教育訓練・その他活動

2015年

第1・2回武官団セミナーについて

 陸上幕僚監部は、2月19日(木)及び3月11日(水)に「武官団セミナー」を実施しました。本セミナーには、東京に武官を駐在させる26カ国のうち実に85%にあたる22カ国から約30名が参加し、中には遥々北京、ソウルから参加した武官もありました。
 武官とは「駐在武官」のことを指し、それぞれの国の軍人が大使館などの在外公館に駐在し相手国との安全保障交流などの業務に携わるもので、いわば防衛分野に特化した「外交官」と言えます。
 本セミナーは、東京の各国大使館に勤務する駐在武官及び安全保障分野の業務に従事する大使館職員等の方々をお招きし、ブリーフィングなどを通じて陸上自衛隊の現状や取り組みについて理解してもらうことを目的として開催され、2月の第1回セミナーでは「PKOにおける陸自の取り組み」について、続く3月の第2回では「陸上自衛隊の各方面隊及び中央即応集団」の概要についてブリーフィングが行われました。2回のセミナーともブリーフィング後の質疑応答では参加者から質問が相次ぎ、陸上自衛隊の活動に対する駐在武官の関心の高さがうかがえました。
 また、第2回セミナーでは岩田陸上幕僚長から参加者に対する挨拶があり、「陸上自衛隊トップからのメッセージを直接聞くことのできる貴重な機会」として好評を博しました。
 陸上幕僚監部では今後も武官団セミナーを定期的に開催し、安倍首相が掲げる「積極的平和主義」の下、戦後70周年の節目を迎えこれまで以上に地域及び国際社会の平和と安定に寄与していく陸上自衛隊の姿を広く世界に発信していきたいと思います。


第1回武官団セミナー

ブリーフィングの様子(第1回)

ブリーフィングを傾聴する武官団幹事

多くの質問を寄せる駐在武官

参加者一同(第1回)

岩田陸幕長による挨拶(第2回)

第2回開始に先立ち全員で黙とう
(開催当日は東日本大震災4周年)

ブリーフィングの様子(第2回)

ブリーファーと参加者との質疑応答

在京武官団長による挨拶(第2回)

参加者一同(第2回)
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