第1回プロフェッショナル・エアマンシップ・プログラム(PAP)の開催(結果概要)

英語版/English

  • 7月8日(月)から11日(木)の4日間にわたり、防衛省及び航空自衛隊基地等において、防衛省の主催により第1回プロフェッショナル・エアマンシップ・プログラムが開催された。
  • 本プログラムは、日ASEAN防衛協力の指針「ビエンチャン・ビジョン」に基づく実践的な防衛協力の一つとして、ASEAN全加盟国(注)及びASEAN事務局から空軍士官(中佐及び少佐)等を招へいし、各種のシンポジウムや部隊訪問を通じて、日ASEAN空軍種間での信頼醸成の促進及びインド太平洋地域における「法の支配」の貫徹に貢献し、もって地域の安定に寄与することを目指すものである。
  • (注)ブルネイ、カンボジア、インドネシア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム
  • プログラム前半の2日間にわたって開催した航空の安全保障・国際法シンポジウムでは、「航空の安全保障」及び「国際航空法と規範」について意見交換を行った。防衛省からは、防衛政策局国際政策課、航空幕僚監部防衛部防衛課、首席法務官付等の職員が参加した。
  • セッション1の「航空の安全保障」では、参加者が各国の航空分野における取組や課題について発表した上で意見交換を行い、相互理解を深めた。
  • セッション2の「国際航空法と規範」では、日本とシンガポールから発表を行った上で意見交換を行い、昨年のASEAN国防相会議(ADMM)において採択された「空中における軍用機同士の遭遇に係るガイドライン(GAME)」の展望や、「防空識別圏」、航空自衛隊の取組について認識を深めた。
  • プログラム後半の2日間にわたって実施した部隊訪問では、10日に航空自衛隊入間基地の航空医学実験隊を訪問して訓練装置見学及び空間識訓練の体験を行い、11日に航空自衛隊美保基地の第3輸送航空隊を訪問して物料投下等の訓練及び施設の見学を行った。この他、入間基地と美保基地を往復する際、45年以上にわたって運用されているC-1輸送機及び最新のC-2輸送機の体験搭乗を実施した。

このページのリンクは WARP(国立国会図書館データベース)のアーカイブに移動します。