第5回防衛省行政効率化推進会議 議事要旨

1 日時

 平成19年3月12日(月)10時~12時

2 場所

 A棟11階第1省議室

3 出席者

(委員)六波羅委員長、青山委員、市村委員、水原委員
(防衛省)黒江文書課長、川崎企画室長 ほか

4 議題

 現地視察の報告

 防衛省行政効率化推進会議報告書(案)について

5 議事要旨

 冒頭の文書課長挨拶に続き、防衛省から各議題の説明を行い、各々について委員からの御指摘・御質問、防衛省側からの回答等が行われた。その概要については以下のとおり。

【現地視察の報告】

○防衛省からの説明

 昨年12月18日、航空自衛隊百里基地の現地視察を六波羅委員長、青山委員及び城山委員にして頂いた。
  最初に、百里基地の概要として位置、沿革、基地所在部隊、その他について説明がなされた。
 次に、隊員の節電意識の向上を図るため、特に、電気使用量が増加する夏期(7月の2週間、9月の1週間)において基地節電運動(HEAT2006:Hyakuri Eco Action Trial 2006)を実施している状況を説明した。HEAT2006は、基地の配電系統(全7系統)毎に節電実績(節電率)を競わせ、節電率の大きい系統を最優秀、優秀として表彰するものである。
 さらに、紙資源の電子媒体化によるペーパーレス化の取組状況を説明した。百里基地では、規則類、部隊史等を電子化し、検索の効率化、保存性の向上、紙資源の節約及びスペースの節約を図っている。また、電子命令BOXをパソコン上に設置し、軽度な通知等を電子ファイルで各部署に配布することにより、コピーをして各部署に配布する作業を軽減し、併せて、紙資源の節約を図る試行中である。
また、
1 効率化の実行的な成果のために最も重要なものは、隊員のマインドの切り替えであると考えている。 2 今後とも個人及び組織として取組の重要性を更に周知して行く。
  との考え方が説明された。
 最後に、航空機(F-15J,T-4,RF-4E.U-125A,UH-60J)の視察を行った。

○委員からの御指摘・御質問、防衛省側からの回答等

委員:
 現地視察の際に、現地の隊員の方に効率化の取組状況は実際のところどうなのか質問してみたところ、かなり厳しく実施していることが分かった。

委員:
 現地では大変きめ細かい効率化を行っていると感じた。また、効率化の成果を表彰する制度は自衛隊特有であり、良いことと思うので続けて頂きたい。

委員:
 職場のみならず各家庭に帰っても環境への取組等を実施して頂きたい。

委員:
 海上自衛隊の現地視察を通じて、現場は効率化にしっかりと取り組んでいることを感じた。一方、本当に必要なことについては、これにお金を使うことも大切なことであるので、これも併せて考えて頂きたい。

【防衛省行政効率化推進会議報告書(案)について】

○防衛省からの説明

 防衛省行政効率化推進会議報告書(案)を説明した。統計調査の合理化に関する取組については、修文案を提示した。

○委員からの御指摘・御質問、防衛省側からの回答等

委員:
 公共調達の効率化のうち、建設工事関係については、談合防止対策の取組についての記述がなされているが、結果の検証については如何か。

委員:
 結果の検証は大変重要なことで、なぜ、結果に変化が表れたかを十分に検証・分析する必要があり、これを行わなければ前向きな改革にならない。そして、Plan-Do-Seeをサイクルとして実施すること、すなわち、結果の検証を計画に十分に反映することが重要である。

委員:
 一連の談合事件に関連して入札制度の改革が行われているが、政府全体として、未だ、どのような入札制度が適切な制度であるか結論が出ておらず、試行錯誤の最中であると思える。また、ダンピングといえるような落札も増えていると思われる。

委員:
 ダインピングの問題に関しては、ダンピングにより工事の質が落ちるとの懸念が指摘されることがあるが、現場監督をしっかりと行うことで防止できると考えられるので、ダンピングによる質の低下を如何に防止するか、しっかりと対策を考えて頂きたい。

防衛省:
 建設工事の入札状況の変化については、多くの業者が指名停止を受け、また、建設業界における事件が続いていることもあり、未だもって正常な状態に戻っていないと考えている。
 御指摘のとおり、ダンピングにより落札査率の低下がみられるが、一方、逆に入札が不調となるケースが多くなっており、入札金額のバラつきが大きくなっている状況である。
 この様な状況を踏まえ、この原因を究明しているところであり、また、今後も引き続き、どのようにすれば、競争性、透明性を高められるかを検証していきたい。

委員:
 不調の問題は建設市場が売手市場か買手市場かによって変わってくる。その辺の状況も踏まえて十分に分析し、検証して頂きたい。

委員:
 総合コスト縮減の目標値は他省庁はどの程度か。

防衛省:
 目標値は政府全体として15%であるので、各府省ともこの15%を達成することを目標としている。

委員: 統計調査の合理化に関する取組の修文案は大きく変わっており、取組が弱まった印象を受けるので、再度、修文案を作成して、委員に図ることとする。

委員:
 研修の効率化の部分に行政効率化の周知・徹底を加えることとする。

委員:
 工数審査について、部外支援を減少させ、職員自身による工数審査の実施等が可能となるよう目指しているが、その状況について報告することとする。

【この2年間の感想等について】

委員:
 行政効率化の取組計画や現場の取組状況をみることができ大変参考になった。 現地視察を行った3カ所は、効率化の取組が先進的ではなく、一般的であることを期待している。 防衛省という国民の安全を守る省庁が、自ら効率化に取り組むことで、国民からの信頼と評価を受けるということを感じて頂き、頼れる防衛省であること期待したい。

委員:
 非常に良く効率化に取り組んでいると感じた。
 推進計画の作成のみならず、前向きに計画に取り組んで頂きたい。
 計画は出来る限り数値化して、その達成率をモニタリングすればさらに効果的である。
 省内で効率化の大切さを繰り返し周知・徹底して、全職員のマインドを1つにして頂きたい。
 不必要なものは当然効率化すべきであるが、必要なものの効率化を厳格に行い過ぎて意欲を失わせないよう配慮すべきである。
 主要な取組のみでなく、省内で効率化できるものがあれば、これを取り込んで頂きたい。

委員:
 必要な経費は適切に使用すべきであるが、無駄な支出があれば、それは国民に対して申し訳ないことである。何が必要で、何が無駄かは、その業務がどうあるべきかの原点に立ち返ってみるべきである。原点とは現状を否定し、職員たちがその業務がどうあるべきかをしっかりと議論することである。
 取組計画を作成することのみならず、これを実施することが重要であるので、真摯に実施を行って頂きたい。
 談合問題の検討会の特別委員も務めたが、出席している幹部はこの問題を他人事と捉えている感じがした。特に幹部の意識改革をお願いしたい。

委員:
 この報告書を是非活かして頂きたい。
 調達方式について、現在変わろうとしている最中であるので、この報告書に書かれていることすれば良いということではなく、外国の例なども調査して、より良いものを探して頂きたい。
 装備品の調達については、他省庁にはない防衛省独自の案件であるので、さらに良い知恵を出して行って頂きたい。

【今後について】

引き続き委員をお願いし、防衛省行政効率化の取組状況についてフォローアップを頂くこととした。

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