陸上自衛隊高等工科学校

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トピックス

5年10月1日

高等工科学校開校祭・創立68周年記念行事

令和5年9月30日(土)~10月1日(日)の間、陸上自衛隊高等工科学校(学校長:陸将補 今井 俊夫)は、創立68周年記念行事及び開校祭を実施しました。
30日の開校祭では、教室舎において10個文化クラブが作品等の展示を実施した。昨年来、部内外より称賛を受ける美術部による『黒板アート』の期待の新作をはじめ、各クラブの創意工夫をこらす作品の数々で、日頃の活動の成果を披露し、来校した家族を楽しませました。
また、講堂において4個クラブ(吹奏楽部・弁論部・吟詠剣詩舞部・和太鼓部)の発表も実施した。加えて、グラウンドで実施された生徒会主催イベントでは、審査員として来校した千葉県立君津高校ダンス部の洗練された演技を皮切りに、学年混合による11チームによる『ダンスバトル』を開催した。学年越えて団結した各チームはそれぞれが若さ溢れる独創的な演技を披露し、来場した家族や職員、生徒は大いに盛り上がりました。
1日の創立68周年記念行事には、後援会会員の国会議員、各職種学校長及び歴代学校長をはじめ、各協力団体の会長等の多くの来賓の方々に加え、この日を楽しみに全国から駆けつけた生徒家族をお迎えするとともに、定年退官相当期となる第30期生、一般の来場者等、合計約2,000名を超える方々が来校した。当日は晴天に恵まれ、グラウンドにおいて記念式典・生徒隊パレード・祝賀飛行・ドリル演技・和太鼓演奏を行いました。
 式典の式辞において学校長は、来賓、生徒家族、地域の方々等への感謝の言葉とともに「生徒制度の創設以来、68年に亘る歴史を重ね、伝統を継承しつつも、時代の変革に応じて組織、教育内容を充実・発展させて参りました。既に卒業生は2万名を超え、陸上自衛隊のあらゆる組織の中核として勤務しており、部内外から高い評価を得ているところであります。また、我が国を取り巻く脅威と情勢下における生徒教育への期待の高まりから、令和3年度より『システム・サイバー専修コース』を設置して、将来のサイバー分野、システム分野における基幹要員の育成を目的とした新たな教育に着手いたしました。加えて、今年度より『AI・ロボティクス専修コース』を開設し、時代の変化に応じて必要とされる新たな分野における人材の育成に取り組んでいるところです。さらに、防衛戦略3文書の内の防衛力整備計画において、「高等工科学校を各自衛隊の共同化及び男女共学化を実施する。」と明記され、陸上自衛隊のみならず、全自衛隊から必要とされる高等工科学校として、積極的に新たな分野の人材育成に取り 組んでいく所存であります。」と抱負を述べるとともに、生徒職員に対し、要望事項である『覚悟』・『信頼』を念頭に、「『覚悟』で職務に邁進し、『信頼』のもと自らも成長しつつ、役割をしっかりと果たしてもらいたい。」と期待を述べました。
その後も校内各所において、装備品展示、広報展示、生徒会イベント等が行われ、コロナ禍から脱して制限のない創立記念行事の一連の行事は、盛会のうちに終了しました。