第29回自衛隊員倫理審査会議事録


日時
平成19年3月13日(火)13時30分~14時30分
場所
防衛省A棟13階第2省議室
出席者
(委員) 栗林会長、桐村委員、田中委員、田辺委員、川戸委員
(防衛庁) 中村人事計画・補任課長、辻防衛施設庁総務部人事課長 等
議事
(1) 開会の辞

会長 只今より「第29回自衛隊員倫理審査会」を開催します。本日は、各委員におかれましては、ご多忙中のところ、ご参集いただき、誠にありがとうございます。

(2) 第28回自衛隊員倫理審査会議事録について

会長 それでは、本日の議題に入りたいと思います。1番目は、前回行われました「第28回倫理審査会議事録」についてご説明し、ご承認をいた だくことでございます。人事計画・補任課から説明をお願いいたします。

人事計画・補任課長 ご紹介の第28回自衛隊員倫理審査会の議事の内容でございますが、最初に1「開会の辞」、2「第27回倫理審査会の議事録」、3「平成18年度自衛隊員倫理週間について」、4「自衛隊員倫理ビデオの制作について」、5「平成18年度第2四半期の贈与等報告書について」、最後は、6「議題等の議決について」でございます。

会長 ありがとうございました。それではここで、「第28回倫理審査会議事録」について審議いたします。ご質問あるいはご意見がありましたらお願いします。

会長 それでは、議事録につきましては、他に特段のご意見もないようなので、承認につきましては、他の議題についての議論を終えた後で行いたいと考えています。

(3) 防衛庁の省移行に伴う自衛隊員倫理法及び自衛隊員倫理規程の一部改正について

会長 2番目は、「防衛庁の省移行に伴う自衛隊員倫理法及び自衛隊員倫理規程の一部改正について」の議題でございます。本件は、防衛庁の省移行に伴い、自衛隊員倫理法及び自衛隊員倫理規程の一部が改正されたものです。それでは、説明をお願いいたします。

服務企画室長 それでは、お手元の資料に基づき、ご説明させていただきます。「防衛庁の省移行に伴う自衛隊員倫理法及び自衛隊員倫理規程の一部改正について」でございますが、趣旨といたしましては、昨年12月12日に防衛省設置法等の一部を改正する法律が施行され、本年1月4日に公布、9日に庁から省に移行いたしました。
改正法の概要でございますが、「自衛隊員倫理法の一部改正について」は、全て「防衛庁長官」を「防衛大臣」に、「防衛庁の職員」を「防衛省の職員」に、「防衛庁本庁」を「防衛省本省」に改正するというものでございます。
「自衛隊員倫理規程の一部改正」につきましても、「防衛庁長官」を「防衛大臣」に、「防衛庁本庁」を「防衛省本省」に改正するというものでございます。また、「内閣府設置法第55条及び第56条」の「国家行政組織法第8条の2及び第8条の3」への改正につきましては、「国家行政組織法第8条の2及び第8条の3」が施設等機関、特別の機関の設置根拠であり、これまで、いわゆる内閣府の外局として置かれておりました防衛庁が各省並びとなりましたので、それぞれの設置根拠が移行し、このような改正をさせて頂きました。
続きまして、「自衛隊員倫理規程の一部改正に関する国会報告」でございます。これは、自衛隊員倫理法第5条第5項の規定に基づき、改正が行われた場合には、国会に報告することが義務づけられておりますので、「自衛隊員倫理規程の一部改正に関する報告」をもちまして、本年1月19日、国会にご報告をさせて頂きました。内容につきましては、中に記載してございますので、省略させていただきます。以上でございます。

会長 ありがとうございました。ご質問あるいはご意見がありましたらお願いいたします。

会長 特にご質問等がありませんでしたら、自衛隊員倫理法及び自衛隊員倫理規程の一部改正につきましては以上といたします。

(4) 平成18年度自衛隊員倫理週間の実施結果について

会長 3番目は、「平成18年度自衛隊員倫理週間の実施結果について」でございます。この件は、本年1月に行われた「平成18年度自衛隊員倫理週間」の実施結果について、報告していただくものです。それでは、説明をお願いいたします。

服務企画室長 ご説明申し上げます。「平成18年度自衛隊員倫理週間の実施結果について」という資料をご覧ください。会長からお話がございましたように、第28回の審査会でご了承いただきましたものでございますが、平成19年1月21日(日)から27日(土)までの間に、平成18年度自衛隊員倫理週間を実施させていただきました。この間、倫理に関する教育、自衛隊員倫理ホットラインの設置及び広報・啓発活動等を実施いたしました。実施事項のうち、倫理に関する教育といたしましては、行政職(一)4級相当以上の事務官等又は1尉以上の自衛官を対象に行っております。
実施要領といたしましては、各機関等毎に人事計画・補任課で作成しました教育資料に基づき教育を実施いたしました。別添の平成18年度倫理週間教育資料「自衛隊員倫理」を簡単にご紹介させていただきます。
「倫理の保持のために」、「自衛隊員倫理審査会等」、「審査を伺う仕組み」、「Ⅰ行動規準」、「Ⅱ行動のルール」という構成となっております。なお、今回、倫理理解度のチェックというものを実施しております。従来の講義形式だけでは、なかなか参加意識が得にくいということが考えられましたので、質問を設け、それぞれ個人ごとに回答チェックをさせるようになっております。また、スライド形式で実施してございますので、その場では正解は判らないことになっております。一通りの問題を解き終わりますと、倫理理解度のチェック判定ということで、どの程度理解しているかということを個人で確認してもらうというものです。
次に、自衛隊員倫理ホットラインというものを1月21日(日)から27日(土)の10時から20時に開設し、各種の相談等を受付けました。受付件数は全部で28件でございました。教育の担当者、隊員個人からいろいろな質問がありましたが、基本的な質問が多かったという印象であります。
また、広報・啓発活動等といたしまして、通知文書を発簡いたしました。それから、倫理週間パンフレットを2万部作成いたしまして、配布いたしました。それ以外にも朝雲新聞、防衛ホームに倫理週間の事前広報を掲載いたしました。
平成18年度自衛隊員倫理週間が終わった上での総括でございますが、本年度は、「倫理理解度チェック」による参加型の教育を取り入れたところ、隊員から具体的で分かり易いと比較的好評であったということでございますので、来年度からもこのような方式を引き続きやってまいりたいと考えております。倫理週間の実施結果については以上であります。

会長 ありがとうございました。ご質問あるいはご意見がありましたらお願いいたします。

委員 教育したということでありますが、何人ぐらいでしょうか。パーセンテージでも良いのですが、何割ぐらいの方でしょうか。

服務企画室長 全体で3割ぐらいです。人数につきましては後ほど調べてご報告いたします。

委員 行政職(一)4級相当とか1尉以上というのは一般の組織で例えるとどのくらいのクラスでしょうか。

会長 特にご質問等がありませんでしたら、平成18年度自衛隊員倫理週間の実施結果につきましては以上といたします。

(5) 自衛隊員倫理ビデオによる教育について

会長 4番目は、「自衛隊員倫理ビデオによる教育について」です。前回の審査会で、倫理意識の効果的な浸透を図ることを目的とした「倫理ビデオ」の制作について説明がありましたが、今回は、そのビデオを活用した教育の実施要領についてであります。それでは、説明をお願いいたします。

服務企画室長 第28回の審査会で「倫理ビデオの制作」についてご承認いただいた際、ビデオをただ見せるだけではなくて、ビデオを活用した教育を行ってはどうかという先生からのご意見がございました。どのような形で進めるか、検討いたしましたので、ご報告させていただきます。趣旨、実施期間につきましては、記載のとおりでございます。実施要領につきましては、前回、ご意見をいただきましたことを踏まえまして、前半部分で、ドラマ形式のものを15分間視聴してもらいます。その後に討議のため、一旦、ビデオを止めまして、ドラマの中の「どの行為が違反に該当するのか。」ということを被教育者のなかでグループ討議又は全体討議をしてもらう。それが終わりましたら、再びビデオに戻りまして、いわゆるそれに対する回答となります利害関係者及び禁止行為等の概要、ドラマの中の違反行為の解説、まとめを見てもらいます。後半部分は、禁止行為の解説となっております。さらにビデオ視聴後に、再度、倫理ビデオ及び自衛隊員倫理に関するグループ又は全体の討議を実施させ、ただ見せるだけではなく、議論していくというものです。なお、これが終わった後、被教育者のうち無作為抽出によって概ね二千名程度を対象に、この倫理ビデオに対する感想等のアンケートを実施したいと考えております。

今後の予定といたしましては、倫理ビデオの配布と同時に通知文書を発出いたしまして、概ね4月から6月までの間に各機関等において教育をそれぞれ行うことを考えております。

倫理ビデオの概要につきましては、前回ご説明させていただきましたので、簡単に申し上げますと、陸上自衛隊の駐屯地会計隊で契約係をしている若手の隊員が主人公で、上司、さらにその上司及びOBといったものが、日常よくある場面で起こる様子をドラマ化したものであります。全体といたしましては、ドラマが15分、倫理規程の解説が15分、まとめが3分となっております。次に、参考として3月8日、9日に本省のE2棟で行われました撮影風景の写真を添付しております。倫理ビデオにつきましては以上でございます。

会長 ありがとうございました。ご質問あるいはご意見がありましたらお願いいたします。

委員 どのような討議が行われたのか、次の機会に聞かせてください。

服務企画室長 アンケートの集計等が終わりましたら、この場にて報告申し上げたいと思います。

委員 他の省庁では、このようなビデオによる教育をやっていないのですか。

服務企画室長 一般職では人事院が全体を所掌しておりますので、人事院がビデオを作成して配布しております。

委員 防衛省として、ビデオを作成するのは初めてですか。

服務企画室長 はい。

会長 特にご質問等がありませんでしたら、自衛隊員倫理ビデオによる教育については以上といたします。

(6) 平成18年度第3四半期の贈与等報告書の審査について

会長 5番目は、「平成18年度第3四半期の贈与等報告書」の審査を行います。この審査は、倫理法第6条の規定に基づいて、5千円を超える贈与等を受けた部員級以上の隊員が提出をした「平成18年度第3四半期の贈与等報告書」について、当審査会が審査を行うことであります。それでは、説明をお願いいたします。

服務企画室長 それでは、平成18年度第3四半期の贈与等報告書について、お手元にございますダイジェスト版の資料をご覧いただきたいと思います。これに従いまして全体の状況をご説明させていただきます。

太枠が平成18年度第3四半期で左下に件数合計235件、前年度同期平成17年度第3四半期と比較しますと、35件増加しております。

増加した原因としては、昨年10月頃に北朝鮮の核実験問題などの安全保障に関する講演やテレビ出演に対する依頼が増加したことによるものと思われます。

基因別の内訳でみますと、「賞金の贈与」が5件で、前年度同期も5件と増減はございません。
「有価証券等の贈与」が3件で、前年度同期の0件から3件の増加、
「物品の贈与」が6件で、前年度同期の0件から6件の増加、
「供応接待等」が0件で、前年度同期の1件から1件の減少、
「著述に対する謝礼」が106件で、前年度同期の105件から1件の増加、
「著述による印税」は5件で、前年度同期の1件から4件の増加、
「講演等に対する謝礼」は94件で、前年度同期の81件から13件の増加、
「テレビ出演等に対する謝礼」が16件で、前年度同期の5件から11件の増加、

「新聞等へのコメントに対する謝礼」が0件で、前年度同期の2件から2件の減少となっております。

次の頁に移りまして、組織別の傾向でございますが、前年度同期から陸上自衛隊が18件、防衛研究所が15件それぞれ増加し、逆に技術研究本部が11件減少しております。

組織として多いところは、陸上自衛隊の125件、防衛研究所の41件となっており、倫理法施行以降、傾向は同じでございます。続きまして、個別の内容につきまして簡単に触れさせていただきます。

賞金の贈与について、ご説明いたします。
部内の私的サークルからの賞金の受領といたしまして
1番から5番は、賞金の受領でございます。
寄稿いたしました論文が表彰されまして、その副賞として賞金を受領したものです。

次に有価証券の贈与について、ご説明いたします。
6番から8番は、有価証券の贈与でございます。
いずれも、献茶式の入場券、歌劇の入場券、チャリティーコンサート入場券を部外の方から頂いたものでございます。

物品の贈与について、ご説明いたします。
9番から12番は、法人理事長から自費出版記念として書籍の贈与、
13番は、自衛隊協力団体の方からだるまの贈与 、
14番は、大使館特命全権大使からの洋酒の贈与です。

著述に対する謝礼について、ご説明いたします。
15番から92番は、部内サークルが発行する機関誌への著述、
93番から98番は、財団法人が発行する機関誌等への著述、
99番から109番は、新聞社及び通信社が発行する新聞等への著述、
110番から118番は、出版社が発行する書籍等への著述に対する報酬、
119番から120番は、その他の団体が発行する書籍等への著述です。
著述による印税について、ご説明いたします。
121番から125番は、出版社から出版された書籍の印税です。

講演等に対する謝礼について、ご説明いたします。
126番から139番までは、財団法人からの依頼による講演、
140番から143番までは、社団法人からの依頼による講演、
144番から151番までは、自衛隊の協力団体等からの依頼による講演、
152番から163番までは、大学等からの依頼による講演、
164番から197番までは、企業その他の団体からの依頼による講演です。

講演及び著述に対する謝礼について、ご説明いたします。
198番は、講演及び講演に使用したスライドの著述料も併せて受領しているものです。

講演及び会合等への出席に対する謝礼について、ご説明いたします。
199番は、病院からの依頼により講演を行い、講演会と同時行われた討論会にも参加したものです。

会合等への出席に対する謝礼について、ご説明いたします。
200番から209番は、病院からの依頼による研究会や出版社からの依頼による座談会等への出席に対する謝礼です。

講義等に対する謝礼について、ご説明いたします。
210番から217番は、社団法人からの依頼による講義等に対する謝礼です。

講師及び著述に対する謝礼について、ご説明いたします。
218番、219番は、社団法人からの依頼により講師を行い、その内容について著述をしているものです。

テレビ出演等に対する謝礼について、ご説明いたします。
220番から235番までは、テレビ出演等に対する謝礼です。

最後に、参考といたしまして、財団法人からの依頼により、競技会の医療支援を実施いたしました。医療支援は、以前も何件か報告されておりまして、本来、贈与等報告の対象となる「講演等の報酬」には相当しないものなのですけれど、透明性の観点から、今回も参考として報告させていただきました。贈与等報告は以上であります。

会長 ありがとうございました。それでは、ここで贈与等報告書の審査に入らせていただきます。贈与等報告書に対するご質問、自由なご意見をいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

委員 利害関係ありというのが5件とありますが、普段に比べ多いですが、全て、基準の範囲内にとどまっているということですか。予め、そのようなものについては、事前の承認がなされているということですね。

服務企画室長 はい

会長 それでは、贈与等報告書の審査は以上とします。

(7) 議事録及び贈与等報告書の議決等について

会長 それでは、本日審議されました「第28回自衛隊員倫理審査会議事録」、「平成18年度第3四半期の贈与等報告書」につきまして、各委員に承認をいただきます。

(8) 閉会の辞

会長 次回のスケジュールについては、委員の皆様のご都合を承りつつ、事務局より個別に連絡させていただきたいと思います。以上で、本日予定しておりました議題につきましては全て審議が終了いたしました。本日は、ご熱心にご審議いただき、誠にありがとうございました。

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