「第3回プロフェッショナル・エアマン・プログラム(PAP)」について(結果概要)

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2月20日(月)及び21日(火)、防衛省・自衛隊は、日ASEANの空軍種間での相互理解・信頼醸成の促進や人道支援・災害救援(HA/DR)に関する知見共有などを図るべく、ASEAN各国の空軍士官などを我が国に招へいし、「第3回プロフェッショナル・エアマンシップ・プログラム(PAP)」を開催しました。

このPAPは、2018年10月の「第4回日ASEAN防衛担当大臣会合」において、日本側の提案により始まったものであり、日ASEAN防衛協力の指針である「ビエンチャン・ビジョン2.0」に基づき、「自由で開かれたインド太平洋」の維持・強化に向け、ASEANの強靱性の強化に資するべく取り組んでいるものです。

「日本ASEAN友好協力50周年」の節目に当たる今年のPAPは、令和元(2019)年7月の第1回以来、約4年ぶりに対面で開催することができ、第一線で日々活躍する航空自衛隊の隊員を含め、防衛省・自衛隊とASEANからの参加者との相互理解・信頼醸成、HA/DR分野での専門的・実践的な知見の共有を一層促進することができました。

最後に、PAPに参加したASEAN一行は、小野田防衛大臣政務官及び井筒航空幕僚長をそれぞれ表敬しました。

主なプログラム

セミナー

  • 「日本の防衛政策」:我が国の「国家防衛戦略」について説明し、我が国の防衛政策の理解を促進
  • 「人道支援・災害救助(HA/DR)」:専門家交流や共同訓練などHA/DRに関する空自の取組みについて紹介後、各国と意見交換を実施

「日本ASEAN友好協力50周年」特別講演 ~FOIPと日ASEAN防衛協力の将来~

本年が「日本ASEAN友好協力50周年」であることを踏まえ、元ASEAN日本政府代表部大使の須永和男氏から、「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」と日ASEAN防衛協力の将来について講演

部隊研修

航空自衛隊航空機動衛生隊(小牧基地)及び浜松救難隊(浜松基地)での研修を通じ、ASEAN地域でも多発する各種災害等に対応するため、HA/DRに関する航空分野の専門的・実践的な知見を共有