日米防衛相会談の概要

平成30年6月29日
防衛省

 平成30年6月29日、9時15分から約65分間、小野寺防衛大臣とマティス米国防長官は、防衛省において会談を行ったところ、概要次のとおり。

1 北朝鮮

 両閣僚は、直近の北朝鮮問題をめぐる状況を踏まえ、今後の北朝鮮問題への対応に関し、防衛当局間の認識・方針をすり合わせ、一致していることを改めて確認した。両閣僚は、国連安保理決議に従い、北朝鮮による生物及び化学兵器を含む全ての大量破壊兵器及びあらゆる射程の弾道ミサイルの完全な、検証可能な、かつ、不可逆的な方法での廃棄を実現するため、日米が国際社会と連携して取り組むことで一致し、北朝鮮によるいわゆる「瀬取り」に対し、引き続き日米が有志国と連携して取り組むことを確認した。
 この際、マティス長官から、米韓合同軍事演習の停止について説明があり、両閣僚は、在韓米軍の撤退・縮小は検討されていないこと、在韓米軍を含む地域における米軍の抑止力の重要性を再確認した。また、マティス長官から、日本防衛へのコミットメントが改めて示され、日米共同訓練の着実な実施をはじめ、同盟の抑止力・対処力強化の取組を進めることで一致した。両閣僚は、いかなる事態に対しても同盟として連携した対応をとるため、引き続き緊密なコミュニケーションを図ることで一致した。

2 地域情勢等

 両閣僚は、マティス長官の中国訪問を踏まえ意見交換を行い、尖閣諸島が日米安全保障条約第5条の適用範囲であること、同諸島に対する日本の施政を損なおうとするいかなる一方的な行動にも反対することを改めて確認し、引き続き東シナ海の情勢を注視し、平和と安定のために協力していくことで一致した。
 また、両閣僚は、法の支配、航行の自由等の基本的原則の定着に向けた協力の重要性を確認した。

3 防衛装備分野における取組

 両閣僚は、FMSに関わる諸課題の改善等が進捗していることを歓迎し、日本側が効率的な調達をできるよう引き続き協力して取り組んでいくことを確認した。

4 在日米軍

 両閣僚は、米軍再編計画の着実な進展のため、日米で緊密に協力していくことで一致し、小野寺大臣から、米軍の安全な運用の確保に向けた協力を要請した。

(以上)

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