第34回自衛隊員倫理審査会議事録


日時
平成20年3月12日(水)10時30分~11時45分
場所
防衛省A棟11階第1省議室
出席者
(委員) 栗林会長、桐村委員、田中委員、田辺委員、川戸委員
(防衛庁) 森服務管理官
議事
(1) 開会の辞

栗林会長 只今より「第34回自衛隊員倫理審査会」を開催します。
 本日は、ご多忙中のところ、各委員におかれましては、ご参集いただき、誠にありがとうございます。

(2) 第33回自衛隊員倫理審査会議事録について

栗林会長 それでは、本日の議題に入りたいと思います。
 1番目は、「第33回倫理審査会議事録」についてご説明し、ご承認をいただくことでございます。服務管理官から説明をお願いします。

服務管理官 まず、第33回自衛隊員倫理審査会の議事の内容でございますが、①「開会の辞」、②「第31回及び第32回倫理審査会の議事録」、③「贈与等報告書の審査について」、④「平成19年度自衛隊員等倫理週間について」、⑤「自衛隊員倫規程遵守のための体制整備について」⑥「議題等の議決について」でございます。

栗林会長 ありがとうございました。それではここで、「第33回倫理審査会議事録」について審議いたします。ご質問あるいはご意見がありましたらお願いします。

栗林会長 それでは、議事録につきましては特段のご意見もないようなので、承認につきましては他の議題についての議論を終えた後で行いたいと考えています。

(3) 防衛省の職員の給与等に関する法律の一部改正に伴う自衛隊員倫理法の一部改正について

栗林会長 2番目は、「防衛省の職員の給与等に関する法律の一部改正に伴う自衛隊員倫理法の一部改正について」であります。改正の内容について、服務管理官から説明をお願いいたします。

服務管理官 それでは、お手元の資料に基づきましてご説明させていただきます。
 趣旨でございますが、職員給与法の一部改正に伴い、専門スタッフ職というものが設けられまして、それに伴い、自衛隊員倫理法の一部を改正するものでございます。今般の法律の改正は、防衛省の職員の給与等に関する法律の一部改正の法律の附則として改正されるものでございます。概要でございますが、倫理法第2条に、部員級以上の自衛隊員という規定がありますが、新たに加わりました専門スタッフ職俸給表の者を追加するものでございます。また、別表指定職俸給表のずれがありますので、別表第十を別表第十一に改正するものでございます。なお、今回の改正につきましては、同様の内容の改正が国家公務員倫理法についてもなされております。施行日につきましては、平成20年4月1日でございます。
 専門スタッフ職俸給表新設の意義でございますが、行政の多様化、複雑・高度化に対応するため、公務において職員が培ってきた高度な専門的な知識や経験を活用するとともに、早期退職慣行を是正し在職期間の長期化に対応する観点から、複線型人事管理の導入に向けた環境整備を図るために整備されたものでございます。
 具体的なイメージといたしましては、本省で申しますと課長級が3級、室長級が2級、補佐級が1級という職務内容をイメージしております。具体的に平成20年度から防衛省において新設を考えている専門スタッフ職としては、大臣官房の人事問題調査分析官、防衛政策局の国際問題調査分析官、地方協力局の地域政策調査分析官の3つでございます。以上でございます。

栗林会長 ありがとうございました。ご質問あるいはご意見がありましたらお願いいたします。

委員 専門職スタッフ俸給表の「支援を行う。」というのは、1級は2級に対して、2級は3級に対してということですか。政策を企画立案する人に対する支援を行うということですか。

服務管理官 ラインではなく、スタッフとして政策の企画及び立案等に対して支援を行うことです。

委員 ラインの決定だけではなく、スタッフ自身が決定しなくてはならないということはあるんですか。

服務管理官 決定ということになりますと、組織の決定でございますので、最終的には防衛大臣でございますが、ラインでございます局長、課長といったところで意思決定は為されるということだと思われます。

委員 例えば、教育計画の体系といったものがあって、そういったものを作るといった場合には、いくつかに分かれているでしょうから、ラインの絡みようがないのではないでしょうか。個々に自分のところの計画にはラインがあるでしょうが、大きな大綱を決める場合には、スタッフが立案して、上にあげて誰かが決めるということでしょうか。

服務管理官 スタッフのところで意思決定が行われることはありません。特定の行政分野について今まで培ってきた経験や知識を生かし、高度な専門的知識をもって、政策の企画及び立案等の支援を行います。

委員 私は思うんですが、政策の企画立案をするのがラインの仕事でありますよね、それを支援するわけだから、ラインを支援するという説明をするのではないでしょうか。

服務管理官 はい。企画立案を支援します。

栗林会長 特にご質問等がありませんでしたら、本件についてはこれで終了いたします。

(4) 平成19年度第3四半期の贈与等報告書の審査について

栗林会長 3番目は、「平成19年度第3四半期の贈与等報告書」の審査を行います。この審査は、倫理法第6条の規定に基づいて、5千円を超える贈与等を受けた部員級以上の隊員が提出をした「平成19年度第3四半期の贈与等報告書」について、当審査会が審査を行うことであります。それでは、説明をお願いいたします。

服務管理官 それでは、平成19年度第3四半期の贈与等報告書について、お手元にございますダイジェスト版の資料をご覧頂きたいと思います。これに従いまして、全体の状況をご説明させていただきます。
 太枠が平成19年度第3四半期で左下に件数合計243件、前年度同期平成18年度第3四半期と比較しますと、8件増加しております。

基因別の内訳で見ますと、
 「賞金の贈与」が9件で、前年度同期の5件から4件の増加、
 「有価証券等の贈与」が3件で、前年同期3件と同数、
 「物品の贈与」が10件で、前年度同期の6件から4件の増加、
 「著述に対する謝礼」が125件で、前年度同期の106件から19件の増加、
 「著述による印税」が11件で、前年度同期の5件から6件の増加、
 「講演等に対する謝礼」が77件で、前年度同期の94件から17件の減少、
 「テレビ出演等に対する謝礼」が6件で、前年度同期の16件から10件の減少、
 「新聞等へのコメントに対する謝礼」が2件で、前年度同期の0件から1件の増加
となっております。
組織として多いところは、陸上自衛隊の133件となっており、倫理法施行以降、傾向は同じでございます。

 それでは、平成19年度第3四半期贈与等報告書についてご説明させていただきます。
 最初は、賞金の贈与でございます。
  1番から7番は、部内の私的サークル誌が発行する機関誌に寄稿した論文が表彰され、その副賞として賞金を受領したものです。
  8番及び9番は、財団法人が実施した論文の賞に入選し、その副賞として賞金を受領したものです。

 次に、有価証券の贈与について、ご説明いたします。
  10番から12番は、事業者からの映画又はミュージカルチケットの贈与です。

 物品の贈与について、ご説明いたします。
  13番から18番は、在日大使館からの年末の挨拶として酒類又は蘭の贈与、
  19番は、外国の国防科学研究所からの陶器の贈与、
  20番及び21番は、自衛隊協力団体からのだるまの贈与、
  22番は、市商工会からの特産品の贈与です。

 著述に対する謝礼について、ご説明いたします。
  23番から110番は、部内サークルが発行する機関誌等への著述、
  111番から119番は、財団法人が発行する機関誌等への著述、
  120番から124番は、社団法人が発行する機関誌等への著述、
  125番から129番は、新聞社及び通信社が発行する新聞等への著述、
  130番から142番は、出版社が発行する書籍等への著述、
  142番は、著述の他、監修も行っております。
  143番から146番は、その他の団体が発行する書籍等への著述です。

 著述による印税について、ご説明いたします。
  147番から157番は、新聞社、出版社等から出版された書籍の印税です。

 講演等に対する謝礼について、ご説明いたします。
  158番から165番は、財団法人からの依頼による講演、
  166番から170番は、自衛隊の協力団体等からの依頼による講演、
  171番から179番は、大学等からの依頼による講演、
  180番から183番は、ボランティア団体からの依頼による講演、
  184番から205番は、企業その他の団体からの依頼による講演です。

 講演及び会合等への出席に対する謝礼について、ご説明いたします。
  206番から209番は、企業その他の団体からの依頼により、会合等へ出席し、同会合等において講演を行ったものです。

 会合等への出席に対する謝礼について、ご説明いたします。
  210番から219番は、企業その他の団体からの依頼による会合等への出席です。

 講義等に対する謝礼について、ご説明いたします。
  220番から233番は、企業その他の団体からの依頼による講師等です。

 テレビ出演等に対する謝礼について、ご説明いたします。
  234番から239番は、テレビ会社等からの依頼によるテレビ出演です。

 新聞等へのコメントに対する謝礼について、ご説明いたします。
  240番及び241番は、新聞社等からの依頼により取材協力を行ったことによる新聞等へのコメントです。
  242番及び243番は、遅延報告であります。242番は、部内の私的サークルが発行する機関誌への原稿執筆によるものであり、243番は、自衛隊協力団体からの依頼による講演による謝礼でございます。本来報告すべき時期に報告しなかった件については、誠に遺憾であり、本人及び事務担当者に注意し、指導をしております。

 最後に、倫理法が対象とする贈与等報告ではないのですが、参考として報告させていただきます。内容といたしまして、
 面接委員を務めたことに対する謝礼、研究助成対象者の選考に対する謝礼、アンサンブルコンテストの審査員を務めたことに対する謝礼、ドーピング検査支援に対する謝礼、市からの依頼により医療支援を実施したことに対する謝礼です。

 平成19年度第3四半期の贈与等報告書の説明は、以上でございます。

栗林会長 ありがとうございました。それでは、ここで贈与等報告書の審査に入らせていただきます。贈与等報告書に対するご質問、自由なご意見を頂きたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

委員 17番18番ですが、防衛装備武官は日本に対して兵器類を売り込む担当ということですか。

服務管理官 防衛装備協力がございますので、売り込むというよりも、防衛装備協力を調整をするための担当だと思われます。

委員 武官とあるので、こちらにいらっしゃるということですね。所属は軍隊ですよね。日本でも在外大使館で防衛装備品のために行かれるのでしょうか。

服務管理官 書記官としてはいますが、装備担当官ということではないのではないかと思います。

委員 進んだ国は装備品などを売り込みにきているのかなと思ったものですから。

服務管理官 一般的に、経理装備局がございますが、例えば艦船武器課に外国の方が表敬に来るとき、この武官を通して調整がある場合もあるかと思います。

委員 外国は、国策として売り込みにくるというのがあると聞きますよね。日本はありませんがね。

栗林会長 利害関係者が例年よりも多いようですが。何かありますか。参考として掲げられているものについても、いつもより多いようですが、何かありますか。

委員 例えば、参考3番で、論文の選考とありますが、この選考と講演をされるのと本質的にどこが違うのでしょうか。参考1番などは、語学の面接とありますが、仕事とは関係ないということでしょうか。

事務局 知識を教授するものについては、講演等に該当しますが、論文の審査などはこれに該当しないため参考としております。

委員 実務上は、何条に該当して判断しているのでしょうか。

事務局 倫理規程第9条の講演等に該当するものは贈与等報告書の対象としております。参考については、本来であれば、贈与等報告書の対象となるものではありませんが、提出してきており、職務に何ら関係がないというものではありませんので、透明性を高めるという観点から、審査会には参考としてあげているものでございます。

委員 倫理規程第9条については、利害関係者からの依頼による講演等の報酬の報告についてですが、これらは利害関係者以外からの依頼の場合は読めないですよね。

事務局 倫理法第6条の贈与等の報告において、事業者等と自衛隊員の職務との関係に基づいて提供する人的役務に対する報酬として自衛隊員倫理規程で定める報酬の支払を受けたときとあります。

委員 倫理法第6条を受けて、倫理規程第11条第2号で、利害関係者に該当しない事業者等からの支払を受けた講演等の報酬とありますね。

栗林会長 講演等の定義ということですが。

服務管理官 講演等は倫理規程第9条で列挙されております。倫理法第6条の報酬は何かというのが、倫理規程第11条でございます。

栗林会長 審査などは知識の教授に当たらないのかということですね。

事務局 一般職についても確認しましたところ、報告の対象には当たらないとのことでした。

委員 参考として上がっているのは、報告義務はないということですね。

服務管理官 あげてもらったものについては、報告義務はありませんが、透明性を高める観点から参考に審査会に出したものです。

栗林会長 参考が多いというのは、迷っている方が多いということですかね。

服務管理官 勝手に判断しないよう、迷った場合には倫理管理官、倫理監督官に相談するようにと指導しているところです。

栗林会長 それでは、贈与等報告書の審査は以上とします。

(5) 平成19年度自衛隊員等倫理週間の実施結果について

栗林会長 続きまして、「平成19年度自衛隊員等倫理週間の実施結果について」であります。本週間は、隊員の職務に係る倫理の保持に関する意識の高揚を図るための取組みを実施する期間として、平成17年度から設定しているものです。それでは、説明をお願いいたします。

事務局 本件については、今般の前事務次官の倫理法令違反と疑われる行為が明らかとなったことからも、充実を図った上で、実施したところでございます。それでは、お手元の資料に基づき、ご説明させていただきます。
 倫理週間の趣旨につきましては、隊員等の職務に係る倫理の保持に関する意識の高揚を図るための取組、期間については1月25日から2月2日でございます。実施項目につきましては、教育、ホットライン、広報、講演でございます。
 以下、項目毎にご説明いたします。
 教育についてでございますが、原則として全職員を対象とし、当方で作成いたしました倫理ビデオ及び教育資料をデータでも配布しまして、各機関毎に教育を実施しているところでございます。参考1の資料で写真付きで掲載しておりますが、これは航空自衛隊の例ですが、このような形で、適宜教育を実施いたしました。
 倫理ホットラインの設置でございますが、倫理週間中開設し、受付の件数といたしましては27件で、内訳については、倫理法の制度についてが主なものであり、特に教育担当者からの質問が多い状況でした。内容としては、利害関係者はどういうものかなどの制度的な質問が多かったようです。
 今回、防衛監察監を講師とし、「今なぜ法令遵守が強く求められているのか」という演題で講演会を実施しました。全体で約720名ほど参加いたしまして、写真にあるような形で実施し、事務次官、各幕僚長、各機関の長等の幹部も聴講にこられて、大変よかったと思われます。
 主立ったこういった施策をとったところでございます。

栗林会長 ありがとうございました。ご質問あるいはご意見がありましたらお願いいたします。

委員 質問ではありませんが、監察監の講演の議事録又は要旨があれば、参考にいただけないでしょうか。

事務局 はい、わかりました。

委員 議事録等の配布は考えているのでしょうか。

事務局 配布は考えてはいなかったのですが、記録としてDVDなどにとっております。

服務管理官 内容としましては、ご承知のとおり検察出身ですので、ご自身がこれまで携わった事件や最近話題になった事件など具体的な例をあげられて、今なぜ法令遵守が必要かというお話でございました。また、大講堂がいっぱいになりまして、立見がでるのではと心配しました。幹部だけでなく、一般の若い隊員も聴講にきており、大変効果があったのではないかと思っております。

栗林会長 特にご質問等がありませんでしたら、平成19年度自衛隊員等倫理週間の実施結果につきましては以上といたします。

(6) 自衛隊員倫理教本の改訂について

栗林会長 続きまして、自衛隊員倫理教本の改訂についてです。それでは、説明をお願いします。

事務局 自衛隊員倫理教本の改訂についてご説明させていただきます。自衛隊員倫理教本は、自衛隊員倫理法又は倫理規程の適切な運用を図ることを目的として配布しております。主な改訂内容といたしましては、防衛庁が防衛省に移行したことに伴う改正、講演等の承認の留意事項の変更に伴うもの、質疑応答集の追加ということでございます。質疑応答集の追加については、「航空自衛隊分屯基地においての利害関係者との会費制における会食の問題」や「陸上自衛隊幹部自衛官関連のOBとの関係の問題」など、運用上誤解が生じやすいような事例を加えることで、周知徹底を図るというものでございます。配布要領ですが、21,000部を印刷し、各機関等へ配布、更に各機関等においても増刷し、基本的には贈与等報告書の対象となる行(一)5級相当以上の事務官等及び3佐以上の自衛官全員に配布いたします。以上でございます。

栗林会長 それでは、倫理教本の改訂につきまして、ご意見、ご質問等がありましたらお願いいたします。

栗林会長 航空自衛隊の件は、こちらの質問60ですか。

事務局 そうでございます。会費だけ払っていればよいというわけではないということを示し、こういった場合には注意が必要ですということでございます。

栗林会長 特にご意見、ご質問等がありませんでしたら、倫理教本の改訂については以上といたします。

(7) 自衛隊員倫理規程遵守のための体制整備について

栗林会長 続きまして、「自衛隊員倫理規程遵守のための体制整備について」であります。それでは、説明をお願いいたします。

事務局 それでは、お手元の資料に基づき、ご説明させていただきます。
 体制整備については、昨年から御議論頂いているところでございますが、整理いたしますと、体制整備について検討の必要があるということがあったかと思います。前回の審査会においては、まず現体制、審査会の位置付けについて、制度上どのようになっているかを整理することがいわれていたかと思います。防衛省改革会議がなされておりますが、直接倫理と関係があるというわけではないと思いますが、組織改革や調達改革などを踏まえた上で、議論していくことになるかと思っております。今回につきましては、前回の議論を踏まえ、現体制の制度上の位置づけについてご説明していきたいと思います。
 大臣、倫理監督官、倫理審査会の所掌事務、責務について、関係法令から抜き出したものです。まず大臣の責務としては、細かい話になりますが、訓令制定や倫理保持の体制整備、違反行為の厳正な対処、通報者への配慮、倫理観のかん養及び保持といった責務が倫理規程第14条で定まっております。それを補佐するものとして倫理監督官が位置付けられており、大臣を助けて倫理保持のための体制整備を行い、倫理保持に関し必要な助言及び指導もろもろ大臣からの引き継いだものについての責務を負っており、倫理規程第15条に規定されており、こういった大臣との関係がございます。一方、倫理審査会については、まず、倫理審査会の設置として、倫理法第10条におきまして、大臣の事務を補佐させるために防衛省に設置されております。さらに、審査会の所掌事務及び権限については、倫理法第11条を見ますと、次の事項を調査審議し、必要と認める事項を大臣に建議をするという、例えば今御議論頂いている倫理の体制整備に関する事項などを大臣に建議したりすることができます。その他、各種報告書の審査などが法第11条で定まっております。審査会令第6条におきましては、審査会は、関係行政機関の長に対し、資料又は情報の提供その他必要な協力を求めることができるとなっておりまして、議論の中で、もしくは、例えば倫理事案が発生した中で、必要に応じて資料や情報などの協力を求めることができるということになっております。事務局としては、その間に入った上での役割を担っているということになります。違反の疑いのある行為が発生した場合の措置の流れの中で、事務局がつながっていて、事案が発生した場合などは先生方には必要な情報提供を今でも行っているところでありまして、位置づけとしてはこのような形になっているというところでございます。
 ざっとした説明で大変恐縮ではございますが、現行の体制としてはこのようになっているというものであります。違反の疑いのある行為があった場合の措置の流れについては、右のとおりであり、倫理法の事案が発生した際の手続のながれであり、現状では、事案が発生した場合、事実がある程度確認された後で、倫理管理官から倫理監督官への事案発生の報告がありまして、それを受けて大臣が倫理審査会に対して調査命令を行う、そこではじめて審査会で調査を行い、報告を大臣に行い、大臣が懲戒処分を行うといったときには、また聴取するといった事務的な流れでございます。現行体制についてご説明させていただきました。

栗林会長 ありがとうございました。自衛隊員倫理の保持の体制整備の検討が必要ではないか、現体制の制度を整理する必要があるのではないかということは、昨年の議論でありました。新たな体制をどう検討するかに当たって、現制度を整理するということで、事務局から説明がありました。ご質問あるいはご意見がありましたらお願いいたします。

委員 倫理監督官に次官を充てるということはどこで決めているのでしょうか。

事務局 自衛隊員倫理法及び自衛隊員倫理規程等に基づく、防衛省職員の職務に係る倫理の保持に関する承認手続、報告等についての通達の第1の1で定められています。

委員 この仕組みでいくと、倫理監督官に問題がある場合には、外部から圧力がかからない限り、大臣の場合は問題があれば国会で追及されるわけですからいいんですが、事務次官に問題がある場合には、どうやってその問題を、拡大を防ぐことが可能かということですよね。悪いことをしないという前提ですかね。

委員 大臣がいますよね。

委員 その大臣が気付かず、この場で少し内部告発のようなことがあって、我々の耳に入ってきたとすると、我々はどういうルートであげることが可能ですかね。

服務管理官 倫理監督官を誰が監督するかという御議論かと思われますが。

委員 訴えが出てきたときに、次官経由となると調査命令が来ないわけですよね。

服務管理官 本人の不祥事に関して、本人が関与するかということですね。そういう場合は、想定していないものですから、そういった場合の規定はないですね。

委員 そういった場合にどうしたらいいだろうかというのが、そもそも論ですね。

栗林会長 それは、今後の検討課題ですね。個人的には、この倫理審査会は、倫理規程遵守の体制整備に関する事項について大臣に建議することができると、同時に、倫理規程に関する事項についても建議することができますから、こういった違反行為があった場合についても建議の対象として問題とすることができるのではないかという感じがしますが。検討していかなければならない問題だと思いますが、本日は、現行の体制を伺いましたが、今後どのように進めていかれるか、ご説明ください。

事務局 たたき台ということでございますが、案としましては、次回審査会から先生から御指摘のあったような個別事項について議論を深めて行きつつ、12月の審査会にある程度、最終的な、一定の結論のようなものが取り纏められたらいいかと思っております。報告の方法については、まだ詰め切ってはおりませんが、大臣に対して建議していくのかということも含めて、12月の審査会である程度固めた上で、1月の倫理週間で可能な限り施策を反映し更なる充実を図るということができればいいかと素案として考えたところでございます。

栗林会長 今後のスケジュールは、次回の審査会から個別事項の議論というのは、2の件ですか。

事務局 はい、当然、色々な御議論があると思いますので、その中で更に深めていくということを想定しております。

栗林会長 次回は6月ですか。

事務局 6月です。

栗林会長 少し間があるような気はしますが。

服務管理官 それまでに、それなりの案ができましたら、個別にご説明に上がるということとしたいと思います。

栗林会長 今日は時間も過ぎましたので、この議題については終わりたいと思います。

委員 今ご回答頂いたように、この間の大きな事件があって、倫理審査会で対応できないというのはどうかということで議論が出てきて、それを12月までかけるというのは時間がかかりすぎじゃないでしょうか。

服務管理官 そこは、議論を加速化させて努力したいと思っております。

(8) 議題の議決等について

栗林会長 それでは、本日審議されました「第33回自衛隊員倫理審査会議事録」、「平成19年度第3四半期の贈与等報告書」につきまして、各委員に承認をいただきます。

(9) 閉会の辞

栗林会長 次回のスケジュールについては、委員の皆様のご都合を承りつつ、事務局より個別に連絡させていただきたいと思います。
 以上で、本日予定しておりました議題につきましては全て審議が終了いたしました。本日は、ご熱心にご審議いただき、誠にありがとうございました。

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