第17回防衛調達審議会議事要旨

 

日時 平成14年8月28日(水) 10時00分~
場所 防衛庁庁舎A棟13階第2庁議室
出席者
(委員) 川井会長 水原会長代理 上野委員 江畑委員 小林委員 清水委員 松﨑委員
(防衛庁) 北原管理局長 大井防衛参事官 島原価計算部長 高嶋装備企画課長 今泉調達監察室長 折木陸上幕僚監部装備部長 村上海上幕僚監部装備部長 田母神航空幕僚監部装備部長 小澤統合幕僚会議事務局第4幕僚室長 金澤技術研究本部総務部長 清水契約本部副本部長
議題
(1) 平成13年度防衛装備品等の契約に係るサンプリング調査
(2) 富士写真光機(株)による過大請求事案に係る返還請求について
(3) 次回の日程等
議事概要
(1) 平成13年度防衛装備品等の契約に係るサンプリング調査
 防衛庁側から3契約を対象として、次の項目について説明が行われた後、主に以下の指摘と質疑応答があった。
調達品の概要
調達要求の概要等
(主な指摘事項と質疑応答)
 廃棄処分の契約は競争契約でありながら、1社のみが応札する状態が続いており競争性の確保が不十分であるように思われる。
 実際に応札したのは1社のみであるが、他の3社から入札に対する問合せがあった。3社が入札に参加しなかった理由は、契約規模が小さく、かつ多品種に及ぶ廃棄処分の契約であり、採算性から受注が困難であること、処分に伴う工場周辺の住民対策のため受注が難しいためとのことであった。
 多品種であるため受注が困難であるならば、品目ごとに分割するなどして競争性確保に努めるべきである。
 廃棄処分の契約では、作業の安全性の確保にかなりの工数が必要であるとのことだが、1社のみの見積を参考に予定価格を算定しているため、予定価格の適正性の確保が不十分なのではないか。また、会社見積価格から大幅に減額された金額で落札されているが、会社見積に関する信頼性の検討が不十分なのではないか。
 1社のみの見積を参考にしている件については、今後、新たな企業が入札に参加できるよう競争環境の改善を図り、予定価格の適正性の確保に努める。また、会社見積の信頼性については、入札説明会などで契約内容について十分な説明を行い、複数社の見積を徴するなどして会社見積の信頼性の確保に努める。
 廃棄処分は、環境問題から世界の多くの国でも非常に難しい課題となっている。一部隊の問題ではなく、防衛庁全体の問題として研究・検討いただきたい。
 廃棄処分のあり方について、委員からの指摘を踏まえ防衛庁全体として対応する。
 輸入品の調達においては、直近の購入価格をもとに調達要求金額を積算しているが、過去数年間にわたって購入実績がない場合もあり、調達要求金額と予定価格の間に乖離が生じている。調達要求時における最新の価格データを基礎として調達要求金額を積算すべきである。
 今後は調達要求時における最新の価格データを反映させて調達要求金額の積算を行いたい。
 輸入品の調達においては、調達数量の多寡、調達時期によって価格の変動が非常に大きいものもある。合理的な調達システムについて検討すべきである。
 輸入品の合理的な部品補給の在り方について検討を行いたい。
 競争契約の指名業者に対して輸入可能な品目等を調査し、出来るだけ競争環境が整うよう、品目を分割して契約を行っている努力は評価できるが、1社しか輸入できない品目については、競争環境が得られないため、会社見積の信頼性の確認が不十分となっている。
 納期を変更して輸入可能な会社数を増やすなど競争性確保に努めたところであるが、結果的に応札者を増やすことができなかった。今後とも競争性の確保に努めるところであり、さらに1社からしか見積が得られない場合にも、見積金額の妥当性を検証する方策を検討したい。
 3自衛隊で共通する装備品の維持整備について、それぞれの自衛隊が異なる維持整備体系のもとで整備を行っている。複数の自衛隊にまたがって共通的に使用されている装備については、統合的な整備及び部品補給を検討すべきである。
 共通装備品等の整備の在り方について検討を行いたい。
(2) 富士写真光機(株)による過大請求事案に係る返還請求について
 防衛庁側から「富士写真光機(株)による過大請求事案に係る返還請求について」に関して、次の項目について報告が行われた後、以下の質疑応答があった。
事案の概要
損害賠償請求額の算定
 会社側の反応はどうか。
 事実を認め謝罪の意を示すとともに、適切な見積作成に関し、社内への周知徹底、責任の明確化、社員教育の徹底を図る等の意思を示している。
 本件は刑事責任も問われかねない事案なので、防衛庁として今後とも企業に対して厳格な姿勢で臨んで頂きたい。
(3) 次回の日程等
 次回は9月19日(木)に開催の予定。詳細については事務局から後日連絡。

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