防衛協力・交流

2018年

ジブチ国防軍に対する災害対処能力強化支援について

 本年9月21日(金)からジブチ共和国に派遣された陸上自衛隊施設学校の2等陸佐 丹宗正敏(たんそう まさとし)を団長とする13名の派遣団は、ジブチ国防軍の工兵部隊に対して油圧ショベル、ドーザ、グレーダ等の施設機械操作に関する教育支援活動を終え、12月16日(日)に帰国しました。

 本取組みは、「人道支援及び災害救援活動分野の教育における協力に関する日本国防衛省とジブチ共和国国防省との間の実施取り決め」に基づき、平成29年1月から実施しているもので、今回で3回目の派遣となりました。

今回の教育では、第1回目の教育から参加しているジブチ軍の学生に教官としての教育技法を修得させ、ジブチ軍の新規学生に機械操作要領を教育する形で同軍の災害対処能力を強化しました。成果として7名の教官要員、新たな操縦特技者10名の要員を養成しました。将来的には、ジブチ軍自らの手で新たな特技者を養成し、練度を維持するための訓練を行っていくことが期待されており、引き続き陸上自衛隊はサポートしていく予定です。


実技教育前に講義形式で教育を実施する隊員

機械操作のコツについて指導する隊員

機械操作を訓練するジブチ軍学生

教官要員に練度評価要領について教育する隊員

機械の故障を防止するため整備・点検を行う隊員

教育修了式で修了証を授与する派遣団長の丹宗2佐
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