第5回PKO専門家会合/第4回WPSセミナーの概要

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第5回PKO専門家会合/第4回WPSセミナーの概要
第5回PKO専門家会合/第4回WPSセミナーの概要
第5回PKO専門家会合/第4回WPSセミナーの概要
第5回PKO専門家会合/第4回WPSセミナーの概要
日程 令和5(2023)年12月5日
開催地 対面及びオンラインでのハイブリッド開催(共同議長国日本がホスト)
第5回PKO専門家会合
議題 第4期の活動総括、次期共同議長国への引き継ぎ
  • 両議長は第4期PKO専門家会合での活動を総括し、会合はWPSやPKOのための行動(Action for Peacekeeping: A4P)及びA4P+等、PKOに関する認識の向上及び理解促進に寄与し、各国の派遣能力の向上や派遣前・能力構築のための訓練の質的向上に資する成果が得られたことを確認した。
  • また、2023年9月に実施した国連平和維持活動要員候補者能力評価事業(Competency Evaluation Program for Prospective UN Peacekeepers:CEPPP)について、会合では各国参加者や専門家へのアンケート結果や意見を基に総合的な事後研究会(After Action Review:AAR)を実施し、今後PKOに派遣されうる各国要員がPKOの現場で国連軍事監視要員、施設要員、衛生要員の間で、また、国連PKOミッション内の文民部門や現地で活動する人道支援機関との間でより効果的な調整を演練することにより、CEPPPの目的を成功裏に達成したことを確認した。
  • 次期PKO専門家会合の共同議長国であるブルネイ及び中国への引継ぎを完了した。
第4回WPSセミナー
議題 紛争下の性的暴力、国連PKOにおける効果的な民軍連携
  • 3つの多機能型国連PKOミッション(※)で紛争下の性的暴力(Conflict-related Sexual Violence:CRSV) を担当する現職の専門家やUNMISSの元軍事部門ジェンダー顧問から、各自の役割や責任を紹介し、PKOミッションにおいて、CRSVにより効果的に対応するための民軍連携のあり方について知見の共有を得た。
  • 専門家はCRSVに関する最新の状況について参加者の理解を深め、参加者本国・組織における一層のWPS推進を促進した。

国連南スーダン共和国ミッション(UNMISS)、国連コンゴ共和国安定化ミッション(MONUSCO)、国連中央アフリカ多面的統合安定化ミッション(MINUSCA)

  1. WPS(Women, Peace and Security:女性・平和・安全保障):2000年、女性・平和・安全保障(WPS)に関する国連安保理決議第1325号が採択された。国際的な平和と紛争予防、紛争解決には女性の平等な参画や紛争下の性的暴力からの保護、ジェンダー平等が必要であると明記され、国連加盟国に女性の参画等を要請。