第5回自衛隊員倫理審査会議事録


日時
 平成13年3月9日(金) 15時00分~17時00分
場所
 防衛庁A棟13階第2庁議室
出席者
(委員) 栗林会長 桐村委員 田中委員 田辺委員 永岡委員
(防衛庁) 柳澤人事教育局長 上瀧人事第1課長(幹事) 山中防衛施設庁総務部長 米岡防衛施設庁総務部人事課長 等
議事
(1) 審査会会合開会の辞

  栗林会長  皆様お揃いになりましたので、只今から第5回の自衛隊員倫理審査会を開催したいと思います。本日は委員の皆様におかれまして、ご多忙中のところご参集いただきまして、有り難うございます。

(2) 第4回倫理審査会議事録について

  栗林会長 議事次第がお手元に届いていると思いますが、一番目の議題は第4回倫理審査会議事録についてでございます。これについてご説明して、ご決裁をいただくことになります。それでは人事第1課長の方からご説明お願いします。

  人事第1課長 それでは説明させていただきます。お手元に第4回倫理審査会議事録についてという資料がございます。これは第4回倫理審査会の議事録でございますが,この第4回は、さらにその前の第3回の議事録の承認をまずは行いました。そのあと第2四半期の贈与等報告書の審査を行ったことが第4回の議題でございました。それについてまとめたものでございます。すでに資料につきましては事前にお配りしているとおりでございます。説明につきましては簡単ですが以上です。

  栗林会長 有り難うございました。第4回倫理審査会議事録について審議いたしたいと思いますが、ご質問やご意見はございますでしょうか。
特に、ご意見もございませんようですので、決裁につきましては他の議論が終えた段階で行いたいと思っております。

(3) 与等報告書の審査について

  栗林会長 それでは引き続いて議事の2番目に移らせていただきますが、これは贈与等報告書の審査であります。こちらは倫理法第6条の規定に基づいて五千円を超える贈与等を受けた部員級以上の自衛隊員が提出をいたしました平成12年度3四半期の贈与等報告書について、この審査会が審査を行うということになっております。それではこれにつきましても課長の方からご説明をお願いします。

  人事第1課長 はい、それではご説明させていただきます。まず一番最初に、贈与等報告書受理状況でございますが、今回は194件の報告がございました。そのうち2万円を越えるものは、84件という状況でございます。この194件というのは、第2四半期は158件でございましたので、約40件弱の増加でございます。
次に要因別の件数でございますが、ちょっと注目すべきところは、有価証券の贈与が28件と、今回は目立つところでございます。それは品目別に増加した要因として、は有価証券の贈与、これはコンサートチケットの贈与と、これがその前期はゼロだったのが今回28件あったこと。あと講演に対する謝礼が、前期は40件だったところが52件ということで12件増加したこと。減少したのは、著述に対する謝礼が減っているということでございます。このコンサートのチケットにつきましては、28件のうち24件が同一のものでありますので、後ほどご説明させていただきます。
各機関ごとの状況でありますが、陸上自衛隊が67件と、これは従来と同様に一番多い状況であります。その次に39件の海上自衛隊と、海上自衛隊はいつもはこんなに多くないのですが、今回は多くなっております。こういう順序でございます。
そして次にご報告させていただきたいことは、利害関係者からの贈与等についてでございますが、今回はございませんでした。また今後、この贈与等の報告書につきまして、2万円を超えるものにつきましては、開示していく訳ですけれども、いろいろと公の秩序とか、安全保障とかそういうものに関連して開示できないというようなものはございませんでした。これがその全体像でございます。
引き続き、各件ごとにご説明させていただきたいと思います。
それでは、まず1番から5番までは内局分でございます。
1番につきましては「会計監査」という雑誌への執筆の原稿料。
2番、そしてあと4番につきましては、これは有価証券ということで、知人の方からボクシングのチケットをいただいたということでございます。
3番につきましては、物品を知人の方からいただいたというものでございます。
5番につきましては、「セキュリタリアン」という雑誌の原稿の執筆料でございます。
6番から防衛大学校の分でございます。
6番につきましては、国際戦略研究所の年次大会に出席して、論文発表等をやったということの対価でございますが、これは価格が円で書いておりますが、1500ドルというでレートに換算して約16万円相当ということになっております。
7番・8番は同一人物でございますが、7番は「防衛技術ジャーナル」の執筆の原稿料。
その次は、全国防衛協議会連合会主催の現代の安全保障講座に出席して講演等を行った謝礼ということでございます。
9番につきましては、やはり先ほどありました防衛技術協会主催の会議へ出たということで、その謝礼ということでございます。
10番から17番までは、同一人がシンポジウムへの謝礼とか講演を行ったものでございます。
10番につきましては、北東アジア歴史研究実行委員会というとこでのシンポジウムへの出席の謝礼。
11番は、横須賀の教育委員会での講演料。
12番は、日中関係史研究会での講演料ということでございます。
13番につきましては、先ほどの横須賀市の教育委員会での講演料。
14番は、文庫本の解説記事を執筆したことに対する原稿料。
15番は、これも横須賀市の教育委員会での講演料。
16番につきましては、外務省の外交資料館研究会における報告ということで講演料でございます。
17番につきましては、内閣官房内閣外政審議室からの依頼でアジア研究指導センター事務室で報告を行った謝礼というものでございます。
18番は、全国防衛協会連合会での講演と講演記録の執筆ということでございます。
19番と20番は、これは前回も出ましたが、この方は馬に関するいろいろな研究をしておられる方で、プライベートでやっておられる訳ですが、それに伴うものであります。
19番は、財団法人岩手県文化振興事業団というところが行っているシンポジウムでの講演原稿料。
20番は、これは日本軽種馬協会というところが出している出版物に対する原稿料でございます。
21番は、これも先ほど出ました全国防衛協会連合会での講演及び執筆でございます。
22番から防衛医科大学校の分でございます。
22番・23番は、それぞれ同一人でございますが、それぞれ400字詰めの原稿30枚書いたものに対する印税がそれぞれ10月と11月に入ってきたというものでございます。
24番から32番は、同一人でございます。24番を見ていただきますと、国立病院東京災害医療センターというところでの講演の謝礼。
25番につきましては、「メディカル・プラックティス」という雑誌への原稿の原稿料。
26番は、これは佐賀血液浄化研究会というところでの教育講演の謝礼。
27番は、これは「プレホスピタルケア」という雑誌に対する原稿執筆及び校閲というものでございます。
28番は、日本学術会議での会議の出席の謝礼ということでございます。
29番は、救急振興財団の救急救命東京研修所における講義ということで、その謝礼。
30番は、現代医療社が出版している書籍の編集に対する謝礼、編集料でございます。
31番につきましては,これも先ほど出ました救急救命東京研修所における講義の謝礼。
32番も先ほど出ました「プレホスピタルケア」への原稿の執筆料でございます。
33番につきましては、これは埼玉県病院薬学セミナーの座長をしたということで、その謝礼ということでございます。
34番から防衛研究所でございます。
34番につきましては、先ほどありましたが日本学術会議の推薦人会議に出席したことに対する謝礼でございます。
35番は、日本大学法学部政経研究所がやっている研究会の発表に対する謝礼。
36番につきましては、「現代戦略論」という本に対するその原稿料でございます。
37番につきましては、これは警察政策学会という団体から依頼があって会食を伴う意見交換をしたということの経費でございます。
38番から41番までは同一人でございますが、38番につきましては、これはある国会議員の方の依頼による懇談会での会食の経費でございます。
39番は、中央大学研究開発機構からの依頼による講義。
40番につきましては、財団法人日本国際問題研究所が出している「国際問題11月号」に対する原稿料でございます。
41番は、霞山会からの依頼による「中国総覧」、「対米関係」の原稿の執筆料でございます。
42番・43番・44番は同一人でございますが、それぞれ日本国際問題研究所軍縮・不拡散センターからの依頼による研究会の出席に対する謝礼。次は、上智大学からの依頼による研究会における講演料。
44番は、先ほど出ました日本国際問題研究所軍縮・不拡散センターからの依頼による研究会へ出席したことによる謝礼ということでございます。
45番・46番は同一人でございますが、それぞれ45番は、日本大学からの依頼による研究会向けの発表に対する謝礼で交通費も含んでいるということでございます。
46番につきましては、同様に日本大学からの依頼による日大国際関係学部研究所講演会における講演の謝礼で交通費を含んでいるというものです。
47番・48番は同一人でございます。47番目につきましては、時事通信社が出している「世界週報」への原稿執筆。
48番目は、毎日新聞からの依頼による座談会出席の謝礼ということでございます。
49番から64番までは、同一人でございます。
49番から51番までは、それぞれ雑誌「月刊丸」、「デフェンス」、航空自衛隊連合幹部会が出している「翼」に対する原稿の執筆の謝礼でそれぞれの額を受取っております。
52番は、内外情勢調査会からの依頼による講演でございます。
53番から56番までは、それぞれ共同通信、フジテレビ、産経新聞社、またフジテレビからのコメントを求められて、それに対する謝礼でございます。
57番は、科学文明研究集団からの依頼による講演。
58番につきましては、先ほど同様、朝日新聞社からの依頼によるコメントの謝礼。
59番、60番は、それぞれ千葉県政経講話会からの依頼による講演、千葉日報社業務局からの依頼による講演でございます。
61番は、朝日ニュースターからの依頼によるコメントの謝礼。
62番でございますが、公共政策調査会からの依頼による南北対話の意見についての講演ということで、これが27万という額がありますが,これが今回の報告の中で最高額でございます。ちなみにこの財団法人公共政策調査会というのは、警察庁が所管している財団でございまして、国際関係とかテロとか、場合によっては児童教育とか、かなり広範なものを研究したり調査したりすることを目的としているところでございます。ちなみに前回は、講演の関係では20万というのが最高額でございました。
63番は、やはり先ほど申し上げた衛生チャンネル・朝日ニュースターからの依頼によるコメント。
64番は、これも財団法人史料調査会からの依頼による講演というものでございます。
65番からまた人が違いますが、65番につきましては、同台経済講話会からの依頼による講演ということでございます。この同台経済講話会というのは、旧陸軍士官学校とか幼年学校を出身された方で、経済界で活躍しておられる方の団体だということを聞いております。
66番につきましては、先ほどもありました勁草書房からの依頼による「現代戦略論」の論文の執筆料でございます。
67番は、防衛弘済会の出しているセキュリタリアンの原稿料。
68番は、同じくセキュリタリアンの原稿料。
69番は、学習研究社からの依頼による「ソビエト赤軍興亡史Ⅰ」の原稿執筆料でございます。
70番から72番は同一人でございます。しかもこれは同じ本でございまして、「米軍が捉えた日本陸海軍機」を編著したことに対しまして、印税が毎月、10月・11月・12月と入ってきたものでございます。
次は、陸上自衛隊になります。
73番は、陸戦研究への執筆の原稿料。
74番も同様のものです。
75番も同様でございます。
75番は陸戦研究の寄稿論文の奨励賞受賞に伴う副賞であります。
76番は、北海道の11師団に対しまして、地元の有志で結成されております11師団友の会の会員が会社の方から年末の挨拶として隊へ慰労の品物の贈与が行われたということでございます。
77番は、これは医官でございますが、弘前大学医学部からの要請で講演をしたものでございます。
78番は、これも医官でありまして、酒田地区歯科医師会が主催している講演会における講演の謝礼でございます。
79番は、音楽隊長が、宮城県アンサンブルコンテストでの審査員としての報酬をいただいたものであります。
80番は、これは先ほども出ましたが、陸戦研究寄稿論文の優秀賞受賞に伴う副賞。
81番は、陸戦研究への寄稿の原稿料。
82番は、同様に陸戦研究の奨励賞受賞に伴う副賞でございます。
83番は、防衛医科大学校医学会の会賞を受賞した副賞でございます。
84番は、福岡放送の報道制作局記者に対する講演の謝礼でございます。
85番から88番はそれぞれ陸戦研究への寄稿に対する原稿料でございます。
89番は、先ほど出たのと同様ですが、音楽隊長がコンクールの企画運営及び講師を行った講師料等でございます。
90番から100番までは、それぞれ陸戦研究への寄稿でございます。
101番は、財界人と外務省の勉強会である志遊会の朝食会において、防衛政策の講話を行ったことに関しての謝礼と宿泊料ということであります。
102番から104番までは、陸戦研究への寄稿の原稿料でございます。
105番から125番は、富士修親会が出している機関誌「富士」への寄稿についてです。
126番でございますが、これは下志津という高射特科の部隊があるところの下志津修親会が出している「対空記事」という本に対する原稿料でございます。
127番から133番までは、通信電子委員会というところが出している機関誌「通信電子」からの原稿料でございます。
134番は、富士の総火力演習を案内した時の謝礼ということで、フレーム付きの写真をいただいたということであります。価額の評価は、教材課写真班長による鑑定ということであります。
135番は、豊島区の歯科医師会における学術講演の謝礼でございます。
136番は、「ディフェンス」という雑誌に対する原稿料。
137番、138番は、先ほどもありました「通信電子」という雑誌への寄稿。
139番は、これは武器の関係の雑誌である「武器記事」というものからの原稿料でございます。
140番からは海上自衛隊でございます。
140番は、国会議員の方から蘭をいただいたということであります。
141番は、有価証券であるトヨタカップ入場券3枚ということですが、これの贈り主は、自衛隊サッカー連盟の顧問をやっておられる方で、海上自衛隊のやはりサッカーの指導担当をしておられます方です。
142番から162番は、今回特に多かったコンサートの入場券、有価証券でございます。レンゴー株式会社、これはご承知と思いますが、段ボールを作っている会社でありまして、この常務取締役の方から各呉地区の部隊の指揮官等に差し上げたものでありますが、この方は旧海軍の士官学校の方で、たまたま、このレンゴーという会社が後援をしているコンサートがありまして、そのコンサートの券を持っていたんで、この部隊の人たちに差し上げたいということで贈与が行われました。
163番は、地元の自衛隊協力会の方からその部隊の長、総監に対して、これは異動をその方がされたものですから、それに合わせて餞別として贈与を受けたということでございます。
164番も地元市長から異動の餞別として贈与を受けたということでございます。
165番から170番は、これも2日間にわたるのですが、同じような行事がありましてそれに関するものでございます。
165番を見ていただきますと、米空母「キティホーク」が小樽に入港した際に、歓迎行事の一環として北海道の自衛隊協力会連合会の会長との夕食会で飲食物の提供を受けたということでございます。以下、170番まで同様の飲食物の提供であります。
171番にまいります。これは日本国防協会創立30周年記念祝賀会というものがありまして、その行事に際しましての飲食物の提供でございます。
172番は、波濤という雑誌への投稿。
173番は、日本戦略研究フォーラムの懇親会での飲食物の提供。
174番は、国際法の講演を水交社というところで行った謝礼。
175番は、兵術同好会、先ほどありました波濤への投稿でございます。
176番は、サイバーテロ対策フォーラム出席の入場券でございます。これは安全保障研究所というところからいただいたということであります。
177番は、兵術同好会から出ております先ほど申しました波濤への投稿。
178番は、先ほど申しましたサイバーテロ対策フォーラムの聴講のための入場券でございます。
179番から航空自衛隊でございます。 
179番は、古河三水会というところの防衛関係連絡会からの依頼による後援会でございます。
180番は、品川防衛懇話会からの依頼による講演の謝礼ということでございます。
181番から184番までは同一人でございます。
181番は、金沢の青年会議所からの依頼による講演。
182番は、栄山会、これは地元の商工業者の集まりの団体から頼まれてやった講演の謝礼。
183番は、金沢みなとロータリークラブでの講演の謝礼。
184番は、同じく金沢百万石ロータリークラブからの依頼による講演ということでございます。
185番は、愛知県のこの商工会議所の青年部からの依頼による講演の謝礼ということです。
186番は、これも先ほど出ましたサイバーテロのフォーラムへの入場券でございます。
187番と188番は、機関誌「鵬友」に対する謝礼、原稿料でございます。
189番は、これは会社を経営している知人からの贈答品ということでございます。
190番は、奈良大学からの依頼による講演の謝礼です。
191番からは統幕でございます。
191番は、これは先ほどもありました陸戦研究の論文の奨励賞受賞による副賞。
192番は、先ほども出ましたサイバーテロ対策フォーラムの入場券。
193番は、セキュリタリアンへの原稿の執筆。
194番は、朝雲新聞への寄稿に対する原稿料ということでございます。
簡単ではございますが、以上です。

  栗林会長 どうも有り難うございました。それでは贈与等の報告書の審査に入らせていただきますけれども、この報告書に対するご質問、あるいはご意見をいただきたいと思いますのでよろしくお願いします。どなたでも結構でございます。

  委員 質問をよろしいですか。これは公表するときには、どういう要領でされるのでしたか。

  人事第1課長 2万円を超えるものにつきましては、この報告書の中から引き出しまして、そのまま出させていただいております。しかも、公表ではなく閲覧となります。

  委員 このまま閲覧されるわけですか。2万円を越えるものは。

  人事第1課長 はい。このまま出ます。ちなみにこれは、一般職も同じであります。

  委員 では、3番を見ますと、これは法律の読み方として教えていただきたいのですが。これは利害関係者ではない事業者等が贈与をしたということだと思うのですが、記載上は個人ですよね。ですから、どういう事情でここに記載されるのか、何らかの事業をなさっている方で、例えば事業の宣伝のために何かくださったと、防衛庁とは別段関係ない、利害関係者ではない、ということなのかなあと思うんですが、ちょっと法律の理解の仕方として教えていただければ有り難いんですが。

  人事第1課長 法律の読み方でございますが、この事業者の中にはですね、いわゆる個人事業者、個人営業者、これも含まれるのでございます。

委員 すみません、個人事業者が含まれるのは分かるんですが、例えば、高校時代の同級生で事業をやっているという人から何かプレゼントをもらうということは、多分あり得ると思うんですよね。防衛庁とは関係ない仕事をやっている。その場合に、その人は、例えば酒屋さんをやっている、そこの方は酒を造っているといった場合、それもここでいう事業者として当然読むんだ、ということなんですね。 

  人事第1課長 自衛隊員倫理法のもうご存じだとは思いますが、第2条の第4項に事業者の定義がございます。念のために読ませていただきますと、事業者等とは法人、その他の団体、その次でございますが、及び事業を行う個人、但しその中にカッコ書きで「当該事業の利益のためにする行為を行う場合における個人に限る」となっております。ですからある種の宣伝行為というのも入ると考えられます。

  委員 分かりました。やはりそういう意味ですね。

  栗林会長 それでは贈与等の報告の審査を終わりたいと思います。有り難うございました。

(4) 自衛隊員倫理法等違反の疑いのある事案について(議事要旨)

  平成13年2月28日に自衛隊員倫理法又はこの法律に基づく命令に違反する行為が行われた疑いのある事案が発生したとして、倫理法第12条第1項に基づいて防衛庁長官から倫理審査会に対し当該行為に関する調査が命ぜられたため、倫理審査会としては人事第1課の課員を調査員に指名し、当該疑いのある隊員の所属する鹿児島県鹿屋市の海上自衛隊第1航空群において調査を行った。

  事案の概要は、海上自衛隊第1航空群第1整備補給隊副長が、平成13年2月20日(火)から同月23日(金)までの間、航空用機器製造会社等の品質管理状況を調査するために出張した際に、同隊員の前職当時、利害関係がある関係事業者と飲食を共にし、また、当該事業者から供応接待を受けたものである。

  倫理審査会としては、倫理法第12条第1項に基づき、防衛庁長官へ調査結果を報告するための調査報告書を作成するために討議を行った。

(5) 公印の作成について

  栗林会長 4番目は、公印の作成ということでございますが、これも課長からご説明をお願いします。

  人事第1課長 お手元に公印の作成という資料がございます。これは当審査会、あと審査会の会長の公印を新たに作るため、公印に関する訓令の第7条に基づきまして、防衛庁長官へ届けるというものでございます。お手元の資料の1ページの部分、第7条というのが真ん中辺りにありますが、その下線部分が関わるものでございます。次の2ページを見ていただきますと、別表第1のところにこの倫理審査会の印というもの、さらに次のページですが、審査会の会長の印というものが示されており、それを作成した旨、防衛庁長官へ届けるものでございます。

  栗林会長 これについては何かご意見ございますか。特にご意見等はございませんね。

(6) 議題の議決等

  栗林会長 それでは、時間もまいりましたので、本日審議されたものすべてにつきまして委員の先生方にご決裁いただきたいと思います。最初の第4回自衛隊員倫理審査会議事録についてご決裁いただきたいと思いますけれども、ご意見ございますでしょうか。

  栗林会長 ご異議はないようですので、この件は了承されました。それから、自衛隊員倫理法等の違法の疑いのある事案についての調査報告書について、ご決裁いただきたいと思います。ご意見ございますか。ご意見ないようですので、本件は了承されました。

  栗林会長 公印の作成について、ご決裁いただきたいと思います。ご意見ございますか。ご意見ないようですので、本件は了承されました。

  自衛隊員倫理法等違反の疑いのある事案に関する処分について、参考として意見が述べられた。(議事要旨)

(7) 次回の自衛隊員倫理審査会会議の予定等について

  栗林会長 それでは本日の会合はここまでにさせていただきたいと思います。事務局から次回のスケジュール等についてお願いします。

人事第1課長 次回の日程でございますが、これはまたスケジュールの調整をさせていただきます。
予定では、6月上旬に審査会を開催させていただきたいと考えております。内容といたしましては、第4四半期分の贈与等報告書及びこれは初めてでございますが、本庁の審議級以上の隊員から提出された株取引等報告書、あと所得等報告書という審査をお願いしたいというように考えております。また、日時を調整をさせていただきまして連絡させていただきます。

栗林会長 では、有り難うございました。本日予定しておりました議題はすべて終了いたしました。
長時間にわたり熱心にご討議いただきまして、有り難うございました。

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