第15回防衛調達審議会議事要旨

 

日時 平成14年5月15日(水) 10時00分~
場所 防衛庁庁舎A棟13階第2庁議室
出席者
(委員) 川井会長 水原会長代理 上野委員 江畑委員 小林委員 清水委員 松﨑委員
(防衛庁) 山中管理局長 中村防衛参事官 安永原価計算部長 山内装備企画課長 古川調達監察室長 折木陸上幕僚監部装備部長 川島海上幕僚監部装備部長 田母神航空幕僚監部装備部長 小澤統合幕僚会議事務局第4幕僚室長 島田技術研究本部会計課長 清水契約本部副本部長
議題
(1) 平成13年度下期防衛装備品等の契約に係るサンプリング調査
(2) 原価計算研究会の検討結果
(3) 次回の日程等
議事概要
(1) 平成13年度下期防衛装備品等の契約に係るサンプリング調査
 防衛庁側から3契約を対象として、次の項目について説明が行われた後、主に以下の指摘と質疑応答があった。
調達品の概要
調達要求の概要等
(主な指摘事項と質疑応答)
 一般競争契約にもかかわらず、結果的に応札者が1社のみで随意契約のような形態になっている場合があるが、一般競争契約実施の目的は競争性を高めて価格を低減することにあり、従っていかに応札業者を増やすかが重要である。
 また、予算の制約から1つの装備品が複数の契約に分割され、複数年度に渡って調達されているが、このような方式は必然的に次年度以降の競争性が失われやすくなる。予算の要求及び執行については、今後防衛庁全体の問題として検討を行う必要がある。
 応札業者を増やし競争性を高めることについては、インターネットを活用し広く公告情報の提供を行っている。なお、次年度以降の契約に際しては適正価格で締結できるよう努力したい。
 入札説明会には3社が参加したにもかかわらず、その応札した会社は1社だけであったとのことであるが、応札しなかった会社に対して理由を確認したのか。
 入札に応じなかった理由については調査を行っていない。今後、入札説明会に参加しながら応札しなかった会社に対しては、その理由について調査を行い、今後の業務に反映させる。
 隊員の生命・身体にかかわる装備品が、会社から提出された見積価格よりも大幅に値引きされて契約されているが、過剰な値引きが装備品の品質の低下を招かないように、大幅な値引きの要因を調査して、予定価格算定に反映させるべきである。
 一般競争契約の場合には通常、原価監査を実施しないが、必要ならば超過利益返納条項を付して原価監査を行い、予定価格の適正性を検証している。また、仕様書には技術審査に関する記述が有り、装備品の不具合等をあらかじめ発見して納入前に改修をさせているので、品質の確保に問題はないと思う。
 用途が主に自衛隊に限定され、かつ製造会社が少ないために指名競争契約が適用される装備品は、製造基盤の維持という目的にも配慮しつつ、競争性の一層の確保に努めるべきであろう。
 製造基盤の維持の目的から、製造可能業者を増やすために業界に対して協力を要請しているが、マーケットが小規模である理由により、製造可能業者を増やすには至っていない。
 製造可能業者が寡占化している状況において、企業に対していかに価格低減努力を課すのかを検討すべきである。
 常に製造方法で技術革新を反映させるなどして価格の低減に努めてはいる。
 競争契約において落札結果に談合等の疑いがある場合、防衛庁はどのような対応をとることになっているのか。
 公正取引委員会に通報すること等を定めた談合情報対応マニュアルによって対応を行っている。
(2) 原価計算研究会の検討結果
 原価計算研究会から「原価計算研究会の検討結果について(中間報告)」に関して、次の項目について説明が行われ、防衛調達審議会として了承された。報告の概要は以下のとおり。
経緯
検討の概要
研究会への報告事項
今後の課題
(報告の概要)
 原価計算研究会では平成11年2月の発足以来2回の中間報告を出し、防衛庁において所要の訓令改正がなされた。また、平成12年3月の第2回中間報告後も研究会では、退職給付会計に係る会計基準の変更に伴う変更時差異の取り扱い、試験研究費及び販売費の配賦計算、裁量労働制について検討を行った。また、航空機の定期修理契約における標準計画工数の導入について、原価計算部から原価計算研究会への報告が行われている。
 過去2回の中間報告に基づき、喫緊の課題に対する訓令の改正がなされたことから、現在、研究会では中長期検討項目として、「バリューチェーン(価値連鎖)の確立」及び「パラメトリック原価見積法の研究」について検討を進めている。これらは米国において広く用いられている原価計算手法であり、これらを研究することにより、我が国の防衛調達における原価計算の目指すべき方向性への参考になるものと期待される。
(3) 次回の日程等
 次回は6月20日(木)に開催の予定。詳細については事務局から後日連絡。

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