我が国における国連安保理決議の実効性の確保のための取組

政府としての取り組み

北朝鮮関連船舶による違法な洋上での物資の積替えの疑い

 北朝鮮の核・ミサイル開発は、これまでにない重大かつ差し迫った脅威であり、我が国を取り巻く安全保障環境は、戦後、最も厳しいと言っても過言ではありません。平成29年12月に採択された国連安保理決議第2397号をはじめ、国際社会で一致団結して北朝鮮への圧力を最大限まで高め、北朝鮮の政策を変えさせなければなりません。
 平成29年9月に採択された国連安保理決議第2375号においては、国連加盟国は北朝鮮籍船舶に対する又は北朝鮮籍船舶からの洋上での船舶間の物資の積替え(いわゆる「瀬取り」)を容易にし、又は関与することが禁止されています。
 我が国としては、朝鮮半島の完全な、検証可能な、かつ、不可逆的な非核化という共通の目標に向け、米国や韓国のみならず、中国・ロシアを含む国際社会と密接に連携しながら、「瀬取り」への対応を含め、国連安保理決議の実効性を確保していく必要があります。

 事案も積み重なってきたことも踏まえ、活動現場の状況をより一層分かりやすい形で国民の皆様を含む国内外にお示しし、防衛省・自衛隊の活動に対する理解を深めていただくとともに、北朝鮮問題の解決に向けた努力を国際社会と共に一層進めていく観点からも、これまでの活動を動画の形でとりまとめました。


国連安保理決議が禁止する瀬取りへの対応状況(YouTube 防衛省動画チャンネル)

各国との協力

「瀬取り」に対する関係国による警戒監視活動(平成30年9月22日更新)

  • ◯ 国連安保理決議により禁止されている北朝鮮籍船舶の「瀬取り」を含む違法な海上での活動に対して、米国、オーストラリア及びニュージーランドに加え、カナダも同様に、再度在日米軍嘉手納飛行場を拠点として、航空機による警戒監視活動を行うことになりました。カナダは哨戒機を派遣し、国連軍地位協定に基づき当該活動に従事する予定です。

    【参考】オーストラリア及びカナダが、本年4月下旬から約1か月間、在日米軍嘉手納飛行場を拠点とし、航空機による警戒監視活動を実施。また、5月上旬には、英国海軍フリゲート「サザーランド」が我が国周辺の公海上で情報収集活動を実施。
     さらに、オーストラリア及びニュージーランドが、9月中旬以降、再度在日米軍嘉手納飛行場を拠点として、航空機による警戒監視活動を行うこととなった旨、9月7日(金)に対外公表を実施。

  • ◯ 我が国としては、北朝鮮の完全な、検証可能な、かつ、不可逆的な方法での全ての大量破壊兵器及びあらゆる射程の弾道ミサイルの廃棄の実現に向け、国際社会が一致団結して、国連安保理決議の実効性確保に取り組んでいく観点から、こうした取組を歓迎します。
  • ◯ 防衛省・自衛隊としても、海上自衛隊が国連安保理決議違反が疑われる船舶の情報収集をしており、関係国と緊密に協力を行ってまいります。

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