大臣臨時会見概要

平成23年7月17日(09時37分~09時45分)

1 発表事項

なし。

2 質疑応答

Q:大湊も東北の大震災で支援に当たったところなのですけれども、今回の震災対応で、自衛隊が有事とか災害時に、機動的に部隊をどう輸送するかということが課題になった点があったと思います。大湊の場合だと、アメリカ軍の協力を得て帯広から陸自を運んだりということもありましたけれども、自前で防衛省として高速輸送船等を整備するべきだという声がある一方で、財政事情も厳しい中で、民間企業からチャーターするほうがいいのではないかというような指摘もありますけれども、大臣としては高速輸送のあり方というのは、どのようにお考えでしょうか。

A:今、お話にあったとおりでね、そうかと言って、最大の危機を想定して、装備を常に持つというのは現実的ではないので、民間船のチャーターをどういう契約方法にしていくかと、民間のほうも設備投資して使う時だけお金をいただくと、こういう話では採算が合いませんから、そこのところの研究をこれからしっかりやっていくというように思っています。

Q:その場合に、民間だと自衛隊の装備を入れるとか、火器の取り扱いをどうするかとか課題はあると思うのですけど、それは民間の業界団体からご意見を聞いたりとか、いろいろそういうようなことを今後考えられるのでしょうか。

A:これからの自衛隊のあり方が動的防衛力ということですから、当然輸送能力というのは、その根幹に関わることですから、その辺のところを早急にしっかり検討したいと。民間を常にあてにしていく場合、民間の採算ベースというものがありますから、その辺は海上自衛隊としても、もう少し装備は充実する必要があるので、そこを両方から歩みよるような形で、成果を上げていきたいと思っています。

Q:政局なのですけれども、先週末に総理の退陣の3つの条件、まず2次補正が審議入りしました。また一方で、党内で即時の退陣を求める若手の集会が開かれるという状況がありました。背景には、自民党等との間で、条件の一つである公債特例法の審議がなかなか進まないということもあると思いますが、一方でなかなか総理が本当にその3条件が揃えば退陣なさるのか、あるいは、さらに続投をお考えになっているのか、また脱原発という話もありましたが、そういったもので解散に打って出るのではないかと、なかなか総理の真意が見えないところもあるように見えますが、総理にお近い立場におられます大臣として、その総理の真意についてどのように考えてらっしゃいますか。

A:総理大臣というのは、我が国にとっては最大にして、また一般から見れば、分かりにくいところがあるのは当然だと。それはなぜかというと、今現にこの国の全責任を負っているということと、この国の方向性を間違えないようにしなければならないという責任を有していますから、いつ辞めるとかそのようなことを総理が言ったら、政治は一瞬にして止まりますから、そのことを性急に与党の中で要求するというのは、与党議員としての責任の欠如だと。それはむしろ総理に向けるのではなくて、総理を支えている与党の執行部との間でしっかりとした議論すべきで、今は野党と一緒になって総理を責めていれば自分の身の安全があるような錯覚を起こしているのは、与党議員としての自覚の欠如ですね。だって、国民にみんなで訴えて政権交代をして、自分達で代表を選んで内閣を形成したわけだから、全力あげてこの内閣が国民のために役に立つようにサポートするのが与党議員、そしてまたもっと言えば内閣のそれぞれの閣僚の責任ですから、原点に戻ってまじめな議論をするべきです。例えば今度の原発のあり方についても、総理の方向性を、皆でもって「私もそう思う」と言いながら、「プロセスが分からん」とか、それは一緒になって考えるのであって、原発について今まで誰か、この福島の原発があった後に、原発政策について国民に訴えた人がいるかと言えばいないので、総理が言った途端に「方向性は正しいけど、プロセスが出来上がっていない」と。プロセスについて大いに議論するために総理が提言しているわけだから、まじめにやればいいと。

Q:ただ、やはり、もう一つは3条件というものが、あまりに大きくなりすぎて、一つでも欠けたらどうなるのだということも考えてしまうのですけれども。

A:いや、そんなことには、3条件というのは大きな意味での方向性を言っているので、政治の継続性とか、そしてこれは期間も時間もそうだし政策的にも空白を作らないようなスムーズな移行、それから民主党の政権としての、大きな枠で民主党政権の継続が担保されれば、総理は「若い世代に引き継ぎたい」とこう言っているのだから、それを一つずつ論って、議論を狭くしていくとますます総理が不安になるでしょう。自分達がしっかり総理をサポートしながら、「松明を引き受けていきますよ」という環境をむしろ党内で作るべきだろうと思う。一方で、総理周辺のところで、いろいろなメッセージを出すのに、少し準備不足というか、総理の周りで、もう少し経験を積んだ人たちがサポートしていくような体制を取っていないということにも、混乱の一つの原因があるのかもしれない。石田三成みたいなのばかりいっぱいいても駄目だよ。

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