国際平和協力活動等

2018年

国連PKO支援部隊早期展開プロジェクトについて

 12月14日(金)、ベトナム社会主義共和国(ハノイ近郊)において、国連PKO支援部隊早期展開プロジェクト(教官要員として陸上自衛官19名を派遣)の閉講式が実施されました。本プロジェクトには、中部方面隊の要員を基幹とした教官団(団長:第6施設群副群長 伊藤2佐)を派遣し、11月5日~12月14日までの約6週間、アジア及び同周辺地域の工兵要員(9ヶ国、16名)に対し、ブルドーザ、ロードローラ、バケットローダ、油圧ショベル及びグレーダの5機種の操作教育を実施してきました。

 本プロジェクトは、国連PKO要員の能力・装備品不足が喫緊の課題となる中、国連PKOへの派遣要員の30%を占めるアジア及び同周辺地域の工兵要員に対して重機操作に必要な練度を付与し、PKO部隊が早期に活動地域に展開することを可能にすることにより、地域の平和と安定に貢献するものです。

 教育修了に当たり、本訓練に参加した訓練生の全学生が、5機種の重機操作を行うことができる練度に到達しました。今回参加した訓練生は、今後、本訓練で培った重機操作の技術を活かして国連PKOのミッションにおいて活躍し、世界平和に貢献することが期待されます。


閉講式における集合写真

閉講式において国連フィールド支援局から記念楯を授与される隊員

訓練生に対する、バケットローダの操作要領を展示

グレーダの操作指導をする隊員

術科試験の検定開始報告を受ける隊員

油圧ショベルの操作指導をする隊員
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