中期防衛力整備計画 (平成8年度~平成12年度)の見直しについて
平成9年12月19日
安全保障会議決定
閣議決定
(防衛力整備の考え方)
 現在、我が国の防衛力整備は、中期防衛力整備計画(平成8年度~平成12年度)(平成7年12月14日安全保障会議決定、平成7年12月15日閣議決定)の下で実施されている。同計画は、「平成8年度以降に係る防衛計画の大綱について」(平成7年11月28日安全保障会議及び閣議決定。以下「防衛大綱」という。)に従い策定したものであり、防衛大綱に定める新たな防衛力の水準への円滑な移行に配意しつつ、合理化・効率化・コンパクト化を推進すること等を計画の基本として、適切な防衛力の整備に努めることとしている。
(財政構造改革の推進と計画の見直しの取扱い)
 防衛大綱策定に当たって考慮された国際情勢のすう勢については、基本的に変化はないものの、経済・財政事情についてはその後一層厳しさを増している。
 今般の財政構造改革は、国及び地方公共団体の財政が危機的状況にあることを踏まえ、経済構造改革を推進しつつ、財政収支を健全化し、様々な課題に十分対応できる財政構造を実現するために行われるものであり、これをできる限り早期に、かつ強力に推進する必要がある。
 以上を踏まえ、同計画において3年後に行うこととされている計画の見直しをこれを待たずして行うこととする。
(見直しの方針)
 同計画の1.(計画の方針)に示す計画の基本のうち、1の主要装備については、新たな防衛力の水準への円滑な移行に配意し、防衛大綱に定める防衛力の水準を全体として適切に維持しつつより緩やかな形で整備を進めるとの観点から、防衛力の弾力的な運用を図ることを念頭に、計画に定める事業の実施を一部見送ることとする。
(整備規模)
 同計画の(別表)に示す主要な装備品の具体的整備規模は別表のとおりとする。
別表
区 分 種     類 整備規摸
陸上自衛隊 戦車
火砲(迫撃砲を除く)
多連装ロケットシステム
装甲車
地対艦誘導弾
対戦車ヘリコプター(AH-1S)
輸送ヘリコプター(CH-47JA)
地対空誘導弾(ホーク)改善用装備品
90両
40門
45両
157両
24両
3機
9機
1.75個群
海上自衛隊 護衛艦
潜水艦
その他
自衛艦建造計
(トン数)
哨戒ヘリコプター(SH-60J)
7隻
5隻
18隻
30隻
(約9.4万トン)
37機
航空自衛隊 要撃戦闘機(F-15DJ)
支援戦闘機(F-2)
輸送ヘリコプター(CH-47J)
中等練習機(T-4)
4機
45機
4機
54機
(所要経費)
 上記3(見直しの方針)に基づく主要な装備品の整備規模の見直しその他の措置により、同計画の5.(所要経費)に示す防衛関係費の総額の限度は、平成7年度価格でおおむね24兆2,300億円程度をめどとすることとする。
(その他)
 SACO(沖縄に関する特別行動委員会)関連事業については着実に実施し、その所要経費については別途明らかにすることとする。

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