第8回日ASEAN防衛当局次官級会合(アジア太平洋地域における共通の安全保障課題に関する防衛当局高級事務レベル会合)


今会合に出席した各国次官級参加者

 9月20日(火)及び21日(水)の間、仙台において、防衛省の主催により「第8回日ASEAN防衛当局次官級会合」が開催された。

 我が国からは、真部朗防衛審議官が参加して議長を務め、ブルネイ、カンボジア、インドネシア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム及びASEAN事務局の次官級等が参加した。

 日ASEAN防衛当局次官級会合では、プログラムの1つとして、ASEAN各国の国防大臣(1名)を招へいすることとしている。本会合では、2014年に初めて開催された「日ASEAN防衛担当大臣会合」の開催国であったミャンマーのセイン・ウィン国防大臣を招へいした。

 9月20日(火)、本会合の冒頭、セイン・ウィン・ミャンマー国防大臣が基調講演を行い、ミャンマーから見た地域情勢について述べるとともに、地域の平和と安定のために日本が更なる役割を果たすことについて期待が示された。

 同じく9月20日、小林鷹之防衛大臣政務官は、歓迎挨拶の中で、参加者の訪日を歓迎するとともに、我が国は、ASEAN共同体を発足させ、中心性と一体性の強化を進めるASEANの取組を支持するとともに、国際協調主義に基づく積極的平和主義の下、そうしたASEANと手を携えながら、地域そして世界の平和と繁栄のために取り組んでいく旨述べた。


基調講演を行うセイン・ウィン・ミャンマー国防大臣


歓迎の挨拶を行う小林鷹之防衛大臣政務官

 本会合では、「地域における安全保障環境を向上するために~日ASEANの防衛協力の強化」と題して、(1)「地域の安全保障環境の現状」、(2)「共通の課題に対する取組」及び(3)今後の日ASEAN防衛協力」の3つのテーマについて、出席者の間で意見交換を行った。

 会合の概要は、以下のとおり。

  • 朝鮮半島情勢、東シナ海及び南シナ海を含むアジア・太平洋地域の安全保障環境に関して、率直な意見交換を実施した上で、今後も継続的に情勢認識の共有を図ることで一致。
  • 安全保障上の課題が複雑化し、一カ国のみでの対応が困難になっていること受けて、海洋安全保障、災害救援分野等を含む地域における協力の重要性を確認。また、法の支配及び紛争の平和的解決が重要との認識で一致。
  • 多様な安全保障問題に対応するため、ASEAN個々の国との協力に加え、ASEAN全体の能力強化に資する協力が重要であり、この方向性で日ASEAN防衛協力を一層推進していくとの認識で一致。
  • 本会合における議論を踏まえ、本年11月にラオスにおいて開催される予定の日ASEAN防衛担当大臣会合において、日ASEAN防衛協力について更に議論していくことを確認。


次官級会合の様子


議長を務める真部防衛審議官(中央)

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