幹部候補生学校の1年(学校行事)

 年度学校業務計画示達

 
学校は、毎年3月末に、年度幹部候補生学校業務計画を示達する。業計示達は、幹部職員を一堂に会して実施する。
 まず最初に、学校長からの年度開始に当たっての訓示をいただき、次に各計画主務者による年度の主要な事業について説明し認識の統一を図るものである。

 
業務計画方針:「学校は、幹部としての資質の涵養を重視した候補生教育を主軸に創意と熱意をもって校務を運営し、使命感に燃え心身ともに逞しい、真に役立つ初級幹部を育成する。」
 転入者歓迎行事

 
年2回、3月と8月の定期異動に併せて、職員・入校候補生一堂に会して転入者の歓迎行事を実施する。
 学校全天候グラウンド又は大講堂を使用して、転入者の一人一人を紹介し、学校長から歓迎の言葉を頂戴し、相互に敬礼して歓迎の意を表すものである。
 このほか、修親会では歓迎会食を実施する等、それぞれの部署で転入者を暖かく歓迎する行事が行われる。
 同期生会連合会総会

 
幹部候補生学校には、任意団体である「同期生会連合会」の事務局業務を行っており、毎年、役員会と総会を実施している。
 同期生会連合会総会は、幹部候補生学校開校記念行事の前日に行うことを慣例として、全国の各同期生会会長及び連合会役員に案内状を送付して行っている。
 総会は、年度の事業計画及び経費使用等を報告するとともに、次年度の事業計画について審議することが大きな目的である。
 また、総会終了後、校内において懇親会を計画して、各同期生会との親睦を深めるとともに、幹部団の大同団結を図っている。
 開校記念行事前日行事

 
毎年開校記念行事の前日に、同期生会連合会主催による殉職者追悼式を実施している。
 殉職者追悼式は、本校を卒業され志半ばで殉職された方々を追悼するため、黙祷・礼拝・献花・儀仗隊による弔銃がしめやかに執り行われる。
 開校記念行事

 
毎年、久留米つつじの咲き誇る4月下旬の日曜日に幹部候補生学校開校記念行事が実施される。
 開校記念行事は、観閲式と各種イベントが計画され、多数の来賓と協力者等の招待者のほか地域の皆様の来場を受け、学校職員と入校候補生で盛大に執り行われる。
 特に、入校してからまだ1ヶ月に満たない候補生の元気溌剌とした行進や空挺降下、ヘリコプターによる観閲飛行は会場を魅了している。
 剛健の夕べ

 
校風である「質実剛健」の気風を醸成するため、年に2回5月と10月に剛健の夕べが実施される。
 野外において質実剛健の旗及び剛健五訓の幟のもと野趣溢れるバーベキューと剛健にちなんだ出し物を計画して、酒を酌み交わしながら剛健談義を繰り広げる。
 剛健の夕べは、同期生会が計画し、司会進行から余興の数々は入校候補生が主体となって実施する。
 特に、付教官で編成されている中尉会による「剛健踊り」は上半身裸体で厳粛に執り行われ水しぶきを浴びながら行われ、圧巻である。
 鹿島激励会

 
候補生(防大・一般大学出身候補生は6月、部内出身候補生は7月・9月)大野原訓練の最終日に、大野原演習場(佐賀県嬉野市)から佐賀県鹿島市の祐徳稲荷神社までの約35Kmを完全武装で徒歩行進を行う。
 最終目的地である祐徳稲荷神社では、鹿島市父兄会、鹿島防衛協会女性部及び塩田町防衛協会の皆様から暖かい激励会が計画され、行進直後に頂く慰問品の数々に行進の疲れも忘れて候補生達は冷たいジュースや果物を口に頬ばっている。
 へり体験搭乗

 
毎年、梅雨前の新緑の時期に、大空を満喫して頂くため協力者等を招待してへりの体験搭乗を実施する。
 体験搭乗に合わせて、体験喫食・資料館見学・写真撮影及びブリーフィングを実施して、幹部候補生学校の認識を深めて頂くとともに自衛隊に対する理解を向上して頂いている。
 校外水泳訓練

 
校外において、防大・一般大学出身の候補生に対し、水泳訓練を実施する。
 水泳訓練は、現地における泳法及び着装泳を通じて泳力、持久力及び体力・気力の向上を図っている。
 3幹候校合同研修

 
防大・一般大学出身の候補生は、海上自衛隊幹部候補生学校において、陸海空の幹部候補生が一同に会して、海自幹候校を研修して、概要を理解するとともに、海上・航空自衛隊の同期生と対面して防衛談義に花を咲かせている。
 また、研修は対面式・教育参考館研修及び陸海空合同による討議会、朝礼、スピーチ等を実施するほか、海自幹候校伝統のカッター訓練を体験する。
 水の祭典支援・総踊り参加

 
学校は、久留米市水の祭典振興会からの要請を受け、パワーストリートチームの輸送支援を実施するほか、候補生及び職員約150名による総踊り隊を編成して、久留米市夏の風物詩である「くるめ水の祭典」に参加する。また総踊り隊にはロボット隊を編成して、ガンダム等に仮装して踊り隊の後方を前進し、子供達の人気の的になっている。  
 武雄激励会(BU:11月、I:8月・2月)
 
 
各候補生は、卒業前に幹部候補生学校の教育訓練の総仕上げとして総合訓練を実施する。この総合訓練は、2夜3日にわたり100Kmの徒歩行進後に攻撃行動を実施する過酷なものである。
 100Kmの徒歩行進は、佐賀県小城町から多久市〜武雄市〜嬉野町〜大野原演習場までの起伏に富んだ徒歩行進であり1日目が終了後、武雄市鳥越の森林内にビバークして2日目の行進に入る。
 2日目の行進開始地点である武雄市鳥越地区では、武雄市父兄会、佐賀県防衛協会等の主催する激励会が実施される。また、この激励会には、近傍にある幼稚園児達も多数参加し、候補生達の疲れも吹っ飛び残る約50Kmの行程にいき足をつけている。

 年忘れ行事


 
毎年、12月に年忘れ行事を実施している、この行事は餅つき、門松作成等の正月の準備を行っている。 一年間の労をねぎらうとともに、新しい年を迎える準備をするものである。
 転出者見送り行事

 
年2回の定期異動による転出者に対して見送り行事を実施する。臨時学校朝礼により転出者の一人一人を紹介し代表者の転出の言葉を受け、学校長がお礼の言葉を述べられるとともに相互の敬礼によりその労をねぎらうものである。また中央道路に学校長以下職員全員が整列する中、転出者は手に花束を携え正門へと前進し、最後に万歳三唱を受けて見送り行事が終了する。

元のページに戻る。