日マレーシア防衛相会談(概要)

平成30年9月11日
防衛省

 平成30年9月11日、小野寺五典防衛大臣は、第10回日ASEAN防衛当局次官級会合の特別講演者として招聘され訪日中のマレーシアのモハマド・ビン・サブ国防大臣と防衛省にて会談したところ、概要は以下のとおり。また、会談に先立って、「日本国防衛省とマレーシア政府との間の防衛協力・交流に関する覚書」への両大臣による署名が行われた。

1.日マレーシア防衛協力・交流

 冒頭、小野寺大臣からモハマド大臣に対し、名古屋で開催された第10回日ASEAN防衛当局次官級会合に特別講演者として出席していただいたことに謝辞を述べた。
 両大臣は、覚書への署名を歓迎するとともに、今後、覚書に基づき、軍種間交流を始め幅広い分野で防衛協力を具体化していくことで一致した。
 また、両大臣は、本年4月の「防衛装備品・技術移転協定」が締結されたことを踏まえ、今後、防衛装備・技術協力を進めていくことで一致した。
 また、小野寺大臣から、法の支配に基づく自由で開かれた海洋秩序は国際社会の安定と繁栄の礎であり、「自由で開かれたインド太平洋戦略」に基づき、マレーシアとも協力していきたい旨述べた。

2.日ASEAN防衛協力

 小野寺大臣から、日ASEAN防衛協力について、人道支援・災害救難等の分野で更に深化させていきたい旨述べ、これに対してモハマド大臣から、これを歓迎するとともに、マレーシアとしても今後も協力していく旨応答があった。

3.地域情勢

 両大臣は、北朝鮮及び南シナ海を含む地域情勢についても意見交換を行った。
 北朝鮮に関し、小野寺大臣から、北朝鮮による「瀬取り」について説明しつつ、北朝鮮が具体的な行動を取らない限り、制裁を緩めるべきではない旨述べ、国連安保理決議の厳格な履行に向けて協力したい旨述べた。これに対し、モハマド大臣から、マレーシアとしても、北朝鮮の完全な、検証可能な、かつ不可逆的な、非核化を完全に支持する旨の発言があった。
 また、南シナ海についても、両大臣は、国際法に基づく平和的な解決が必要であり、国際社会として取組む必要性があるとの認識で一致した。

(了)