生物兵器への対処に関する懇談会 報告書(概要)


平成13年4月11日

生物兵器への対処に関する懇談会

はじめに
 生物兵器が使用された場合、防衛庁・自衛隊に必要となる対処能力について、主として医学分野における専門的な観点から検討。
 防衛庁・自衛隊が今後取り組むべき対応について具体的に提言。
生物兵器を取り巻く状況
 生物剤の散布を認知することは容易でなく、被害が拡大しやすい。
 我が国において生物兵器が使用された場合を想定することが必要。
生物兵器への対処に必要な基本的取組
 現行の感染症対策は武力攻撃やバイオテロ等を想定したものでない。
 生物兵器への対処には、極めて広範多岐にわたる取組が必要。
 防衛庁・自衛隊として必要となる対処能力に限定することなく、我が国において、どのような対処が必要となるかについて整理。
生物剤の有無の検査、汚染地域の特定
検知
感染症発生状況の把握
サーベランス
生物剤の種類の特定
病原性等の特徴の把握(BSL4の封じ込め施設等)
同定
防護マスク等の物理的防護
防護器材の性能の検証
重要施設等に生物剤を取り込まないような設備の整備
防護
生物剤に対する予防接種
予防接種対象者の範囲等の検討
ワクチンの備蓄、研究開発等
予防
患者、感染者に対する診断、治療
感染症病室の整備
多数の患者等が発生した場合の対応
治療薬の備蓄、研究開発
診断・治療
地域の汚染除去
除染
 今後、防衛庁及び政府全体での検討の進展を期待
防衛庁、自衛隊における生物兵器への対処(具体的提言)
(1) 総合的推進体制の整備  基本方針等の明確化
(2) 研究開発体制の整備 安全性を確保した微生物の研究
装備の研究開発
(3) 装備の充実 検知器材、防護器材等の整備
重要施設における検知、防護機能の整備
(4) 人材の育成 内外の機関での研修、人事交流
(5) 情報収集体制の強化 外国における生物兵器開発状況の把握
国内外の感染症発生状況の把握
(6) 医療体制の充実 自衛隊病院の感染症病室、検査室の整備
医官等衛生職種の育成、配置
ワクチン、治療薬などの備蓄
(7) 緊急事態対処体制の確立 対処態勢の検討
検知、防護等の能力を有する部隊の配置
(8) 演習の実施 各種訓練、総合的な演習の実施
(9) 関係機関との連携 防衛庁と関係省庁との役割の明確化
関係省庁等の取組との連携
外国の政府機関等との協力関係の構築
(10) 情報の公開、広報

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