第51回自衛隊員倫理審査会議事録

1 日時

平成24年3月13日(火)10時30分~11時30分

2 場所

防衛省A棟11階第1省議室

3 出席者

(委員)  川戸会長、藤井委員、立川委員、大森委員、友常委員
(防衛省) 森服務管理官

4 議事

(1) 開会の辞

 ○ 川戸会長 只今より「第51回自衛隊員倫理審査会」を開催します。
本日は、各委員におかれましては、ご多忙中のところご参集いただき、誠にありがとうございます。

(2) 第50回自衛隊員倫理審査会議事録について

 ○ 川戸会長 それでは、本日の議題に入りたいと思います。
 1番目は、前回行われました「第50回倫理審査会議事録」についてご承認をいただくことです。 議事録の案はあらかじめお配りしてありますので、ご質問あるいはご意見がありましたらお願いします。

 ○ 委員 特にありません。

 ○ 川戸会長 それでは、特段のご意見もないようなので、議事録についての審議はこれで終了したいと思います。 なお、審査会としての承認につきましては、他の議題についての議論を終えた後で、一括して行いたいと思います。

(3) 平成23年度第3四半期贈与等報告書の審査について

 ○ 川戸会長 それでは、2番目は、「平成23年度第3四半期贈与等報告書」の審査を行いたいと思います。
 この審査は、倫理法第6条の規定に基づいて、5千円を超える贈与等を受けた部員級以上の隊員が提出をした 「平成23年度第3四半期の贈与等報告書」について、当審査会が審査を行うものです。それでは、説明をお願いします。

 ○ 服務管理官 それでは、平成23年度第2四半期の贈与等報告書について、お手元にございます横長の棒グラフが付いております資料で、 全体の状況をご説明させていただきます。
色のついた棒グラフの下にある表の左側で太線で囲まれている部分が、第3四半期分でございまして、 左下に件数の合計として、247件、前年度同期と比較しますと、20件減少しておりますが、 ここ最近の傾向から見ますとおおむね同じような推移となっております。
 内訳としましては、昨年の同時期と比較しまして、「講演等に対する謝礼」が8件増加しておりますが、 その他については、若干数ずつ減少または同数となっております。
 一枚おめくりいただきまして、組織として多いところでは、毎期どおり、陸上自衛隊の128件が最多で、次いで防衛医科大学校の48件となっております。
 それでは、平成23年度第3四半期贈与等報告書について、お手元の総括表により、細部をご説明させていただきます。
 最初は、物品の贈与でございます。
 1番から5番は、いずれもわが国に駐在しておりますシンガポール・アメリカ・中国の大使館から挨拶として酒類を受領したものです。
 著述に対する謝礼について、ご説明いたします。
 6番から96番は、部内の私的サークルが発行いたします機関誌(修親、富士、陸戦研究、波濤、鵬友)への著述、 97番から102番は、財団法人が発行する機関誌等への著述、103番から107番は、社団法人が発行する書籍等への著述、 108番から118番は、新聞社が発行する新聞への著述、119番から128番は、出版社が発行する書籍等への著述、 129番は、NPO法人の部内資料への著述に対する謝礼です。
 (財)防衛技術協会が発行する機関誌への著述のうち、98番の報告者は、当該法人との契約(技術支援契約)に係る要求元として 仕様書等の作成に携わっていることから、当該法人と利害関係にありますが、事前に承認を得ており、金額も基準の範囲内であるため、 特に問題となることはないと考えております。
 著述による印税について、ご説明いたします。
 130番から142番は、出版された書籍、DVDによる印税を出版社等から受領したものとなります。
 監修等に対する謝礼について、ご説明いたします。
 143番は、アルツハイマー病研究会事務局が発行する機関誌「アルツハイマー病研究会」の掲載記事につき、校正を行ったことにより、 校正料を受領したものです。
 講演等に対する謝礼について、ご説明いたします。
 144番から150番は、財団法人からの依頼による講演、151番から158番は、社団法人からの依頼による講演、 159番及び160番は、ボランティア団体からの依頼による講演、161番から171番は、大学等からの依頼による講演、 172番から181番は、公的機関からの依頼による講演、182番は、NPO法人からの依頼による講演、 183番から200番は、企業からの依頼による講演、201番は、医療法人からの依頼による講演、 202番及び203番は、学会等からの依頼による講演、204番から213番は、その他の団体からの依頼による講演によるものです。
 なお、企業からの依頼による183番から195番は、製薬会社及び医療機器等製造・販売会社からの依頼によるものですが、 いずれも事前に承認を得ており、金額も基準の範囲内であるため、問題はないものと考えております。
 会合等への出席に対する謝礼について、ご説明いたします。
 214番は、大学からの依頼による会合等への出席、215番は、大使館からの依頼による会合等への出席、 216番及び217番は、財団法人からの依頼による会合等への出席、218番から226番は、企業からの依頼による会合等への出席、 227番は、その他の団体からの依頼による会合等への出席です。
 なお、企業からの依頼による220番から226番は、それぞれ利害関係にある製薬会社及び医療機器等製造・販売会社からの依頼によるものとなりますが、 先程と同様、問題はないものと考えております。
 講義等に対する謝礼について、ご説明いたします。
 228番及び229番は、社団法人からの依頼による講師、230番から240番は、NPO法人からの依頼による講師、241番から242番は、大学からの依頼による講師、 243番及び244番は、公的機関からの依頼による講師、245番は、企業からの依頼による講師、246番は、その他の団体からの依頼による講師です。
 新聞等へのコメントに対する謝礼について、ご説明いたします。
 247番は、雑誌の記事とするため、出版社からの依頼に応じて、対談などの取材協力を行ったことに対する謝礼です。
 平成23年度第3四半期の贈与等報告書の説明は、以上でございます。

 ○ 川戸会長 ありがとうございました。それでは、ここで贈与等報告書の審査に入らせていただきます。 贈与等報告書に対するご質問、自由なご意見を頂きたいと思いますので、よろしくお願いします。

 ○ 委 員 著述等の印税に関するところで、発行部数について記載がない部分がありますが、発行部数は報告の必要事項ではないのか。

 ○ 事務局 発行部数については、報告の必要項目とはなっておりませんが、審査会審査においては、参考のために発行部数を記載しておりますが、 記載されていない1件は記載の漏れでございました。

 ○ 委 員 131番と133番ですが、この内訳を見ると1部あたりまたは、1巻あたりいくらであるとかの積算になっていますが、 このようなものは他と比較して金額が適正かどうかと言うのは、どのような考え方で判断されているのでしょうか。 印税については、本の価格の何パーセントであるとかそう言った形で積算され、通常は10パーセント以内というのが多いと思いますが、 常識的な金額となっているのでしょうか。

 ○ 事務局 131番については、1部あたり、約3円の印税となっております。

 ○ 委 員 ということであれば、そんなに高額だと言うことはありませんね。

 ○ 委 員 97番と98番については、同じ、防衛技術ジャーナルに原稿を書いておられて、 97番については多分、源泉徴収込みの金額で、98番の方は、切りのよい数字となっているので、手取額かなと思いますが、 これは、どのように申告すべきなのかというのは、基準があるのでしょうか。

 ○ 事務局 報告については、税込み額を報告することとなっております。

 ○ 川戸会長 他にご質問、ご意見がなければ、贈与等報告書の審査は、以上とします。
 次に、「平成23年度自衛隊員等倫理週間の実施結果について」です。
 本週間は、隊員の職務に係る倫理の保持に関する意識の高揚を図るための取組を実施する期間として、平成17年度から設定しているものです。
 それでは、説明をお願いします。

(4) 平成23年度自衛隊員等倫理週間の実施結果について

 ○ 服務管理官 お手元の資料に基づき、ご説明させていただきます。
 ただ今、会長からもご説明のありましたとおり、自衛隊員等の職務に係る倫理の保持に関する意識の高揚を図るため、 平成17年度からこの週間を始めたわけでありますが、今年度につきましては、1月29日から2月4日までを週間に設定し、施策を実施しました。
 実施項目としましては、教育、ホットライン、広報、講演とございますが、以下項目毎にご説明させていただきます。
 まず、教育については、原則として全職員を対象とし、当方で作成し配布しました「調達等関係職員・幹部職員用」と「一般職員用」の 2種類の教育資料及び倫理ビデオ、若しくは国家公務員倫理審査会が作成した教育資料及び事例DVDを使用して、各機関ごとに教育を実施いたしました。
 なお、今年度の教育資料については、前回審査会のご意見を踏まえまして、ビデオ視聴後の討議テーマとして、「上司(部隊長)の対応について」追加し、 一般隊員へは、通報を行ったことによる通報者の不利益が生じることがないよう配慮されること、幹部職員に対しては、 通報者となる隊員への不利益が生じないよう配慮が必要であることなどを、資料中に盛り込み教育の充実を図っております。 ご参考までに、教育資料を配付させていただいております。
 次に倫理ホットラインですが、こちらも前回審査会のご意見を踏まえまして、倫理週間実施期間中の、 倫理に関する相談及び通報の受付時間を1000~2000までとして、受付時間を通常(1000~1900)より1時間延長し対応いたしました。 受付の件数としましては、6件の相談がありました。中身としましては、物品等の贈与について3件、ゴルフについて1件、報告について1件、 その他として1件でございました。また、倫理法違反についての通報はありませんでした。
 それから、広報・啓発活動としましては、通知文書を発簡、ポスターの作成・配布、隊員向け及び部外向けの、 2種類のパンフレットの作成・配布、省内放送、また、朝雲新聞やホームページにおける告知をいたしました。 また、隊員用のパンフレットに掲載してあります倫理監督官たる事務次官からのメッセージを、省内で電子メールが配信できる範囲の職員全員に対して、 倫理週間の最初の月曜日に配信いたしました。
 ポスターにつきましては、従来は倫理週間中の掲示を目的としたものとなっておりましたが、今年度については、前回審査会のご意見を踏まえ、 年間を通して恒常的に掲示できるものとした他、連絡先の文字を大きくするなど、目につきやすいデザインといたしました。
 部外者用のパンフレットにつきましては、自衛隊部外関係団体23法人及び装備施設本部契約高上位50社へ郵送するとともに、 調達関係部署の窓口等に設置、配布いたしました。
 なお、調達関係部署の窓口等での、企業等への配布につきましては、倫理パンフレット(部外向け)の企業に対する配付についての協力を  改めて依頼する事務連絡を各機関の分任倫理管理官宛に発出し配布の促進を図っております。
 また、啓発活動の一環としまして、自衛隊員倫理審査会委員の友常理子先生による、 「事例からみるコンプライアンス~国民の信頼を得るために~」と題しました講演会を実施いたしました。
 ご参考までに、講演会の風景を撮影いたしました写真を概要にお付けいたしましたので、ご覧いただきたく存じます。
 「平成23年度倫理週間の実施結果について」の説明は以上でございます。

 ○ 川戸会長 ありがとうございました。また、友常委員ありがとうございました。 最初に、講演をされて、その感想と参加者からの質問等もあったかと思いますが、 どのような事に自衛隊員の皆様が関心をもっていらっしゃるのか、その受け止め方についてお話いただきたいと思います。

 ○ 委 員 今回の講演では、「事例から見るコンプライアンス」と言うことで、昨今の自衛隊の中で実際に起こった事例、 要するに、倫理審査会の場で問題となるものや、或いは、報道されたもの、裁判が行われたものを含めて、 そう言ったものの事例を取り上げてご説明するという形で進めさせていただきました。 非常にたくさんの方にご清聴いただいて、ありがたいことであったのですけれども、演壇の上から見ていますと、やはり具体的な、 過去問題となったビール券の事例であるとか、或いは、非常に判断が難しい事例について取り上げたところに関しては、 非常に関心を持って聞いていただけたという印象がありました。 それから、お話しした中では、特に刑事犯ですけれども、マスコミ等で問題として取り上げられている件数が非常に多いということ、 また、累計別に非常に性犯罪が多いということなど、そういった話をしたところは、 割合に「へ~」といった感じの受け止め方をされたように自分としては感じました。 質問としては、その場ではなかったのですが、後日メールでいただきまして、そもそも倫理とは何なのか、コンプライアンスとは何なのか、 そういった用語がそもそもよく分からないといった基本的なご質問であるとか、後は、実務的なご質問として、日々の業務においても、 色々な問題を早期発見するためにも、部下の方々と色々とコミュニケーションをとりたいのだけれども、そういったことが、 パワハラであるとかセクハラであるとか、そういったこととの区別というところで非常に気になり難しいと感じているということで、 一般の企業ではどういった対策がとられているのか、つまり、セクハラ、パワハラになる、 ならないというラインというのをどのように周知しているのかというご質問がありました。 会社の方からのそういった質問は確かに多くて、パワハラというのは指導との境目というのがとても難しいということは、 私自身も常々会社の方から相談を受けていましたので、自衛隊の方でも同じような問題を抱えておられるのだなという風には感じました。

 ○ 川戸会長 ありがとうございました。それでは、この倫理週間の実施結果について、ご質問及びご意見がありましたらよろしくお願いいたします。

 ○ 川戸会長 パワハラなんていうのは難しいですよね。

○ 委 員 私もそういったものの担当をしていたことがございまして、社員を集めてレクチャーなどもやったのですが、 結論からいうと、受け手の問題なので、受け手が嫌だと思ったら、いくら善意でやったことであっても、 それはパワハラになったりセクハラになったりするものなので、そこはよく相手を見ながらやらないとだめだというところが一つのラインですよね。 いくら善意でやっていても、また、同じことを言ったとしても、言い方や態度一つで変わってしまうので、 その辺りがマニュアル的にこうであれば良いとかこうであれば悪いとか、そう言えないところがあるというような話をしてきました。 あくまでも受け手が基準ということを忘れないようにしなければいけないということだと、私の経験からするとそう思います。

 ○ 川戸会長 特に自衛隊というのは、指揮命令系統で上から下というのがありますから、そことの兼ね合いがより難しくなるのでしょうね。

 ○ 委 員 刑罰の場合は、故意、過失というのが議論になりますけれども、パワハラの場合は、故意、過失というのは考慮されないものなのでしょうか。

 ○ 委 員 過失であろうが、無意識であろうが、違法性とかそういうことを考えると、 やった人がどういう意図でやったのかというのも考慮されて然るべきのような気がします。

○ 委 員 そこはおそらく、多分、法の不知のような話で、それがルール違反であるということの認識がなかったというだけで、 やることにおいては事実を認識しているというところで、故意ではないということはあまり事例としてはないのかなというような感じはします。 過失がなくても罰するのではないかと思われがちですけれども、事実の認識といった意味での故意というのはあるということなのだろうと思うのですけれども。

 ○ 川戸会長 明らかに悪意が認められるケースというのもある訳ですよね。

 ○ 委 員 勿論そういうケースもありますね。ただやはり、微妙なケースでは、やる方はよかれと思っているけれども、 受け止める側ではそう思わないということであって、例えば、最近は鉄拳制裁とか体罰はだめだということになっていますし、 ちょっと世代間ギャップみたいなものもあるのかもしれないですね。

 ○ 委 員 同じような話で、「いじめ」と「いじり」というのがあるのだそうですが、 これもどちらかというと受けた側の主観で決まるみたいなところがあるみたいなのですけれども、 当事者と被害者の関係を分けて考えて、被害者の立場から当事者に対してPRをするという意味では、 そのような見方も良いのかなと思いますが、客観的に見た場合、変な感じがしますね。

 ○ 委 員 参考のために、ハラスメントと倫理というのはどういう位置づけなのでしょうか。

 ○ 委 員 自衛隊としては、そこは分けているのか、もしくは、どこかのポストでまとめて対応しているのか、 そこを見ているのは、どこになるのでしょうか。

 ○ 服務管理官 防衛省全体で言えば、我々服務管理官が担当しており、倫理関係とセクハラ関係、それぞれ週間を設け対策を行っているところです。 パワハラについては、最近、厚生労働省の研究会で報告が出されたようですが、セクハラ、倫理関係よりは確立した定義や対策が現時点ではないという状況です。 他方で、従来から部内のいじめ等が問題となる場合があって、それに対しては、各部署で対策はとって来ているというところでございます。

 ○ 川戸会長 倫理ホットラインにも、そう言った感じの問合わせはあるわけですか。

 ○ 服務管理官 それはあります。倫理であるとか、セクハラであるとか、必ずしもそのテーマに合ったものばかりではなく、 いじめに関係するものも来る場合があります。

 ○ 委 員 最初にお話があったように、倫理とは何かというところで、解釈が難しいというのはありますね。

 ○ 委 員 講演の際の質問でも、倫理とコンプライアンスの違いは何かというのもありまして、コンプライアンスの定義というのは、 今、色々とされていて、元々は法律を守るという法令遵守がコンプライアンスでしたけれども、倫理的なものも含めて、 道義的なものも広く守ると言うことが、コンプライアンスではないかという流れがあって、そこが重なってきているということがあると思います。 いじめの問題も、新しい指針では、同僚間のいじめでもパワハラにあたるというような形になって来ていますので、対策が必要かも知れませんね。

 ○ 委 員 問題は、従来、倫理であれば、社会的なサンクションというのは、もうやらないと言うようなことだったと思いますが、 ハラスメントと言うのはサンクション絡みで考えられていると言うところが気になるのですけれども、 ハラスメントも懲戒処分の対象にはなり得るのでしょうか。

 ○ 服務管理官 なり得ます。

 ○ 委 員 最終的には、被害者がそう感じたからといってすぐに処分というわけにはいかないのでしょうね。 周囲の状況等をよく見た上で、処分されるものと思いますけれども。

 ○ 委 員 被害者がどう感じたかということは一つの判断材料というだけで、色々な状況から判断していく必要があると思います。

   ○ 委 員 倫理については、それぞれ個人の倫理意識で守らせているという話であれば、如何なる基準があってもかまわないと思うのですけれども、 社会的な制裁ということになると、そこは慎重に考えた方がよいのかなと思います。

 ○ 委 員 倫理週間のホットライン受付件数についてですが、昨年より半減していいますが、21年度の件数というのは何件ですか。

 ○ 事務局 21年度につきましては、5件ございました。また、20年度につきましては9件でございました。 倫理ホットラインも隊員へ周知が徹底されて来ましたので、週間中に限らず問合せがございます。 以前は、そのようなものがあるということを知らずに、倫理週間の際にポスター等で見て問合わせてくるという者が多かったと思いますが、 今は、常設で倫理ホットラインがあるということを周知して年数がたって参りましたので、平常から倫理法に関係するもの以外も含め、 色々な問合せが来ている状況です。

 ○ 委 員 大学にもハラスメントの防止委員会というのができていまして、必ずキャンパスごと非常に細かく分かれていて、 とりあえずそこに問合わせるということになっています。倫理ホットラインについても、倫理週間に中央に一つだけというと、 隊員の方々は20何万人もいるわけですから、隊員個人からは遠く感じるのかなという感覚も少しあるのですが。

 ○ 事務局 基本的には、それぞれの問合せ先というのは、それぞれの所属の倫理を担当している窓口が倫理カードに記載されていますので、 そちらの方にも相談が行っているものと思います。

 ○ 委 員 確認ですが、倫理週間中に各倫理担当の部署に、電話で相談をしている場合もあり得るということでしょうか。

 ○ 事務局 各部隊によって変わってくると思うのですが、中央で管理しているホットライン以外にも、組織ごとに倫理管理官がおりますので、 何かあった時にはそちらに相談するように年間を通じて指示していますので、何件かはあると思われます。

 ○ 委 員 倫理管理官や分任倫理管理官にきた相談というのは、何か報告が上がってくるようなシステムになっているのでしょうか。

 ○ 事務局 特段、報告は求めておりません。

 ○ 委 員 それぞれの現場で解決され、特段問題がなければそれで終わりということでしょうか。

 ○ 事務局 そのような形になっております。

 ○ 委 員 倫理管理官や分任倫理管理官などの相談を受ける側としての教育というのは行われているのでしょうか。

 ○ 事務局 特段、教育を行っているということはございません。

 ○ 委 員 問題があるという報告も特にあがっていないということでしょうか。

 ○ 事務局 あがっておりません。倫理担当で判断できないものについては、分任倫理管理官や倫理管理官へと、 さらには、当服務管理官付の担当へと上がって来るようになっておりますので、各機関の倫理担当から私どもの方へ、 相談に対する回答の問合せ等も年間には数件あります。

 ○ 川戸会長 本来であれば、そういった問合せも含めて、全体のデータがあると良いと思います。 倫理週間中のデータだけでは数件ということになり、分析しようと思っても何も出てきませんから、広くデータを取って分析し、 また、フィードバックするということが重要なのではないかと思います。

○ 事務局 それについては、前回の審査会時もご意見をいただきまして、部隊レベルで受けている相談までは把握しておりませんが、 当方のホットラインで受けた内容につきましては、四半期に1回又は半年に1回まとめた形で、 それぞれの倫理担当へ来年度から配布するように考えております。

 ○ 川戸会長 分かりました。是非この審査会への報告もよろしくお願いいたします。

 ○ 委 員 倫理カードについては、どういう頻度で配られているのでしょうか。

 ○ 事務局 各倫理管理官の方に任せている状況ですが、一般的には、人事異動時期ですとか、 倫理週間にあわせてといったタイミングで配布していることが多いかと思います。 常に携行させるよう指示を出していますので、少なくとも年に一度は見直しをして、携行しているかどうかを確認しております。

 ○ 委 員 自分自身の倫理に関する管理を誰がしているかということを認識することは重要だと思うのですけれども、 倫理カードへの氏名の記入は自分でするという形で、空白になっていた気がしますが。

 ○ 事務局 空白には自分でではなく、各倫理担当者が倫理管理官の連絡先を入れて渡すことにしております。

 ○ 委 員 そのときに渡された隊員本人の名前は入るのでしょうか。 要するに、自分のカードであるという認識をされているかどうかということなのですけれども。 非常に数が多いので不可能なのかもしれませんが、カード自体は誰でも同じものですので、 あまり自分のものとして認識していないのではないかという感じがしまして、自分の名前が入っていると、 どこかに置き忘れたら大変だという感覚があると思いますので、記名するようにした方がいいのかなと思います。 配布徹底をして行くのであれば、カードについても、予算の関係や、時間の関係や配布の時期など、色々とあると思いますが検討して頂ければと思います。

 ○ 服務管理官 検討いたします。

 ○ 委 員 余談ですが、私がかつて見ていました学校で、生徒がネクタイを大事にしないのです、皆一緒の物ですから。 ネクタイがどこかに忘れてあっても誰も取りに来ない。仕方ないので、入学年度にイニシャルを刺繍で入れるようにしたところ、 そうしたら忘れ物などが激減したということがあります。さすがに自分の物だという感覚が出てきたんですね。 それとは全く別の次元ではありますが、やはり自分の物として認識するということが重要だと思います。 特に担当官が細かく分かれていますので、自分の倫理に関する報告者が誰であるかというのが、 すぐに分かるようにする方がよろしいのではないかと思いますので、検討してください。

 ○ 事務局 ありがとうございます。検討いたします。

 ○ 川戸会長 なかなか良いアイデアだと思います。

 ○ 川戸会長 他にご質問・ご意見がなければ「平成23年度自衛隊員等倫理週間の実施結果について」は、以上とします。

(5) 議題の採決等について

 ○ 川戸会長 それでは、本日審議されました「第50回自衛隊員倫理審査会議事録」、「平成23年度第3四半期の贈与等報告書」につきまして、 各委員に承認をいただきます。

(6) 閉会の辞

 ○ 川戸会長 以上で、本日予定しておりました議題につきましては、すべて審議が終了いたしました。 本日は、最後までご熱心にご審議いただき、誠にありがとうございました。 次回のスケジュールについては、委員の皆様のご都合を承りつつ、事務局より個別に連絡させていただきたいと思います。

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