第47回自衛隊員倫理審査会議事録


日時
平成23年3月29日(火)10時30分~11時30分
場所
防衛省E2棟4階会議室8
出席者
(委員) 川戸会長、藤井委員、立川委員、大森委員、友常委員
(防衛省) 中野服務管理官
議事
(1) 開会の辞

川戸会長 只今から「第47回自衛隊員倫理審査会」を開催いたします。
本日は、各委員におかれましては、ご多忙中のところご参集いただき、誠にありがとうございます。

(2) 第46回自衛隊員倫理審査会議事録について

川戸会長 それでは、早速本日の議題に入りたいと思います。
1番目は、前回行われました「第46回倫理審査会議事録」についてご説明し、ご承認をいただくことです。服務管理官から説明をお願いします。

服務管理官 第46回自衛隊員倫理審査会の議事の内容でございますが、最初に①「開会の辞」、②「第45回自衛隊員倫理審査会議事録について」、③「平成22年度第2四半期贈与等報告書の審査について」、④「平成22年度自衛隊員等倫理週間について」、最後に⑤「閉会の辞」となっております。

川戸会長 議事録の案はあらかじめお配りしておりますので、既にご覧になっていただいているかと思いますが、ご質問あるいはご意見がありましたらお願いします。

委員 特にございません。

川戸会長 それでは、特段のご意見もないようですので、議事録についての審議はこれで終了いたします。なお、審査会としての承認につきましては、他の議題についての議論を終えた後で、一括して行いたいと思います。

(3) 平成22年度第3四半期贈与等報告書の審査について

川戸会長 2番目は、「平成22年度第3四半期贈与等報告書」の審査を行いたいと思います。この審査は、倫理法第6条の規定に基づいて、5千円を超える贈与等を受けた部員級以上の隊員が提出をした「平成22年度第3四半期の贈与等報告書」について、当審査会が審査を行うものです。それでは、説明をお願いします。

服務管理官 それでは、平成22年度第3四半期の贈与等報告書について、まず、全体の状況をご説明させていただきます。提出件数の合計としては、267件で、前年度同期と比較しますと、17件増加しておりますが、ここ最近の傾向から見ますとほぼ同じような推移となっております。
 内訳としましては、主に「物品の贈与」、「著述に対する謝礼」、「テレビ出演等に対する謝礼」等が増加しております。
 次に、組織として多いところでは、毎期の傾向なのですが、陸上自衛隊の126件が最多で、それに続きまして防衛医科大学校の46件となっております。
 それでは、平成22年度第3四半期贈与等報告書について、細部を基因別にご説明いたします。
 最初は、物品の贈与ですが、1番から10番は、わが国に駐在しております外国の大使館から、季節の挨拶として酒類を受領したものです。11番から13番は、自衛隊の協力団体から挨拶として清酒等を、14番は県議会の防衛議員連盟から挨拶として果物を受領したものです。
 続いて著述に対する謝礼ですが、15番から106番は、部内の私的サークルが発行いたします機関誌「修親」、「富士」、「陸戦研究」、「鵬友」及び「波涛」への著述です。107番から111番は、財団法人が発行する機関誌等への著述、112番及び113番は、社団法人が発行する機関誌等への著述、114番及び115番は、部内の私的サークルが発行する書籍への著述、116番から131番は、出版社が発行する書籍等への著述、132番から142番は、新聞社が発行する新聞への著述、143番は、その他の団体が発行する書籍等への著述に対する謝礼です。
 また、144番から159番は、出版された書籍、DVDによる印税を出版社等から受領したものです。
 続いて講演等に対する謝礼です。160番から167番は、財団法人からの依頼による講演、168番から170番は、社団法人からの依頼による講演、171番は、NPO法人からの依頼による講演、172番及び173番は、社会福祉法人からの依頼による講演、174番から177番は、公的機関からの依頼による講演、178番から182番は、自衛隊の協力団体等からの依頼による講演、183番から192番は、大学等からの依頼による講演、193番は、ボランティア団体からの依頼による講演、194番から207番は、企業からの依頼による講演、208番から212番は、その他の団体からの依頼による講演に対する謝礼となります。この中で、201番から207番は、それぞれ利害関係にある製薬会社からの依頼によるものですが、いずれも事前に承認を得ており、金額も1時間当たり2万円以内という基準の範囲内であるため、問題はないものと考えております。
 それから会合等への出席に対する謝礼ですが、213番から216番は、財団法人からの依頼による会合等への出席、217番から219番は、独立行政法人からの依頼による会合等への出席、220番は、学会からの依頼による会合等への出席、221番は、大学からの依頼による会合等への出席、222番から233番は、企業からの依頼による会合等への出席に対する謝礼です。このうち、223番から233番は、利害関係にある製薬会社から依頼のあったものですが、先程ご説明したものと同様であり、問題はないものと考えております。
 次に講義等に対する謝礼ですが、234番及び235番は、社団法人からの依頼による講師、236番から244番は、NPO法人からの依頼による講師等、245番は、公的機関からの依頼による講師、246番及び247番は、学会からの依頼による講師、248番及び249番は、大学からの依頼による講師、250番から252番は、企業からの依頼による講師、253番及び254番は、その他の団体からの依頼による講師に対する謝礼です。このうち、252番につきましては、利害関係にある製薬会社から依頼のあったものですが、先程と同様問題はないものと考えております。
 続きましてテレビ出演等に対する謝礼について、255番から266番は、テレビ会社からの依頼によるテレビへの出演に対する謝礼です。
 最後の267番は、新聞等へのコメントに対する謝礼ということで、出版社からの依頼に応じてコメントなどの取材協力を行ったことに対する謝礼です。
 以上で平成22年度第3四半期の贈与等報告書の説明は終わります。

川戸会長 ありがとうございました。それでは、ここで贈与等報告書の審査に入りますが、贈与等報告書に対するご質問、自由なご意見を頂きたいと思いますので、よろしくお願いします。

川戸会長 今回は医療関係の講演が多かったように思うのですが、いかがでしょうか。

服務管理官 特段今回が突出して多かったというわけではありませんが、自衛隊にうつ病の専門家の先生がおりまして、最近の社会情勢から精神病関係の講演依頼が増えてきているため、そういう中で件数が多いように感じられるということだと思います。

委員 時間単価の件でお尋ねします。先程講演料については、利害関係者からの依頼の場合、時間単価2万円以内というご説明がありましたが、テレビ出演に関しては何かそういう基準はあるのでしょうか。マスコミのシステムというのがよく分からないのですが、出演時間が3分とか書いてありますと、時間単価では謝礼が相当高額になるような感じがしますが。

服務管理官 通常、テレビ局は利害関係者とならないため、特に基準というものは設けておりません。ただ依頼された個人によっては、その分野における専門性や希少性などもありますので、多少高額になるケースもあるようです。

川戸会長 贈与等報告書を見ますと、例えば同じ人のテレビ出演に対する謝礼であっても、テレビ局によって随分金額が違っていますね。また、同じ1時間の番組でも、その内容や中身によって変わってくることがあるのでしょう。逆に官側で何か基準のようなものを設けられれば良いのかもしれませんね。

委員 拘束時間など、出演時間の計算の仕方にも色々あるため、個々に違っているということでしょうか。

委員 組織別のところで、情報本部は前年度実績がありませんが、これは新しい組織だからということですか。

服務管理官 新しい組織ということではなく、情報本部は、他の機関と比較して、事業者等と接触する機会が余りない組織でもありますので、昨年度は単に実績がなかったということです。

委員 贈与等報告書でいちばん気になっていたのは、調達関係とか施設整備関係といった部署からのものだったのですが、今ではそういうところからの報告はほとんどなく、かつての悪しき習慣はなくなったということですね。そういった意味では、倫理法の考え方というものが随分定着してきてるのかなという気がいたします。

服務管理官 先日、施設工事の担当者による倫理法違反事案の処分について先生方に決裁を頂戴しましたが、ああいうものは極めて特殊な例となってきています。

委員 利害関係ありというケースがいくつかありますが、これの量的傾向、件数の傾向は、どのようになっておりますでしょうか。

事務局 今回は、若干多めの傾向にあるかとは思いますが、大体平均するとこの程度で推移しております。

服務管理官 依頼する相手側が利害関係のない者に依頼しようと思いましても、自衛隊の中での専門家も限られておりますので、利害関係のある者でしかその専門家が見つからないということも、毎期それ程変化がない要因の一つとしてあるかと思われます。

委員 利害関係ありのところで、製薬会社が主催する講演会で講演料を受け取っており、その講演の内容がその製薬会社の特定の薬について話をしているように見受けられるものがあります。事前に承認を得ており、また報酬の金額も基準内ということで問題はないと思うのですが、製薬会社が作っている薬の宣伝のような形になっているのではないかということでちょっと気になるのですが、その辺りはどういうお考えなのでしょうか。

服務管理官 この件は、本人が直接講演をしているわけではなく、うつ病の第一人者としての専門的見地から特別講演の座長を依頼されたものでありまして、そのため疑惑や不信を招くおそれがないとして承認されたものですが、細部につきましては改めて確認の上ご報告させていただきます。

委員 一般的な内容であれば問題ないと思うのですが。

事務局 製薬会社の方も、基本的に自社が出している薬に関わる病気についての講演を主催しますので、講演の内容がどうしてもその薬に関連してきてしまうということはあろうかと思います。ただそれは、ある特定の薬のPRをしているかというとそうではなくて、講演内容として、その薬を処方する病気に関してのものとなりますので、結果的に製薬会社が売りたいと考えている薬に言及することにもなるのではないかと思います。しかし、あくまでその薬を使う病気の専門家として講演などをしているということであり、そのことが特定の薬をPRしている、その会社のために講演をしているというような誤解が生じないように指導していく必要はあると思います。

委員 一般的に考えると、製薬会社が、自社の利益にならないのに、専門家ということで公務員を連れてきて講演をさせるのかというと、なかなかそういう風には見られないですよね。やはりその権威を借りるためなのではないかという風に疑われてしまいます。先程、調達関係とか施設整備関係の話をしましたが、医療関係も同じように癒着といいますか、そういう体質があるのではないかと思います。収賄とか贈賄とかのレベルの話ではないのでしょうが、そういった国民の疑惑に対しても、これは問題ないと、きちんと説明ができる対応が必要になってきますね。公務員には、より高度な透明性が求められていますから。

委員 このケースでは、製薬会社が主催してやっているということが明らかで、表から見ても分かる話ですから、だからかえってここまで来れば問題はない、そんなに心配することはないと思います。逆にそうではない、例えばオープンなイベントの中で特定の製薬会社の依頼で講演をするという方が、もっと分かりにくい、不透明なものになる可能性があるのではないかという気がします。

委員 実態としては、本当に問題にすべきはそういうところなのかもしれませんが、国民が見たとき瞬間的にどう思うかという意味では、よりダイレクトに訴えるのは、今回のようにタイトルに特定の薬の名前が付いていたりする場合だとイメージ的には思われます。ただ、今お話にあったように、隠れているところに、より問題がある可能性が高いということもありますので、この両面について、クリアになるような基準等があればよろしいのかなと思います。

服務管理官 今後は、更に依頼の内容などを良く確認させ、国民から疑惑や不信を招くおそれのないように留意して参ります。

川戸会長 よろしいですか。他にご質問、ご意見等がなければ、贈与等報告書の審査は以上とします。

(4) 平成22年度自衛隊員等倫理週間の実施結果について

川戸会長  次に、「平成22年度自衛隊員等倫理週間の実施結果について」です。本週間は、隊員の職務に係る倫理の保持に関する意識の高揚を図るための取組みを実施する期間として、平成17年度から設定しているものです。それでは、説明をお願いします。

服務管理官 ただ今、会長からもご説明のありましたとおり、自衛隊員等の職務に係る倫理の保持に関する意識の高揚を図るため、平成17年度からこの週間を始めたわけでありますが、今年度につきましては、1月30日から2月5日までを週間に設定し、施策を実施いたしました。
 その実施項目としましては、教育、ホットライン、広報、講演等とございますが、以下項目毎にご説明させていただきます。
 まず、教育につきましては、原則として全職員を対象とし、私共の部署で作成し配布しました「調達等関係職員・幹部職員用」と「一般職員用」の2種類の教育資料及び倫理ビデオ、若しくは国家公務員倫理審査会が作成した教育資料及び事例DVDを使用して、各機関毎に実施いたしました。ご参考までに、教育資料をお手元に配付しておりますので、ご覧いただきたいと思います。
 次にホットラインの設置ですが、倫理法等違反行為の通報窓口として常時設置しております電話番号やメールアドレスとは別に、相談窓口といたしまして、この週間中、臨時特設回線を増設して相談を受け付けました。その件数としましては7件、1人で複数相談するケースもありますので、区分別では12件の相談がありました。内容としましては、利害関係について2件、物品等の贈与について2件、ゴルフについて1件、飲食について4件、報告について2件、その他の件について1件となっております。なお、倫理法等の違反に関する通報はありませんでした。  それから、広報・啓発活動としましては、通知文書の発簡、「隊員用」と「部外者用」の2種類のパンフレットの作成・配布、省内放送、また、朝雲新聞やホームページにおける広告・告知をいたしました。また、隊員用のパンフレットに記載してあります倫理監督官たる事務次官からのメッセージを、省内で電子メールが配信できる範囲の職員全員の個人端末に対して、倫理週間の最初の月曜日に配信いたしました。
 なお、部外者用のパンフレットにつきましては、自衛隊部外関係団体23法人及び装備施設本部契約高上位50社へ直接郵送するとともに、調達関係部署の窓口等に設置し、訪れた事業者等に配布いたしました。
 また、啓発活動の一環としまして、前自衛隊員倫理審査会委員の桐村晋次先生による、「倫理観を育てる、人を育てる ~企業、学校の現場において~」と題しました講演会を実施いたしました。
 ご参考までに、この講演会の風景と部隊で行われました教育風景を撮影しました写真をお配りさせていただきました。
 「平成22年度自衛隊員等倫理週間の実施結果について」の説明は以上です。

川戸会長 それでは、ご質問やご意見等がありましたらお願いします。

委員 ホットラインの相談内容のところに出ていますが、防衛省のルールとして、個人からの贈与であれば報告は不要という理解でよろしいのでしょうか。個人であっても、肩書きとして団体の役員であったり、何かの役職についていたり、そういう人からの贈与だと判断に迷いが出てくることもあるのではないかということで、前回の審査会でも議論があったかと思うのですが、全くの個人からの贈与については、これも「全くの」の解釈だとは思うのですが、報告が不要ということで一貫して指導をしているということでしょうか。

服務管理官 はい。団体等に属さず、また、個人でも事業等を行っていない全くの個人からの贈与の場合には、報告が不要と指導しております。

委員 そうすると、過去の審査会において、個人からの贈与についての報告も紹介されていたと思うのですが、それは任意というか、不要なんだけども一応提出されていたということなのでしょうか。

服務管理官 報告書を提出しなかったがために、後で倫理規程違反に問われるおそれがあると考えた者が、念のために提出してきたものについては、従来から参考としてご紹介してきたということです。

委員 本来、報告が必要になるかどうかは、贈与等を受けた原因、その相手方との因果関係、これが業務上の関係なのか私的なプライベートな関係に由来しているのかどうかということなんですよね。そもそもこうした相談があるということは、その疑問の根本にあるのが、両者の区別が付きにくいということなんだろうと思います。実質的な関係で判断していると説明できれば良いので、その辺りの整理を理解させることが必要なのだと思います。

委員 こういった問合せがあった場合、原則として報告は不要だけれども、ただ「不要です」と回答するよりも、「何か疑義があるときは念のために相談して下さい」というようなことを付け加えた方が、より丁寧な対応だったのではないでしょうか。

事務局 実際の相談では、全ての話を聞いて上で、個人的な関係であることが確認できたことから「報告は不要」と回答しているのですが、ここでは要約しているため、このような記載になっております。確かに、本当に利害関係に該当するか否かについては、その部隊における本人の業務等との関係もありますため、こちらとしましても、直ぐには答えきれない部分もあります。
 ただ、倫理法があり、一定の制約があるということは十分に浸透しておりまして、昨年度実施したアンケートの調査結果におきましても、大部分の者がそうした認識を持っていると回答しております。しかしながら、個別のケースの中で判断がつきにくい、分からない、ということもありますため、こうしたホットラインに相談が寄せられてくるのだと思われます。
 常設の通報窓口でも質問を受け付けることがありますが、そういう風に使っていただいて、分からなかったら自分勝手に判断せずに相談する、そして、もし我々でも判断できないような場合には、先生方にもご相談させていただく、今後もそのような形でやって参りたいと考えているところです。

委員 通年ある常設の通報窓口について、内部的なものと外部窓口の法律事務所のようなものの両方があると以前伺いましたが、そちらの相談件数は大体どれくらいあるのでしょうか。

事務局 相談ということですと、月に1本あるかないかというくらいです。

委員 それは内部窓口も外部窓口もそのくらいということでしょうか。

事務局 外部については公益通報窓口になっていまして、倫理だけに限られておりませんことから正確な数字を把握していないのですが、内部の通報窓口については、倫理の相談というよりも、むしろ個人的な人事上の措置についての苦情やら愚痴のような内容ばかりなのが実際のところでして、純粋な倫理の相談というのは、先程申しました通り、月に1本あるかないかという程度です。

委員 そうすると今回の倫理週間でのホットラインというのは、そういう意味では、ある程度、倫理に関する相談が集中したということでしょうか。

事務局 はい。パンフレットやポスター等で周知しておりますので、それを見て、ちょっと相談してみようか、聞いてみようかということになったのではないかと思われます。

委員 同じくホットラインの相談内容で、「自衛隊員倫理カード」の相談先の電話番号が空白になっているというのがありますが、これはどういうことなのでしょうか。

服務管理官 所属する機関によって相談先の電話番号が違ってきますので、各機関毎の相談窓口の電話番号を、通常は人事担当の部署になると思いますが、そこがその部署の電話番号を記載した上で、各個人に配布するよう指導しております。ただし、この相談者のところでは、その記載がなく空白のまま配布されていたということのようです。

委員 隊員用パンフレットの裏面を見ますと、倫理法等に関する相談は倫理カードに記載された相談先を参照するようにと書いてあるにも関わらず、それが記載されてない空白の倫理カードが配布されているというのは不適切という気がします。

服務管理官 今後、同様のことがないように周知徹底するようにいたします。

委員 話は変わりますが、週間中の施策というものは、マンネリ化して、ただやっただけということになりがちです。その成果についても、なかなか指標化しにくい面もあろうかと思いますが、ご担当として、今年度の倫理週間を振り返ってどうだったかというのをお聞かせください。

服務管理官 今年度について申し上げますと、例年ベースということでメリハリがなかったというのが正直なところです。今のご指摘を受けまして、例えば、今年度発生した違反事案に「利害関係者から金銭の貸付けを受けていた」というものがありましたが、次回はそうした関係のものを特に啓発していくような、重点事項を明らかにして、メリハリを付けた倫理週間となるように検討していきたいと思います。

委員 倫理というのは、個人のモラルの問題が公的な業務にも影響を与えてしまうということなのでしょうが、余り厳し過ぎますと、プライベートな、私的な領域にまで役所が指導・監督するというようなことにもなりかねませんので、非常に難しいものだと思います。そこはやりすぎないよう十分注意された方が良いのではないでしょうか。

委員 教育を受けた人に対するアンケート調査などはされているのでしょうか。

事務局 昨年度はやりましたが今年度は行っておりません。

委員 そのアンケートの結果はどのように反映されたのですか。例年と同じ内容というと反映されてないようにも聞こえてしまうのですが。

事務局 昨年度のアンケートにおきまして、調達関係の業務などを専門的にやっている人と、そもそも利害関係者と余り関係のない一般隊員と、教育を分けた方が効果的ではないかとの意見がありましたため、昨年度から「調達等関係職員・幹部職員用」と「一般職員用」の2種類の教育資料を作成したところです。また、理解度をチェックする小テストのようなものを行ってほしいとの意見もありましたので、資料の最後に理解度を図るチェックシートを付けるようにいたしました。
 更に部外用のパンフレットについては、調達関係部署の窓口等に置いておくだけではなく、事業者等に配付すべきではないかとの意見もありましたので、部外の関係団体や契約業者に対して、直接郵送するなどの施策を実施いたしました。
 ただし、いずれも昨年度に見直したものばかりでありまして、今年度につきましては、昨年度から大きく変更したところはございません。

川戸会長 例えば、隊員用のパンフレットの中に、先程出ていたような最近の違反事案の詳細や傾向等を掲載するとか、アンケートの結果を入れ込むというような工夫も必要だったのではないでしょうか。

服務管理官 分かりました。

川戸会長 他にご質問、ご意見がなければ「平成22年度自衛隊員等倫理週間の実施結果について」は、以上とします。

(5) 議題の議決等について

川戸会長 最後になりますが、本日審議されました「第46回自衛隊員倫理審査会議事録」、「平成22年度第3四半期の贈与等報告書」につきまして、各委員に承認をいただきたいと思います。

(6) 閉会の辞

川戸会長 以上で、本日予定しておりました議題につきましては、すべて審議が終了いたしました。本日は、ご熱心にご審議いただき、ありがとうございました。次回のスケジュールについては、委員の皆様のご都合を承りつつ、事務局より個別に連絡させていただきたいと思います。

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