キャンプ・シュワブ沖 海上ヘリポート案について

普天間飛行場移設対策本部

はじめに

 市街地の中央部に所在する普天間飛行場は、沖縄県民の皆様が長年にわたり、その返還を強く要望されてきたものです。

 この実現のためには、普天間飛行場の機能を代替できるヘリポートが必要です。

 このヘリポートについては、安全、騒音、自然環境などを考慮し、住民の方々への負担、影響をできる限り小さくできるという観点から、また、必要がなくなった場合は撤去可能な、海上ヘリポートを検討することとしました。

 キャンプ・シュワブ沖水域は、水域の範囲が広いこと、周辺地域への影響を極力少なくすることが可能であること、ヘリポートを支援する海兵隊の施設が近くにあることなどから候補地としての調査を行なってきました。

 その結果、安全性、生活・自然環境に与える影響など、様々な面について検討を行い、キャンプ・シュワブ沖水域は建設適地であると考えております。

 政府としては、こうした考え方をもとに、海上ヘリポート案を地元の皆様に対してご説明し、ご理解をお願いするものです。

海上ヘリポート案

  • 現在考えている海上ヘリポートは、長さが約1,500m・幅が約600m程度で、約1,300mの滑走路・管制塔・格納庫・駐機場・整備施設・倉庫などがある施設です。
  • 海上ヘリポートの建設には、下図に示す2つの新しい工法の採用を計画しています。
  • 生活・自然環境の保護に優れ、必要がなくなった場合は撤去できます。
  • 海上ヘリポートの構造は、沖縄における100年に1度来襲する可能性のある大型の台風などによる波浪・風などの自然災害・船舶の衝突に対しても十分耐えられるように設計し、安全性はしっかりと確保します。

工法の概要とイメージ図:杭式桟橋方式(浮体工法)

工法の概要とイメージ図:ポンツーン(箱)方式

建設候補地

  • 海上ヘリポートの建設候補地は、下の図のA・B2つの地点です。
  • 最寄りの住宅地から1.5km以上雛れ、市の中心部からは間に山を挟んで10km以上離れた海の上です。

A:辺野古崎南側のリーフ内…杭式桟橋方式
B:辺野古崎南側のリーフ外…ポンツーン方式

AとBの地図

安全確保と生活環境保護

  • 海上につくられ住宅地から遠く離れているため安全です。
  • 航空機騒音は環境基準値以下です。
  • 海上ヘリポートができることで市民生活の安全や生活環境に影響がでないように、しっかりと配慮します。
 ヘリポートができると住宅の上を飛ぶのでは?
A 集落や学校・幼稚園などの上空の飛行は避けます。
 住宅地でどのくらい音がするの?
A 航空機の騒音予測調査の結果では、海上ヘリポートに―番近い住宅地域でも、環境庁が航空機騒音の環境基準で「専ら住居の用に供される地域」について定めた基準値を満たしています。
 津波がきても心配ないの?
A 海上ヘリポートは、今までに沖縄本島を襲った津波の中で最大のチリ地震による津波に耐えられるよう設計します。

自然環境の保護

  • 海上ヘリポートの建設にあたっては、サンゴ・藻場などの自然環境を保護し、影響を最小限にするよう努めます。
  • 海上ヘリポートからの排水は、汚水処理施設で処理し、汚染を防止します。
  • 海上ヘリポートでは、自然環境に与える影響を最小限とするように、最新の技術も利用して、しっかりと配慮します。
 サンゴが死んでしまうのでは?
A 建設場所によってはサンゴに影響がでる場合がありますが、その場合でも影響が最小限になる場所を選定するとともに、サンゴが着生しやすい環境をつくるなど可能な限り保護に努めます。モニタリングも実施します。
 波しぶきによる影響があるのでは?
A 波しぶきはリーフや防波堤で発生しますが、海上ヘリポートの建設にあたり防波堤を設置する場合でもリーフより沖合に設置するため、新たな潮害が発生することはありません。
 油が漏れ海が汚染されるのでは?
A タンクなどから油が漏れても海に流出することがないように、構造上の工夫をするとともに、油水分離処理装置を設置し、漏油防止対策に万全を期します。

漁業への配慮

  • 海上ヘリポートができることにより、その周辺での漁業活動への制約が変わりますが、漁業者の方々が受ける損失の補償は適正に行います。
 藻場がなくなり魚が住めなくなるのでは?
A 海上ヘリポートの建設にあたっては、できるだけ藻場の少ない位置を選定するとともに、影響を受ける一部の藻場については移植を行い、可能な限り保全に努めます。
 水質・潮流が変わり魚や海草に影響があるのでは?
A 海上ヘリポートからの生活排水などについては、富栄養化や海洋汚染による海洋生態系への影響が生じないように、適切に処理を行います。海上ヘリポートができることによる潮流への影響は小さいと見込まれます。

地域の活性化

  • 海上ヘリポートができることで、地域経済の活性化が図られるように、雇用の拡大や生活環境の整備に配慮します。
 地元にメリットはあるの?
A 政府は地域経済の振興に最大限の努力を行います。海上ヘリポートでは、施設の維持・管理など各種の業務が見込まれますので、雇用の拡大などにつながるよう配慮します。
 また、海上ヘリポートができることで、政府から各種の交付金が交付されます。
 建設はどのように進められるの?
A 海上ヘリポートの建設では、土木工事・建築工事などの工事が長期にわたって行われますが、工事に際しては、主として海上から資材を搬入するなど、住民の方々の日常生活に影響が出ないよう努めます。
 なお、各種工事にあたっては、地元企業への発注や地元から相当多数の雇用・食料品などの調達が行われるように、十分配慮します。

普天間飛行場とここが違います。

  • 市街地ではなく海上に建設される安全・騒音に配慮したヘリポートです。
  • まちづくりの障害とならないように配慮したヘリポートです。
  • 普天間飛行場の1/5に整理・縮小されたヘリポートです。
  • 新しい工法で建設される撤去可能なヘリポートです。

普天間飛行場(宜野湾市) キャンプ・シュワブ沖

お問合せ

現地対策本部事務局(那覇防衛施設局)
那覇市久米1-5-16
098-868-0174(代表)内線445・446・447

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