今後の普天間飛行場移設問題の効果的推進について

平成9年9月2日

閣議決定

1.趣旨

 今後の普天間飛行場移設問題の処理を関係行政機関相互の密接な連携と協力の下に、より効果的かつ強力に推進することとし、このための体制整備を図るものとする。

2.本部の設置

  1. 防衛庁に普天間飛行場移設対策本部(以下「本部」といういを設置する。
  2. 本部は、普天間飛行場代替施設の建設並びにこれに関連する地域振興策、跡地利用及び広報についての関係機関相互の連絡調整等を行うものとする。

3.本部の構成

  1. 本部の構成は次のとおりとする。
    • 本部長
      • 防衛庁長官
    • 本部長代理
      • 防衛事務次官
    • 本部員
      • 内閣官房内閣内政審議室長
      • 内閣官房内閣広報官
      • 防衛庁防衛局長
      • 防衛庁統合幕僚会議議長
      • 防衛施設庁長官
      • 沖縄開発庁総務局長
      • 外務省北米局長
      • 大蔵省大臣官房長
  2. 本部長は、必要があると認めるときは、本部員以外の関係行政機関の職員を本部の会議に参加させ、意見を述べさせることができる。
  3. 本部に事務局を置き、事務局長は、本部長が指名する防衛庁長官官房防衛審議官をもって充てる。
  4. 部会の設置
     本部には、部会を設けることができる。
  5. 現地対策本部の設置
     現地における関係行政機関相互の緊密な協力を図るとともに、関係地方公共団体との連絡調整を図るため、現地対策本部を置く。
  6. その他
     前各号に定めるもののほか、本部の運営に関する事項その他必要な 事項については、本部長が定める。