平成27年5月30日 日米防衛相会談の概要

平成27年5月30日
防衛省

 平成27年5月30日、11時40分から約30分間(現地時間)、中谷防衛大臣とカーター米国防長官は、第14回IISSシャングリラ会合の機会にシンガポールにおいて会談を行ったところ、概要次のとおり。

1.総論、地域情勢

 両閣僚は、アジア太平洋地域における安全保障環境について意見交換した。両閣僚は、東シナ海、南シナ海等における力を背景とした現状変更の試みに反対することで一致した。
 また、両閣僚は、アジア太平洋地域における安全保障環境が厳しさを増していることを踏まえ、日米韓、日米豪といった3か国間の防衛協力を更に進展させていくことで一致した。さらに、両閣僚は、アジア太平洋地域の平和と安定に寄与するとの観点から、能力構築支援等の東南アジア諸国との協力を引き続き強化させていくことで一致した。

2.新ガイドラインの実効性確保と平和安全法制

 中谷大臣から、平和安全法制が先般閣議決定され、国会での審議が始まった旨説明した。両閣僚は、今般の法制が新ガイドラインの実効性の確保につながることを確認した。また、両閣僚は、新しい同盟調整メカニズムの設置、共同計画の策定、物品役務相互提供協定の迅速な交渉といった、新ガイドラインの実効性確保のための取組を引き続きしっかりと進めていくことを確認した。
 さらに、両閣僚は、「サイバー防衛政策ワーキンググループ」におけるこれまでの検討の成果がとりまとめられたことを歓迎し、サイバー空間に関する日米協力を一層強化していくことで一致した。

3.米軍再編

 中谷大臣から、一日も早い普天間飛行場の返還とキャンプ・シュワブへの移設に向けて引き続き全力で取組んでいる旨説明するとともに、キャンプ・シュワブへの移設が普天間飛行場の継続的な使用を回避するための唯一の解決策である旨発言した。また、中谷大臣から、沖縄の負担軽減の重要性について説明した上で協力を要請し、カーター長官から、沖縄の負担軽減について引き続き協力していく旨の発言があった。

4.オスプレイ

 中谷大臣から、2017年からのCV-22オスプレイの日本への配備について、日米同盟の抑止力・対処力を向上させ、アジア太平洋地域の安定に資するものであるとして国民に説明をしているところであるが、ハワイで事故が発生したこともあり、今回の事故に係るものを含め、安全性の確保の観点から必要な情報提供を要請した。カーター長官からは、必要な情報提供を行っていく、既に配備されているMV-22を含め、オスプレイの安全な運用を改めて徹底する、との発言があった。

(以上)

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