第31回自衛隊員倫理審査会議事録


日時
平成19年9月10日(月)15時30分~16時30分
場所
防衛省A棟11階第1省議室
出席者
(委員) 栗林会長、桐村委員、田中委員、田辺委員、川戸委員
(防衛庁) 森服務管理官
議事
(1) 開会の辞

会長 只今より「第31回自衛隊員倫理審査会」を開催します。本日は、ご多忙中のところ、各委員におかれましては、ご参集いただき、誠にありがとうございます。
 本日の議題に入る前に、9月1日付で人事教育局長が交代されましたので、一言ご挨拶いただきたいと思います。

(人事教育局長 挨拶)

会長 人事教育局長は、他の業務の関係上、ご退出されます。

会長 それでは、ここでお知らせがあります。これまで、倫理審査会の庶務は、人事教育局人事計画・補任課で行っていましたが、9月1日から人事教育局服務管理官に変更されました。また、防衛施設庁の廃止により、防衛施設庁総務部人事課長の出席はなくなりました。詳しくは、後ほど説明があります。
 それでは、9月1日付で人事教育局服務管理官が着任されましたので、ご紹介いたします。

(服務管理官 自己紹介)

(2) 第30回自衛隊員倫理審査会議事録について

会長 それでは、本日の議題に入りたいと思います。1番目は、前回行われました「第30回倫理審査会議事録」についてご説明し、ご承認をいただくことでございます。服務管理官から説明をお願いいたします。

服務管理官 ご紹介の第30回自衛隊員倫理審査会の議事の内容でございますが、最初に1「開会の辞」、2「第29回自衛隊員倫理審査会の議事録」、3「自衛隊員倫理ビデオによる教育について」、4「贈与等報告書、株取引等報告書及び所得等報告書の審査について」、5「議題等の議決について」でございます。

 引き続きまして、前回ご質問のあった件につきまして、ご説明させていただきたいと思います。一点目は、「陸上自衛隊一般幹部候補生選抜筆記試験問題・解答集」等につきましては、過去2年間の実施問題及び解答の抜粋を記述しているとのことでございます。二点目は、「所得等報告書」の記載要領についてでございますが、収入金額から必要経費等を差し引いた所得金額を記載しており、一般職と同様の記載でございます。記載要領にも示しているところでございます。

会長 ありがとうございました。それではここで、「第30回倫理審査会議事録」について審議いたします。ご質問あるいはご意見がありましたらお願いします。

会長 それでは、議事録につきましては、他に特段のご意見もないようなので、承認につきましては、他の議題についての議論を終えた後で行いたいと考えています。

(3) 組織改編に伴う自衛隊員倫理法等の一部改正について

会長 2番目は、「組織改編に伴う自衛隊員倫理法等の一部改正について」であります。改正の内容について、服務管理官から説明をお願いいたします。

服務管理官 それでは、お手元の資料に基づきまして、ご説明させていただきます。
 平成19年度予算に係る防衛省設置法及び自衛隊法の一部を改正する法律でございますが、 防衛施設庁の廃止、地方防衛局の設置、防衛監察本部の新設等を内容としており、これらの法律によりまして、自衛隊員倫理法の一部の改正を行いました。また、政令も同様の趣旨で改正されており、それに伴い自衛隊倫理規程及び自衛隊員倫理審査会令の一部改正を行っております。概要でございますが、防衛施設庁の廃止に伴い同庁に係る規定を削除いたしました。いずれも組織改編に伴うものでございます。
 また、この度の組織改編により、自衛隊員倫理審査会令第7条に規定する「審査会の庶務は、防衛省人事教育局人事計画・補任課において処理する。」を「審査会の庶務は、防衛省人事教育局服務管理官において処理する。」と改正しております。組織の概要についてでございますが、以前、人事教育局人事計画・補任課服務企画室の担当していた業務について、このたび不祥事防止策の企画機能、懲戒処分チェック機能及び服務事案処理体制の強化を図るため、同服務企画室を服務管理官ということで新設してございます。それに伴って、審査会令も改正をいたしました。施行期日は今回の組織改編にあわせて本年9月1日でございます。
 政令の一部改正に関しましては、国会報告をいたしまして、報告の内容は只今ご説明しました組織改編に伴う改正に加え、証券取引法等の一部を改正する法律の改正に伴う改正でございまして、9月18日に国会報告を予定しております。

会長 ありがとうございました。ご質問あるいはご意見がありましたらお願いいたします。

委員 自衛隊員の不祥事事案がありました場合の処分関係は服務管理官のもとで行うと理解してよろしいでしょうか。

会長 ありがとうございました。視聴いたしましたビデオについて、ご意見、ご感想がありましたらお願いいたします。

服務管理官 はい。従来、人事教育局は自衛官の服務を担当しておりましたが、今回防衛施設庁がなくなり、地方協力局に統合されたことにあわせまして、自衛官の服務だけではなく、事務官等すべての懲戒処分を担当することとなりました。

委員 この場合、自衛隊員倫理法という法律の名前で問題はないのでしょうか。

服務管理官 はい。事務官も、自衛隊法上、自衛隊員とされておりますので、問題はございません。一般職の職員30数名が旧施設庁労務部におり、組織改編で、地方協力局の労務管理課にかわりましたが、それ以外は特別職の自衛隊の隊員ですので自衛隊員倫理規程の対象となっております。

会長 特にご質問等がありませんでしたら、本件についてはこれで終了いたします。

(4) 平成19年度第1四半期の贈与等報告書の審査について

会長 3番目は、「平成19年度第1四半期の贈与等報告書」の審査を行います。この審査は倫理法第6条の規定に基づいて、5千円を超える贈与等を受けた部員級以上の隊員が提出をした「平成19年度第1四半期の贈与等報告書」について、当審査会が審査を行うことであります。それでは、説明をお願いいたします。

服務管理官 それでは、平成19年度第1四半期の贈与等報告書について、お手元にございますダイジェスト版の資料をご覧頂きたいと思います。これに従いまして、全体の状況をご説明させていただきます。

太枠が平成19年度第1四半期で左下に件数合計302件、前年度同期平成18年度第1四半期と比較しますと、102件増加しております。
増加した主たる原因としては、財団法人の発行する書籍や防衛省移行に関連する著述に対する謝礼やコンサートチケットの贈与によるものでございます。

基因別の内訳で見ますと、
「賞金の贈与」が8件で、前年度同期の3件から5件の増加、
「有価証券等の贈与」が8件で、前年同期の0件から8件の増加、
「物品の贈与」が1件で、前年度同期の0件から1件の増加、
「著述に対する謝礼」が184件で、前年度同期の101件から83件の増加、
「著述による印税」が9件で、前年度同期の7件から2件の増加、
「監修等に対する謝礼」が11件で、前年度同期の12件から1件の減少、
「講演等に対する謝礼」が71件で、前年度同期の73件から2件の減少、
「テレビ出演等に対する謝礼」が9件で、前年度同期の4件から5件の増加
「新聞等へのコメントに対する謝礼」が1件で、前年度同期の0件から1件の増加
となっております。
組織として多いところは、陸上自衛隊の151件となっており、倫理法施行以降、傾向は同じでございます。
それでは、平成19年度第1四半期贈与等報告書についてご説明させていただきます。

賞金の贈与についてご説明いたします。
1番から7番は、部内の私的サークル誌が発行する機関誌に寄稿した論文が表彰され、その副賞として賞金を受領したものでございます。
8番は、大学院に在籍し、前年度成績優秀であったため表彰され、学術奨励金を授与したものです。

次に、有価証券の贈与について、ご説明いたします。

9番から16番は、コンサートチケットの贈与です。このうち、6件は、大使館が後援したコンサートのチケットが贈与されたものです。

物品の贈与について、ご説明いたします。
17番は、外国を訪問した際、私的に大統領から受領したものでございます。

著述に対する謝礼について、ご説明いたします。
18番から88番は、部内サークルが発行する機関誌への著述、
89番から165番は、財団法人が発行する機関誌等への著述、
166番から173番は、新聞社及び通信社が発行する新聞等への著述、
174番から199番は、出版社が発行する書籍等への著述、
200番から201番は、その他の団体が発行する書籍等への著述です。

著述による印税について、ご説明いたします。
202番から210番は、新聞社、出版社等から出版された書籍の印税です。

監修等に対する謝礼について、ご説明いたします。
211番から221番は、新聞社及び出版社から出版された書籍の監修です。

講演等に対する謝礼について、ご説明いたします。
222番から229番は、財団法人からの依頼による講演、
230番から238番は、自衛隊の協力団体等からの依頼による講演、
239番から244番は、大学等からの依頼による講演、
245番から247番は、ボランティア団体からの依頼による講演、
248番から269番は、企業その他の団体からの依頼による講演です。

講演及び会合等への出席に対する謝礼について、ご説明いたします。

270番及び271番は、企業その他の団体からの依頼により、会合等へ出席し、同会合等において講演を行ったものです。

会合等への出席に対する謝礼について、ご説明いたします。
272番から283番は、財団法人や企業等からの依頼による会合等への出席です。

講義等に対する謝礼について、ご説明いたします。
284番から291番は、社団法人や大学等からの依頼による講師等です。

テレビ出演等に対する謝礼について、ご説明いたします。
292番から300番は、テレビ会社等からの依頼によるラジオ及びテレビ出演です。

新聞等へのコメントに対する謝礼について、ご説明いたします。
301番は、新聞社からの依頼によるコメントです。

302番は、遅延報告であり、講演等による謝礼です。
報告者本人は、速やかに提出したものの、受領した部隊の担当者が、業務多忙のため上級部隊に遅れて提出し、更にその上級部隊の担当者が報酬の支払を受けた日の確認を怠ったため、翌四半期分と思いこんだことから、提出が遅れたというものです。
事務手続において二重にミスが生じたものであり、事務担当者に対し、厳重に注意し、指導をしております。

最後に、倫理法が対象とする贈与等報告ではないのですが、参考として報告させていただきます。内容といたしまして、市からの依頼により、医療支援を実施したことに対する謝礼、大学からの依頼により通訳を実施したことに対する謝礼です。

平成19年度第1四半期の贈与等報告書の説明は、以上でございます。

会長 ありがとうございました。それでは、ここで贈与等報告書の審査に入らせていただきます。贈与等報告書に対するご質問、自由なご意見を頂きたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

委員 98番から164番は、今回は原稿料ということで、原稿執筆がありましたが、これは雑誌かなにかですか。今後ともまた増えてくるのでしょうか。

事務局 これは今回初めてで、専門誌のようなもので雑誌ではございません。

会長 それでは、贈与等報告書の審査は以上とします。

(5) 平成18年度自衛隊員の倫理の保持に関する状況及び倫理の保持に関して講じた施策に関する報告について

会長 続きまして、「平成18年度自衛隊員の倫理の保持に関する状況及び倫理の保持に関して講じた施策に関する報告」についてです。「平成18年度自衛隊員の倫理の保持に関する状況及び倫理の保持に関して講じた施策に関する報告」は、自衛隊員倫理法第4条に基づき、自衛隊員の職務に係わる倫理の保持に関する状況等について、内閣が、国会へ報告するものであります。これは、当審査会として了承する性格のものではありませんが、内容を承知しておく必要があります。それでは、説明をお願いいたします。

服務管理官 それでは、お手元の資料に基づき、ご説明させていただきます。

 今回、報告書の概要でございますが、まず一番目に各種報告書の提出期限等でございます。贈与等報告書については882件、17年度が829件、株取引等報告書が5件、17年度が6件、所得等報告書が101件で17年度と同数でございます。
 これらにつきまして、自衛隊倫理審査会で審査をしていただいた結果、国民の疑惑を招くような結果はなかったということでした。

 次に届け出等の状況でございますが、隊員が自己の費用を負担(1万円を超える場合)して利害関係者と共に飲食する場合には事前に倫理監督官等へ届け出なければならないとなっており、利害関係者との飲食の届け出の状況につきましては1件で、17年度は4件ございました。利害関係者からの依頼による講演等の承認は311件、17年度は208件でございました。懲戒処分等の状況でございますが、平成18年度中に倫理法違反に関しての懲戒処分はございませんでした。
 次に、政令等の制定又は改廃の状況でございますが、18年度末までにおこなわれました自衛隊倫理法における政令の改正が2件、訓令の改正が1件で、これは防衛参事官等俸給表の廃止、防衛省の省移行に伴うものでございます。
 自衛隊員倫理法等の適正な運用の確保等について説明させていただきます。まず、17年度から実施しております自衛隊員倫理週間について、18年度は1月27日から一週間行い、倫理教育を実施し、また倫理ホットラインを設置して相談を受け付けました。また、倫理教本の18年度改訂版を配布いたしました。以上が報告書の概要でございます。
 今後の予定でございますが、事務次官等会議を平成19年9月14日ということで総務省と調整いたしておりまして、閣議を平成19年9月18日に予定しております。

会長 ありがとうございました。それでは、ただ今の報告につきまして、ご質問がございましたらお願いいたします。

会長 特にご質問等がありませんでしたら、「平成18年度自衛隊員の倫理の保持に関する状況及び倫理の保持に関して講じた施策に関する報告」につきましては以上といたします。それでは、本日審議されました「第30回自衛隊員倫理審査会議事録」、「平成19年度第1四半期の贈与等報告書」につきまして、各委員に承認をいただきます。

会長 次回のスケジュールについては、委員の皆様のご都合を承りつつ、事務局より個別に連絡させていただきたいと思います。以上で、本日予定しておりました議題につきましては全て審議が終了いたしました。本日は、ご熱心にご審議いただき、誠にありがとうございました。

ページの先頭へ戻る