軍属を含む日米地位協定上の地位を有する米国の人員に係る日米地位協定上の扱いの見直しに関する日米共同発表(ケネディ駐日米国大使及びドーラン在日米軍司令官との会談)(概要)

2016年7月5日

 本5日午前10時30分頃から約30分間、岸田文雄外務大臣及び中谷元防衛大臣は、キャロライン・ケネディ駐日米国大使(H.E. Caroline Kennedy, U.S. Ambassador to Japan)及びジョン・ドーラン在日米軍司令官(Lt. Gen. John L. Dolan, Commander, U.S. Forces, Japan)と外務省飯倉公館において会談を行い、「軍属を含む日米地位協定上の地位を有する米国の人員に係る日米地位協定上の扱いの見直しに関する日米共同発表」を発出しました。

 会談における本件共同発表に関するやり取りの概要は以下のとおりです。

  • (1)岸田大臣から、沖縄の方々の強い思いを踏まえながら、日米同盟の協力の精神で集中的に議論し、本日、共同発表を行えることになった、今回の発表は重要な意義を有するものであり、今後、両政府間で今般の発表内容を更に具体化すべく、詰めの作業を集中的に行わせたい旨述べました。また、日米で緊密に協力して日米同盟を更に強化し、沖縄の負担軽減を実現していきたい旨述べました。
  • (2)ケネディ大使から、今回の共同発表は、日米同盟を強化し時代に適合したものにするものであり、日米地位協定の実行とそのモニタリングを強化し、全ての米国の人員の研修を強化するための厳格な措置を策定するという重要な目的を達成するものである旨述べました。また、オバマ大統領以上に日米同盟を強化した大統領はいないとして、同大統領が沖縄における最近の悲劇についての深い遺憾の意及び将来の犯罪を防止するために日本政府と共に働く意向を示したことに言及し、本日の共同発表は米国政府のコミットメントを更に示すものである旨述べました。さらに、米国は、米軍の施設・区域が存在する地元及び全国の日本人の信頼と友情に足る存在であり続けるよう努める旨述べました。
  • (3)中谷大臣から、今回の共同発表は、先般の日米防衛相会談における合意を踏まえ日米間で真摯に取り組んできた成果であり、事件・事故の再発防止にとって大きな意味がある、また、米軍人・軍属が厳正な規律・規範を遵守すること等により、事件・事故の再発防止に努めることが、在日米軍の安定的な駐留に寄与し、更には日米同盟の強化に資する旨述べました。加えて、在日米軍に対し、飲酒運転の根絶に引き続き努めてもらいたい旨述べました。
  • (4)ドーラン司令官は、在日米軍の説明責任を強化し米軍関係者の最高水準の行動を確保するための飲酒運転対策を含む新たな措置について説明し、米軍関係者が、確固たるプロ意識を有し、犯罪行為が決して許されないことを確実に理解するようにするための努力を倍加することにコミットしました。

 また、会談冒頭、日米両国は、先般、バングラデシュ・ダッカにおいて発生した襲撃事案に関して、それぞれの国民を含む犠牲者が出たことについて互いに哀悼の意を表し、このようなテロに対応するためにも日米同盟を強化することが必要であること、国際社会と連携して断固とした対応をとっていくことで一致しました。

(了)

 
 

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