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予備自衛官制度創設60周年

創設60周年を迎えた予備自衛官制度の歴史についてご紹介します。

 予備自衛官制度は、昭和29年7月、自衛隊が防衛出動をする場合、その実力を急速かつ計画的に確保するために創設されました。
その後、我が国を取り巻く安全保障環境の変化に伴い、平成9年度に即応予備自衛官制度、平成13年度に予備自衛官補制度が創設されました。
 平成23年には、東日本大震災に際して、予備自衛官及び即応予備自衛官が災害派遣活動を行い、初めて実際に運用され、その活躍により、有用性が認識されました。
 また、平成25年12月に閣議決定された「平成26年度以降に係る防衛計画の大綱」においては、「専門的技能を要するものを含む幅広い分野で予備自衛官の活用を進めるとともに、予備自衛官等の充足向上等のための施策を実施する」ことが明記されました。
 平成26年度は、制度創設60周年の節目にあたり、陸上自衛隊では「いまこそ、予備自衛官」をキャッチフレーズにキャンペーンを行いました。今後も更なる制度の充実・発展のため、様々な施策や行事などを行う予定です。

予備自衛官(等)制度の沿革

年代 予備自衛官(等)制度の沿革
昭和29年 7月 (防衛庁・陸海空自衛隊発足)

予備自衛官制度発足

昭和36年 3月 幹部(1尉以下)の採用開始
昭和45年 5月 海上自衛隊制度導入
昭和50年

自衛隊記念日観閲式への参加

昭和61年12月 航空自衛隊制度導入
平成 3年 (湾岸戦争/ソ連邦消滅)
平成 5年 3月 女性予備自衛官採用開始
平成 7年

予備自衛官中央訓練開始

平成 7年 (阪神・淡路大震災/地下鉄サリン事件)
平成10年 3月

即応予備自衛官制度発足

平成13年 (米国同時多発テロ事件)
平成14年 3月

予備自衛官補制度発足、災害招集任務付加

平成16年 1月 (自衛隊イラク派遣)
平成16年 6月 国民保護等招集任務付加
平成16年 7月 佐官予備自衛官採用
平成23年 3月

初の災害招集(東日本大震災)

平成25年12月 防衛計画の大綱に予備自衛官の活用が明記

内閣総理大臣からのメッセージ
「予備自衛官制度創設60周年記念に寄せて」

予備自衛官制度創設60周年に寄せて(内閣総理大臣 安倍晋三)

 我が国防衛の重要な一翼を担う予備自衛官制度は、自衛隊発足と同時に創設され、その後も、時代の要請を受けて、即応予備自衛官、予備自衛官補の創設など、その充実強化を図りながら、我が国の平和と独立、国民の安全・安心の確保に大きな役割を果たしてきました。

 国家の緊急事態において、防衛力を迅速に拡充し得る予備自衛官制度は、我が国の安全保障の最終的な担保であり、文字通り、我が国防衛の礎であります。予備自衛官一人ひとりの存在が、国民の命と平和な暮らしを守り抜くとの、我が国の確固たる意志を示すものと言えるでしょう。

 先の東日本大震災においては、陸・海・空あわせて約1,700名が招集され、極めて過酷な条件の下、被災者支援の任務を見事に完遂したのは、我々の記憶に新しいところです。雇用企業の皆様も、これを誇りに思われているということを伺い、大変嬉しく思っています。

 平素は社会人や学生など、多忙な時間の中で訓練に励み、事に臨んでは、自衛官として身をもって責務の完遂に努め、国民の負託に応える、高い志をもつ予備自衛官の姿は、心強く、頼もしく、我が国の誇りであります。自衛隊の最高指揮官として、改めて深甚なる敬意を表します。

 予備自衛官がその職責を果たすためには、ご家族や雇用企業の皆様など、周囲のご理解とご協力が欠かせません。多くの皆様に支えられてこそ円滑に運営される制度といえます。ご家族の皆様、雇用企業の皆様はじめ、予備自衛官を支えて頂いている皆様に、心から感謝申し上げます。

                    

 我が国を取り巻く安全保障環境は一層厳しさを増しています。我が国の平和は、我々自身で築き上げるほかに道はありません。予備自衛官の諸官の一層のご活躍と、予備自衛官制度の充実・発展を祈念いたします。

平成26年8月25日

      内閣総理大臣 安倍晋三

60周年記念事業の概要

1.予備自衛官制度創設60周年記念行事

                

時 期:平成26年8月25日


                

2.訓 練

(1) 予備自衛官中央訓練(26年8月22~26日)

(2) 予備自衛官による転地訓練

  ○ 鎮西16演習(26年11月)

  ○ 技能公募予備自衛官(法務)の陸幕計画等訓練(26年12月)

  ○ 技能公募予備自衛官(英語)の陸幕計画訓練(27年 1月)

  ○ 沖縄海兵隊基地研修(27年2月)

3.広 報

(1) 政府広報

  ○ 政府広報オンライン(26年5月28日から2年間アクセス可能)

  ○ 政府インターネットテレビ(26年6月26日から2年間アクセス可能)

 

(2) 防衛白書

  ○ コラム「予備自衛官制度60周年」

(3) テレビ

  ○ 衛星放送 チャンネル桜「防人の道」(9/10放映)

(4) 部内紙

  ○ 修親(8月号特集「予備自衛官制度創設60周年記念」)等

(5) その他

  ○ MAMOR(10月号「特集記事」)