第30回自衛隊員倫理審査会議事録


日時
平成19年6月11日(月)10時30分~11時30分
場所
防衛省A棟13階第2省議室
出席者
(委員) 栗林会長、桐村委員、田中委員、田辺委員、川戸委員
(防衛庁) 中村人事計画・補任課長、辻防衛施設庁総務部人事課長 等
議事
(1) 開会の辞

会長 只今より「第30回自衛隊員倫理審査会」を開催します。本日は、各委員におかれましては、ご多忙中のところ、ご参集いただき、誠にありがとうございます。

(2) 第29回自衛隊員倫理審査会議事録について

会長 それでは、本日の議題に入りたいと思います。 1番目は、前回行われました「第29回倫理審査会議事録」についてご説明し、ご承認をいただくことでございます。人事計画・補任課から説明をお願いいたします。

人事計画・補任課長 議事録のご説明の前に、前回の審査会でご質問のございました「平成18年度自衛隊員倫理週間において、教育を受けた者の人数」についてでございますが、「約71,000名」でございました。なお、この期間中に教育を受けることのできなかった者については、後日実施いたしております。
ご紹介の第29回自衛隊員倫理審査会の議事の内容でございますが、最初に1「開会の辞」、2「第28回倫理審査会の議事録」、3「防衛庁の省移行に伴う自衛隊員倫理法及び自衛隊員倫理規程の一部改正について」、4「平成18年度自衛隊員倫理週間の実施結果について」、5「自衛隊員倫理ビデオによる教育について」、6「平成18年度第3四半期の贈与等報告書の審査について」、最後は、7「議題等の議決について」でございます。

会長 ありがとうございました。それではここで、「第29回倫理審査会議事録」について審議いたします。ご質問あるいはご意見がありましたらお願いします。

会長 それでは、議事録につきましては、他に特段のご意見もないようなので、承認につきましては、他の議題についての議論を終えた後で行いたいと考えています。

(3) 自衛隊員倫理ビデオによる教育について

会長 2番目は、「自衛隊員倫理ビデオによる教育について」でございます。教育資料の説明及び自衛隊員倫理ビデオの視聴について、人事計画・補任課から説明をお願いいたします。

人事計画・補任課長 「自衛隊員倫理ビデオ」につきましては、6月末までに教育を実施することをご説明していたところではありますが、初めての企画であるビデオを部隊の末端まで行き届かせ、より倫理意識の浸透効果を高めて参りたいことから、年間を通して実施させていただきたいと存じます。実施後のアンケートの集計結果につきましては、後日ご報告いたしたいと存じます。

服務企画室長 お手元にございます資料は、自衛隊員倫理ビデオとあわせて使用する教育参考資料でございます。1頁目には、ビデオに登場する人物の関係図を掲載しております。この資料に従いまして、ビデオのドラマ部分を視聴し、その後討議、再び、ビデオの解説部分を視聴した上で、討議をいたします。
では、ビデオのドラマ部分について、ご試聴ください。
(ビデオ視聴)

服務企画室長 お手元にございます資料において、教育を実施します。終わった段階で、対象者を抽出いたしまして、被教育者にどの程度意識が浸透しているか、アンケートをとります。集計が終わりました段階で、委員の先生方にも教育効果をご報告申し上げたいと考えております。

会長 ありがとうございました。視聴いたしましたビデオについて、ご意見、ご感想がありましたらお願いいたします。

委員 私は、家で全体を見たところですが、この後も非常に分かり易く解説されていて、一般の隊員に見てもらうにも非常に良かったと思います。特に、先輩・後輩というのは難しい問題でしょうから、これは、よく解説がなされ、項目が建てられて説明がでていることは、とても理解しやすかったと思います。

委員 とても面白く拝見しました。具体的事例があり、一つ一つを項目で解説するというのは、よくできていると思いました。一点だけいうと、上司が部下を呼んで、すぐに状況を聞くのですか。その前に調べるといったことはないのでしょうか。今回は、もちろん(放映時間に限りがあるという)時間の問題もあったことでしょうが、もう少し調査するということがないと、告げ口のようにもとれます。しかし、その他は、とても良くできていたと思います。

委員 俳優は、上司の人だけですか。

服務企画室長 いえ、全員俳優です。

人事計画・補任課長 先程先生のおっしゃった件で、事実認定など非常に難しいところはあるのですが、実際のところは、周りの者に聞き、最終的に当人に確認し、それをまた周りに聞くなどして調べています。

会長 それでは、倫理ビデオにつきましては、他に特段の意見もないようなので、次にすすめたいと思います。

(4) 贈与等報告書、株取引等報告書及び所得等報告書の審査について

会長 3番目は、「平成18年度第4四半期贈与等報告書」、「平成18年株取引等報告書」、「平成18年度所得等報告書」の審査を行いたいと思います。最初に、「平成18年度第4四半期の贈与等報告書」の審査を行いたいと思います。この審査は、倫理法第6条の規定に基づいて、5千円を超える贈与等を受けた部員級以上の隊員が提出をした「平成18年度第4四半期の贈与等報告書」について、当審査会が審査を行うものであります。それでは、説明をお願いします。

服務企画室長 それでは、平成18年度第4四半期の贈与等報告書について、お手元にございますダイジェスト版の資料をご覧いただきたいと思います。これに従いまして全体の状況をご説明させていただきます。

太枠が平成18年度第4四半期で左下に件数合計227件、前年度同期平成17年度第4四半期と比較しますと、16件増加しております。増加した主たる原因としては、1月9日に防衛庁が防衛省に移行したことに伴うお祝いによる物品の贈与や自衛隊員の試験問題の校正による監修等に対する謝礼によるものでございます。基因別の内訳で見ますと、「賞金の贈与」が5件で、前年度同期の3件から2件の減少、「物品の贈与」が7件で、前年度同期はありませんでしたので、7件の増加、「供応接待等」が1件で、前年度同期はありませんでしたので、1件の増加、「著述に対する謝礼」が123件で、前年度同期の132件から9件の減少、「著述による印税」が7件で、前年度同期の2件から5件の増加、「監修等に対する謝礼」が10件で、前年度同期の0件から10件の増加、「講演等に対する謝礼」が64件で、前年度同期の69件から5件の減少、「テレビ出演等に対する謝礼」が10件で、前年度同期の4件から6件の増加、「新聞等へのコメントに対する謝礼」が0件で、前年度同期の1件から1件の減少となっております。組織として多いところは、陸上自衛隊の130件となっており、倫理法施行以降、傾向は同じでございます。

それでは、平成18年度第4四半期贈与等報告書についてご説明させていただきます。

最初は、賞金の贈与でございます。
1番は、部内の私的サークル誌が発行する機関誌に寄稿した論文が表彰され、その副賞として賞金を受領したものです。2番から4番は財団法人からの論文等が表彰され、その副賞として賞金を受領したものであり、5番は、駐屯地が優秀賞として表彰され、賞金を受領したものです。

次に物品の贈与について、ご説明いたします。
6番から10番は、自衛隊の支援団体、企業から就任祝いとして生花の贈与、
11番から12番は、企業から就任祝いとして漆電報の贈与です。

供応接待等について、ご説明いたします。
13番は、他国外務省との会合において飲食物の提供を受けたものです。

著述に対する謝礼について、ご説明いたします。
14番から101番は、部内サークルが発行する機関誌への著述、
102番から113番は、財団法人が発行する機関誌等への著述、
114番から120番は、新聞社及び通信社が発行する新聞等への著述、
121番から133番は、出版社が発行する書籍等への著述、
134番から136番は、その他の団体が発行する書籍等への著述です。

著述による印税について、ご説明いたします。
137番から143番は、新聞社及び出版社から出版された書籍の印税です。

監修等に対する謝礼について、ご説明いたします。
144番から153番は、出版社の発行する書籍の校正です。

講演等に対する謝礼について、ご説明いたします。
154番から164番は、財団法人からの依頼による講演、
165番から166番は、社団法人からの依頼による講演、
167番から173番は、自衛隊の協力団体等から依頼による講演、
174番から181番は、大学等からの依頼による講演、
182番から185番は、ボランティア団体からの依頼による講演、
186番から188番は、公的機関からの依頼による講演、
189番から202番は、企業、その他の団体からの依頼による講演です。

講演及び会合等への出席に対する謝礼について、ご説明いたします。
203番から205番は、その他の団体からの依頼により、会合等へ出席し、同会合等において講演を行ったものです。

会合等への出席に対する謝礼について、ご説明いたします。
206番から214番は、財団法人等からの依頼による会合等への出席です。

講義等に対する謝礼について、ご説明いたします。
215番から217番は、大学等からの依頼による講師等です。

テレビ出演等に対する謝礼について、ご説明いたします。
218番から227番は、テレビ会社等からの依頼によるテレビ出演です。

最後に、倫理法が対象とする贈与等報告ではないのですが、参考として報告させていただきます。内容といたしまして、財団法人からの依頼により、選考委員として留学生の選考や英語検定の面接委員に対する謝礼です。
平成18年度第4四半期の贈与等報告書の説明は、以上でございます。

会長 ありがとうございました。それでは、ここで贈与等報告書の審査に入らせていただきます。贈与等報告書に対するご質問、自由なご意見を頂きたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

委員 同じ防衛省所管の法人で、102番から104番までが利害関係ありで、105番と106番が利害関係なしというのは、内容が違うということですね。

服務企画室長 はい。内容が違うということです。102番と104番は労務借上契約があり、103番は役務請負契約があるため、利害関係があるというものです。

委員 他国外務省との会合ですが、どこかと会合するときには、全て自身で負担をするのですか。

人事計画・補任課長 職務として行う場合についてはそのようなことはないのですが、これは、もとより知り合いであるためだと思われます。

委員 218番から216番にあるテレビ局はどのようなものですか。

服務企画室長 衛星放送で、警察や自衛隊や消防など治安関係の放送をしていると聞いています。

委員 有料チャンネルで、番組内容を特化して放送しているところで、結構有名なところです。

委員 144番から153番の試験問題の監修ですが、過去何年の実際の問題が出されているのでしょうか。それとも想定の問題が出されているのでしょうか。実際の問題というのは一般に公開されているのでしょうか。参考までにお聞かせください。

人事計画・補任課長 確認をいたします。

会長 それでは、贈与等報告書の審査は以上とします。引き続きまして、「平成18年株取引等報告書」「平成18年所得等報告書」の審査を行います。これは、倫理法第7条及び第8条の規定に基づいて、本省審議官級以上の隊員から提出された報告書について、当審査会が審査を行うものであります。それでは、説明をお願いします。

服務企画室長 まず、株取引等報告書についてご説明させていただきます。本報告書は、本省審議官級以上の自衛隊員が、前年において行った株券等の取得又は譲渡について報告書が提出されたものですが、平成18年分は5件でございました。
この5件につきましては、自衛隊員倫理規定第3条第1項第5号で禁止行為となっております利害関係者からの「未公開株式の譲り受け」に該当するものはございませんでした。
細部につきまして、平成18年株取引報告書総括表により、ご説明させていただきます。
5番につきましては、株の分割ですが、取得した株を一旦譲渡の形にして、倍の数で取得したものとします。したがって、実際の売買、金銭の取引はございません。

会長 ありがとうございました。それでは、株取引等報告書について、ご質問、ご意見等を頂きたいと思います。

会長 特にご質問・ご意見等がなければ、株取引等報告書の審査は以上といたします。次に所得等報告書について、説明をお願いいたします。

服務企画室長 所得等報告書についてご説明させていただきます。本報告書は、前年1年間を通じて本省審議官級以上の自衛隊員であったものが報告書を提出することとなっており、平成18年分101名が対象となっています。細部につきまして、平成18年所得等報告書総括表により、ご説明させていただきます。なお、平成17年4月の改正により、給与所得の金額欄については、記入を省略して差し支えないこととなりましたので、国からの給与所得のみの者については、総括表への記載を省略させていただきました。雑所得につきましては、主として著述、講演に対する報酬等であり、平成18年つまり平成17年度第4四半期から平成18年度第3四半期の贈与等報告書と一致しております。また、著述、講演に対する報酬等以外につきましては、4番については、年金が記載されております。一時所得につきましては、いずれも保険によるものでございます。

会長 ありがとうございました。それでは、ご質問、ご意見を頂きたいと思います。

委員 贈与等報告書とどう一致するか見ていたのですが、必要経費はかからなかったとされているのでしょうか。所得は、税法上、収入から必要経費を差し引くということになるのではないのですか。

服務企画室長 確認をいたします。

委員 報告書は確定申告に替えることができるということですので、所得と収入の概念を一緒にするというのはおかしいのではないかと思っております。

服務企画室長 確認をいたします。

会長 他にご意見がなければ、所得等報告書の審査は以上とします。

(5) 議決等の議決について

会長 それでは、本日審議されました「第29回自衛隊員倫理審査会議事録」、「自衛隊員倫理ビデオによる教育ついて」「平成18年度第4四半期の贈与等報告書」、「所得等報告書」、「株取引等報告書」につきまして、各委員に承認をいただきます。

(6) 閉会の辞

会長 次回のスケジュールについては、委員の皆様のご都合を承りつつ、事務局より個別に連絡させていただきたいと思います。以上で、本日予定しておりました議題につきましては全て審議が終了いたしました。本日は、ご熱心にご審議いただき、誠にありがとうございました。

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