども、官邸の情報伝達の認識と、防衛省の今、大臣が説明された情報伝達の認識が、齟齬があるように聞こえるのですけれども、何が原因でそのような状況が出ているのかと。これは、ヒューマン・エラーですか。

A:特に齟齬があったとは思っておりません。ルールどおりに対応したということで、私は認識をいたしております。

Q:大臣ご自身が発射の時間を確認したのが何時で、また、墜落したのを確認したのが何時で、またその情報を官邸に伝えたのは何時でというのは、大臣ご自身がされたところを伺いたいのですけれども、まず発射を確認したというのは。

A:連絡を私もいたしました。また、防衛省もしているわけでありますし、相互の関係もございますので、「今、政府全体で整理をしている」と、先ほど申し上げたとおりでございますので、その点につきましては、またご報告をする機会があるのだと思います。

Q:大臣、質問に答えてないですよね。要するに報告したということじゃなくて、大臣ご自身はいつ確認したのですかという質問に対してはどう答えているのですか。

A:ですから、先ほど申し上げましたとおり、7時40分から発表の中で重要な点につきましては、その都度確認をして、そして、総合的に確信を持って対応、努力をして、そして発表をしたということでございます。

Q:落下を確認したのは何時頃ですか。

A:ですから先ほど申し上げましたとおり、その中に時間は特定をされるわけでありますが、今は連絡等のこともございますから、政府全体で整理をしているということでございます。

Q:大臣、整理しているということは、現時点ではわからないということですか。まだ、整理していると言っても、もう何時間も。

A:いや、わからないということはございません。私、そしてまた防衛省が対応したことについては全て整理をいたしております。しかし、相互で連絡を取り合ったり、いろいろあるわけでありますから、その点を全て整理をしているということでございますので、今日はこの程度にさせていただきたいと思います。

Q:官房長官の方で「ダブルチェックをする」ということを言っていますけども、結局SEWだけでは発射は確認できないということで、そういう方針で臨まれたみたいなのですけれども、最終的に確認するまでに、要するにどういう情報でダブルチェックをしたのでしょうか。これで発射したというふうに確認したのは、どういう情報を踏まえて確認されたのか。

A:ご指摘はよくわかります。私、そしてまた防衛省といたしましては、7時40分から私が発表いたしました8時24分までに、先ほど言いました大事な点を確認し、それは、いろいろな情報収集をいたしまして、そのような確認をしたわけでございます。そして、発表をさせていただいたということでございます。

Q:ダブルチェックの件ですけれども、06年の時はすぐチェックをするということで発射の発表が遅くなったと。その反省を受けて09年はとにかく SEWの情報が入ったら速やかに発表しようということで、割り切ってやろうと決まったと指摘している人もいるのですけれども、そこからまたダブルチェックするということになった理由というのは、どういう経緯で。

A:最新のルールどおりに対処をしたと私は認識をしています。

Q:ご感想ですけれども、沖縄の自治体、沖縄県が今回情報伝達が遅れたことに対して、不信感とは言わないまでも不満の声が出ています。石垣島だとか宮古島だとか沖縄県の皆さんですが、そういうことに対して、所管が違うと言われればそれまでなのですが、大臣としてどのようにお考えでしょうか。

A:情報伝達が遅れたと私は考えてはおりません。今の防衛省、そしてまた、この態勢、あるいは連携を取りながら、私は適切に対処をしたと思います。ただ、沖縄の皆様方をはじめ、配備した地域をはじめとして、確かにいろいろなご不安があったのだと思っておりまして、すべてが防衛省として対応ができたかということはあるわけですので、これを機会に、更に地域の皆様方ともお話を伺って、そして、正すべきところは正していくということで、防衛省は考えていければと思っています。

Q:最初のSEW情報を確認されてから20分ほどたった8時過ぎに、政府がEm-Netで日本政府として発射を確認していないという情報を流しているのですけれども、この政府の対応についてどうお考えでしょうか。

A:私たちは、努力をして、先ほど言いましたように重要な内容について確認をしていたわけでありますし、それを確定していくという作業でやってきているわけであります。申し訳ありませんけれども、その情報については、私は、事務方から後で聞いたということが現実でございます。

Q:先ほど、「情報が遅れていたとは考えていない」と仰ったのですが、これは政府として、Em-Netを通じて国民に対して通知をするということか、もしくは大臣が8時23分に発表されたということか、どちらのことを言われているのでしょうか。

A:Jアラートは、当然、防衛省とは非常に関係があるわけですし、危険があった場合、上空を飛んだ場合には当然連絡があるわけですが、今回は、日本に影響無しという結論を防衛省としても得られたわけでありますから、おそらく、Jアラートは、日本国内どこにも連絡は行かなかったと。これは、日本の国土の上空を飛行するということはなかったということです。Em-Netについては、防衛省としては、直接的な連携は、特にあるわけではございません。

Q:言われたのは、あくまでも大臣が8時23分に発表されたことが全然遅くないということですか。

A:はい。適切に対応したと思っています。

以上

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