日米防衛相会談の概要

平成30年5月29日
防衛省

 平成30年5月29日、12時45分から約60分間(現地時間)、小野寺防衛大臣とマティス米国防長官は、ハワイにおいて会談を行ったところ、概要次のとおり。

1 北朝鮮

 両閣僚は、直近の北朝鮮問題をめぐる状況を踏まえ、今後の北朝鮮問題への対応に関し、防衛当局間の認識・方針をすり合わせ、一致していることを改めて確認した。小野寺大臣から、米朝首脳会談を、核、ミサイル、拉致問題といった諸懸案が前進する機会にすることが重要との認識を伝え、マティス長官とは、北朝鮮による生物及び化学兵器を含む全ての大量破壊兵器及びあらゆる射程の弾道ミサイルの完全な、検証可能な、かつ、不可逆的な方法での廃棄を目指すとの方針の下、圧力・制裁を維持し、国際社会の連携の下で北朝鮮の政策を変えさせることが重要との認識で一致した。
 その上で、両閣僚は、北朝鮮によるいわゆる「瀬取り」に対し、英国、豪州、カナダ等の関係国との連携した取組を歓迎し、引き続き日米が有志国と連携して進めていくことで一致するとともに、在韓米軍を含む地域の米軍の抑止力の重要性を再確認した。
 マティス長官から、米国の日本防衛へのコミットメントが改めて示され、両閣僚は、いかなる事態に対しても同盟として連携した対応をとるため、引き続き緊密なコミュニケーションを図ることで一致した。

2 地域情勢等

 両閣僚は、地域の課題について意見交換し、中国が東シナ海・南シナ海で力を背景とした一方的な現状変更の試みを続けていることを踏まえ、引き続き東シナ海の情勢を注視し、平和と安定のために協力していくこと、また、南シナ海への日米の継続的な関与が重要であることで一致した。また、中国の軍事力強化や我が国周辺海空域における活動の活発化に留意しつつ、地域の平和と安定のために日米が連携し、防衛力強化の取組を通じて同盟の抑止力・対処力の強化に取り組むことで一致した。

3 自由で開かれたインド太平洋

 両閣僚は、自由で開かれたインド太平洋の確保のため、同盟国や多様なパートナーと協力していくことの重要性を改めて確認し、法の支配、航行の自由等の基本的原則の定着や能力構築支援などにおいて、日米や日米豪が連携して進めることで一致した。

4 在日米軍

 小野寺大臣から、米軍の安全な運用の確保や沖縄を含む地元の理解を得る取組に向けた協力を改めて要請した。

(以上)

ページTOPへ戻る