日米防衛相会談の概要

平成30年10月19日
防衛省

平成30年10月19日、11時(現地時間)から約60分間、岩屋防衛大臣とマティス米国防長官は、拡大ASEAN国防相会議(ADMMプラス)の機会に会談を行ったところ、概要次のとおり。

1 自由で開かれたインド太平洋

 両閣僚は、8月の小野寺前大臣のインド・スリランカ訪問及び9月に初めて開催された米印「2+2」を踏まえ意見交換を行い、自由で開かれたインド太平洋の重要性についてあらためて認識を共有するとともに、日米や多様なパートナーと協力していくことの重要性を確認した。
 この観点から、両閣僚は、ADMMプラスの枠組みによる域内の多国間安全保障協力・対話の発展を歓迎し、法の支配、航行の自由等の基本的原則の定着や能力構築支援等の平和と安定のための取組において、関係国との協力を強化していくことで一致した。

2 地域情勢等

 両閣僚は、中国が東シナ海・南シナ海で力を背景とした一方的な現状変更の試みを続けていることを踏まえ、東シナ海の平和と安定のため日米が協力していくことを確認した。また、南シナ海への日米の関与が重要であることを確認した。
 両閣僚は、北朝鮮による全ての大量破壊兵器及びあらゆる射程の弾道ミサイルの完全な、検証可能な、かつ不可逆的な廃棄に向け、引き続き、国連安保理決議の完全な履行を求めていくことを確認した。その上で、両閣僚は、安保理決議の実効性を確保する取組の一環として、北朝鮮によるいわゆる「瀬取り」に対し、関係国との連携した取組が重要であることを確認するとともに、9月以降、豪州、ニュージーランド及びカナダの参加を得て警戒監視活動が実施されていることを歓迎し、引き続き日米が有志国と連携して取り組むことで一致した。また、両閣僚は、在韓米軍が地域を安定化させるものであり、在韓米軍の変更は何ら計画されていないことを確認した。両閣僚は、日米共同訓練の着実な実施をはじめ、同盟の抑止力・対処力強化のため取り組んでいくことで一致した。

3 防衛計画の大綱等

 岩屋大臣から、防衛計画の大綱の見直しや次期中期防策定の検討状況を説明し、両閣僚は、引き続き緊密に情報交換していくことで一致した。
 両閣僚は、我が国の米国製装備品の導入について、FMSに関わる諸課題の改善等に関し引き続き協力して取り組んでいくことを確認した。

4 在日米軍

 両閣僚は、普天間飛行場の辺野古崎沖への移設が、普天間飛行場の継続的な使用を回避するための唯一の解決策であることを改めて確認した。両閣僚は、米軍再編計画の着実な進展のため、日米で緊密に協力していくことで一致した。
 岩屋大臣から、米軍の安全な運用の確保や地元の理解を得る取組に向けた協力を要請した。

(以上)