日中防衛相会談(概要)

平成30年10月19日
防衛省

 10月19日(金)16時05分(現地時間)から約40分間、ADMMプラスへの参加のため、シンガポールを訪問中の岩屋防衛大臣は、魏鳳和(ぎ・ほうわ)中国国防部長との間で、およそ3年ぶりとなる日中防衛相会談を行ったところ、概要以下のとおり。

1.冒頭

(1)双方は、日中平和友好条約締結40周年に当たる節目の年に、安倍総理の訪中を翌週に控え、約3年ぶりの日中防衛相会談が実施されたことを歓迎した。

(2)双方は、両国の防衛交流が改善基調にあることを確認しつつ、今回の防衛相会談を日中の防衛交流の本格的改善の契機としたいとの考えで一致した。

2.日中防衛交流全般

(1)双方は、日中関係が改善傾向にある中、各防衛交流案件を具体化していくことが重要との考えを共有し、ハイレベル交流、政策対話・部隊間交流、防災分野の交流等を今後実施していくことで一致した。

(2)特に、岩屋大臣から、統合幕僚長・連合参謀長の相互訪問について検討していきたい旨述べ、中国側は前向きに検討していくことに同意した。また、岩屋大臣から、中国側から提案のあった中国人民解放軍東部戦区代表団の訪日を歓迎する旨述べ、双方は、引き続き調整を行っていくことで一致した。

(3)また、「日中防衛当局間の海空連絡メカニズム」に関しても、双方は、同メカニズムが日中防衛当局間の信頼醸成に資する形で運用されることが重要であるとの認識を共有し、ホットラインを早期に開設することで一致した。

3.地域情勢

(1)双方は、北朝鮮情勢に関して意見交換を行い、岩屋大臣から、全ての大量破壊兵器及びあらゆる射程の弾道ミサイルの、完全な、検証可能な、かつ、不可逆的な方法での廃棄の実現に向け、引き続き関連する国連安保理決議を完全履行していくことが必要である旨述べるとともに、「瀬取り」への対応に関しても、中国側と共に取り組んでいきたい旨述べた。

(2)双方は、その他地域情勢に関しても意見交換し、東シナ海の安定が重要であるとの認識で一致した。

(了)