陸上自衛隊高等工科学校

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トピックス

6年3月20日

第67期卒業行事

 陸上自衛隊高等工科学校(学校長:今井俊夫陸将補)は、令和6年3月20日、木原稔防衛大臣立会の下、森下泰臣陸上幕僚長のご臨席を賜り、第67期生(312名)の卒業式を挙行しました。5年ぶりに感染症対策による参列者の制限のない卒業式となり、自衛隊部内外の多くの来賓の方々にご参列いただきました。加えて、この日を楽しみにしていた卒業生家族約800名が全国から駆けつけ、コロナ禍を乗り越えた卒業生の晴れの日を会場で見守ることができました。
 卒業生の門出にあたり岸田内閣総理大臣より、「最後まで頑張り抜いた自らの努力に自信と誇りを持ち、堂々と胸を張って巣立っていってほしい。そして、本校で磨きあげた不屈の精神力と、学んだ知識・技術を活かし、更なる学びを続け、将来の自衛隊を背負って立つ存在となってくれることを強く望む。」との訓示をビデオメッセージで頂きました。
 学校長は式辞で、「ともに卒業を迎えることができた同期との『縁』、支えてくれた家族や学校職員などへの『恩』を忘れず、常に感謝の心を持ち続けてほしい。そして、今の感動と新たな志を忘れず、部隊での活躍してくれること、ひいては近い将来、本校で後進の育成に携わることを心から期待する。」との言葉を餞として贈りました。
 また防衛大臣からは、「陸上自衛官として新たな一歩を踏み出すに当たり、本校で学んだことを活かしつつ、鍛錬を怠らず、生徒の誇りを胸に深く刻み、国防の最前線で活躍できる人材として成長してくれることを期待している。」との訓示を頂きました。
 その後、在校生代表作田雄飛生徒による送辞、卒業生代表小林蓮太郎生徒による答辞、仰げば尊し・校歌斉唱と続きました。答辞では、在校間の思い出、後輩へのエールに加え、在校中に亡くなった同期生にも触れ、卒業生・在校生ともに涙をうかべ、本校で過ごした3年間が充実したものであったことを印象づけました。引き続き、学校グラウンドにおいて、在校生による送別パレード及び本校出身者の操縦による祝賀飛行が披露され、晴れの門出に花を添えました。
卒業生は、4月1日付で陸士長に任官し、生徒陸曹候補生課程(各陸曹教育隊)に進み、陸上自衛官としての第1歩を踏み出すことになります。なお、一部の生徒は防衛大学校、海上自衛隊・航空自衛隊の航空学生に進みます。