第14回自衛隊員倫理審査会議事録


日時
平成15年6月12日(木) 9時30分~11時00分
場所
防衛庁A棟13階第2庁議室
出席者
(委員) 栗林会長、桐村委員、田中委員、田辺委員、永岡委員
(防衛庁) 米岡人事第一課長(幹事)、月橋防衛施設庁総務部人事課長 等
議事
(1) 開会の辞

会長 皆様お揃いになりましたので、只今より第14回自衛隊員倫理審査会を開催します。本日は、ご多忙中のところ、各委員におかれましてはご参集頂き、誠にありがとうございます。

(2) 第13回自衛隊員倫理審査会議事録について

会長 それでは本日の議事に入りたいと思いますが、最初は第13回自衛隊員倫理審査会議事録について説明頂きまして、決裁を頂く件であります。それでは、人事第一課長から説明をお願いします。

人事第一課長 第13回の自衛隊員倫理審査会の議事内容は、第12回自衛隊員倫理審査会議事録の審査、平成14年度第3四半期の贈与等報告書の審査、「自衛隊員倫理教本」の改訂について、最後は議題等の議決でございます。

会長 それでは「第13回自衛隊員倫理審査会議事録」について審議します。ご質問あるいはご意見がありましたらお願いします。

会長 特段のご意見がなければ、この議題はご承認いただいたということとして、決裁につきましては、他の議題についての議論を終えた後で行いたいと思います。

(3) 贈与等報告書の審査について

会長 続いて二番目の議題、平成14年度第4四半期の贈与等報告書の審査を行いたいと思います。この審査は、倫理法第6条の規定に基づいて5千円を超える贈与等を受けた部員級以上の自衛隊員が提出した平成14年度第4四半期の贈与等報告書について、当審査会が審査を行うものであります。それでは、人事第一課長から説明をお願いします。

  人事第一課長 まず、全体の傾向等についてご説明させて頂きます。平成14年度第4四半期ですが、前年度同期13年度第4四半期と比較しますと、今年度が224件、前年度が158件で、66件、70%増加しています。どのようなものが増加したかというと、「著述に対する謝礼」が153件で、前年度同期の105件から48件増加しています。次に増えているのが、「テレビ出演等に対する謝礼」で、前年度第4四半期の3件から今年度第4四半期は12件となっています。「著述に対する謝礼」についてどのようなものが増えているかといいますと、陸上自衛隊が今回100件で、前年度の63件から37件増加しています。「テレビ出演等に対する謝礼」ですが、防衛研究所が昨年の3件から今回9件で6件増加しています。組織として多いところは、陸上自衛隊が116件、防衛研究所が53件となっており、陸上自衛隊が1番、防衛研究所が2番というのは倫理法施行以降、傾向は同じであります。
それでは、平成14年度第4四半期贈与等報告書についてご説明させて頂きます。
まず賞金の贈与でございます。1番は、防衛庁所管の法人から防衛技術奨励賞の副賞として報奨金を受領したものでございます。
次に物品の贈与でございます。2番と3番は、物品の贈与でございます。これは、隊員の退官に伴い、地方公共団体の長と自衛隊協力団体から記念品を贈与されたものでございます。隊員の退官に伴う地方公共団体の長からの贈与については、一旦は記念品の贈与を辞退したところですが、先方の強いご意向から、記念品を受領したものでございます。
4番は供応接待でございます。これは、外務省が主催する研究会に出席した際に飲食物の提供を受けたものでございます。
次は著述に対する謝礼で、まず5番から114番は、部内の機関誌への執筆。
115番から125番は、防衛庁が所管している法人の雑誌等への執筆。
126番から140番は、新聞社、通信社からの依頼による原稿執筆。
141番から148番は、出版社からの依頼による原稿執筆。
149番から156番は、各種法人、研究所からの依頼による原稿執筆。
157番は、出版社から特集記事用のインタビューでございます。
次は著述による印税でございまして、158番から161番は、それぞれ出版した書籍の印税でございます。
次は講演に対する謝礼で、162番から174番は、防衛庁が所管している法人及び自衛隊協力団体等からの依頼による講演でございます。
175番から177番は、官公庁からの依頼による講演。
178番から184番は医療関係の講演で、医療関係企業等からの依頼による講演。
185番、186番は、奉仕団体からの依頼による講演。
187番、188番は、大学からの依頼による講演。
189番は、新聞社からの依頼による講演。
190番から194番は、法人、シンクタンク等からの依頼による講演。
195番は、部隊が所在する地域における団体からの依頼による講演。
196番から198番は、法人等からの依頼による講演。
199番から210番は、防衛研究所の研究官の講演で、各種法人、研究機関、通信社等からの依頼による講演。
211番から222番は、テレビ出演に対する謝礼。
223番、224番は、新聞社へのコメントに対する謝礼。
説明は以上でございます。

会長 ありがとうございました。平成14年度第4四半期の報告件数が、自衛隊員倫理審査会始まって以来最多ということですが、それでは、贈与等報告書に対するご質問、ご意見を頂きたいと思います。

委員 防衛医大の先生と研究生が薬品会社での講演とかありますが、金額的に大きいかどうか分からないのですが、医者と医薬メーカーとの研究会というのは非難の対象となっていたんですよね。それで、国家公務員倫理法では基準みたいなものがあるのか、又は個別に判断するということなのか、これは防衛医大のことなのですが、一時期厚生省の基準はどうなっているのかという話をしていたことがあったものですから、その辺は何か基準みたいなものがあるのでしょうか、医薬品メーカーと利害関係ということになるのかというのは別としてなんですけれど。

人事第一課長 それにつきましては、自衛隊員倫理法というのは国家公務員倫理法と構成は同じでありまして、部員級以上の隊員が贈与等を受けた時の規定が第6条にあります。

事務局 利害関係者からの依頼により講演等を行う時には一定の金額の基準が設けられておりまして、1時間につき2万円が講演の基準となっています。また、著述につきましては、400字原稿1枚につき4千円という基準があります。

委員 1時間で2万円ですか。

事務局 これはあくまでも基準でありまして、特に専門的知識を有する場合などは、基準を超える場合も考えられるところでありますが、基準としては1時間につき2万円ということになっています。

委員 分かりました。ありがとうございました。

委員 88番と89番ですが、個別の報告書を見ますと、88番は機関誌「対空」への寄稿、89番は「対空記事」への投稿と記載されているのですが、これは出版物としては別の異なる出版物なのでしょうか、それとも、編集されているところは同じということなのでしょうか。

事務局 同じでございます。

委員 同じというのは、機関誌「対空」の中に「対空記事」という欄があるということでしょうか。

事務局 「対空」という機関誌に投稿したということです。

委員 報告書の書き方の問題であるということでしょうか。

事務局 そうです。

会長 できれば統一した用語を使ったほうが良いと思います。

委員 質問ではないのですが、専門家が医学関係などで発言されていることは大変結構だと思うのですが、自衛隊関係で、特に専門性があると思われる分野での専門家の発言がテレビ等で見うけられないのですが、専門家の方というのは少ないのでしょうか。

人事第一課長 自衛隊にも各分野で専門の隊員はいるのですが。

委員 専門家はおられるのでしょうが、最も専門に近いところの人が世の中に対して発言されるほうが良いのではないかと感じているところです。結構です。

会長 他にご意見、ご質問がないようでしたら贈与等報告書の審査は以上で終了したいと思います。 

(4) 平成14年株取引等報告書及び平成14年所得等報告書の審査について

会長 引き続いて、平成14年株取引等報告書及び平成14年所得等報告書の審査を行いたいと思います。これは倫理法第7条、第8条の規定に基づいて、本庁審議官級以上の隊員から提出された報告書について、当審査会が審査を行うものであります。それでは、人事第一課長から説明をお願いします。

  人事第一課長 まず所得等報告書からご報告させていただきます。14年分は97名が対象となっております。前年1年間を通じて審議官級以上の隊員であった者に限るということで、14年中に審議官になった者については報告には含まれていません。
所得の分類につきましては倫理規程の別記第三様式に従って整理したものであります。
雑所得には、主として著述、講演に対する報酬や、防衛医科大学校の一部の教官につきましては、定年が65歳ということで年金が含まれているものがあります。

会長 ありがとうございました。それでは、ご質問、ご意見を頂きたいと思います。

委員 海上幕僚長と航空幕僚長は将の同じ号俸なのですが、給与所得に違いがあるのはなぜでしょうか。

人事第一課長 海上幕僚長につきましては、平成14年は海上幕僚副長でございまして、航空幕僚長は平成14年には既に航空幕僚長であったことから、給与所得額に差が生じたものでございます。所得等報告書は、毎年3月1日から3月31日までの間に提出しなければならないとされていることから、報告書には提出時の号俸が記載されているため、必ずしもポストの号俸と給与所得が一致しない場合があります。

委員 私も不思議だと思ったのが、海上幕僚長と海上幕僚副長が給与所得が逆転しているのですが、職務等級でこのようなことがあるのでしょうか。

人事第一課長 海上幕僚副長は前職が護衛艦隊司令官でしたので、乗組員手当が支給される関係だと思います。

委員 分かりました。

会長 よろしいでしょうか、それでは、次に株取引等報告書について説明をお願いします。

  人事第一課長 それでは株取引等報告書について説明させていただきます。平成14年分の提出件数は2件でございます。内訳ですが、技術研究本部、契約本部の2件でございます。
株取引を行っている会社と防衛庁との契約関係でございますが、防衛庁には中央調達といって中央で調達するものと地方調達といって地方の部隊・機関で調達するものがありますが、中央調達での契約実績を調べて見てみますと、
「みずほホールディングス」は、日本興銀、富士銀行、第一勧銀が合併してできた持株会社であります。当然ながら、防衛庁と銀行は契約関係にはありません。
「本田技研工業」は約1,000万円の中央調達の実績があります。
今回提出された2件の株取引の状況を見てみますと、全ての会社がすでに株式を上場しており、未公開株を譲り受けたことはありませんでした。

会長 ありがとうございました。それでは、株取引等報告書について、ご質問、ご意見等を頂きたいと思います。

会長 特にご意見、ご質問等がありませんでしたら、これで終了することにします。

(5) 議題の議決等について

会長 それでは、本日審議されました「第13回自衛隊員倫理審査会議事録」、「各種報告書」につきまして、各委員にご決裁頂きます。

会長 次回のスケジュールについては、委員の皆様のご都合を承りつつ、事務局より個別に連絡させて頂きたいと思います。以上で、本日予定しておりました議題につきましては全て討議が終了いたしました。本日は、ご熱心にご討議頂き、誠にありがとうございました。

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