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 この度、ARMY年間写真コンテスト『PHOTO OF THE YEAR 2016』において、第6師団司令部付隊(司令部広報班)の桑原龍央2曹が見事『最優秀賞』を受賞しました。また、第20普通科連隊本部管理中隊(20連隊広報)の鈴木真英2曹が「奨励賞」を、第22普通科連隊本部管理中隊(多賀城駐屯地広報)の佐々木直樹3曹が審査員賞の一つ「菊池雅之賞」をそれぞれ受賞しました。
 第6師団からの最優秀賞は、前回の石田健二1曹(司令部付隊・司令部広報班)の受賞を含め3回目です。また、同時に3人の受賞は今回初めてで、桑原2曹においては3年連続6度目の受賞となります。
 ARMY 【Active Reliance Morale Yearning】とは、陸上幕僚監部広報室が発行している季刊誌で、陸上自衛隊の様々な活動を隊員やその家族を対象にホットなトピックスを写真を主体に紹介する刊行物です。
 『PHOTO OF THE YEAR』とは、毎年行われているARMY恒例のフォトコンテストで、今回で17回目を迎えるコンテストです。
 全国の陸自隊員が撮影してARMY編集部に投稿された1,000点を超える写真の中から、審査員のプロカメラマン4名の厳正な審査により、最優秀賞1点・優秀賞2点・奨励賞3点・審査員カメラマン賞4点が選ばれる陸自広報カメラマンにとっては名誉ある賞で、その中でも最優秀賞の受賞は第6師団としては2年連続3度目の受賞となります。
   
 
 受賞者
  第6師団司令部付隊
  【第6師団司令部総務課広報班】

  2等陸曹
 桑原龍央
 タイトル
 同志の絆
審査員講評 【菊池雅之氏】
 日米共同訓練「フォレストライト」での一コマ。機能別訓練において、日米隊員がすれ違うちょっとしたシーンを見逃さずに撮影した一葉。わずか一瞬の出来事であったにも関わらず、よくぞ撮った!と褒めてあげたい。
 ピントもシャープで、フレームのおさまりも良い。空間をきれいに切り抜いたこのカットは絵画のようだ。奥にも日米の車両が並ぶ贅沢なシチュエーション。そこまで狙って撮影したのであれば、この完成度の高さに、同じカメラマンとして嫉妬すら覚えてしまう。日米同盟の深化を1枚で表したこの写真は、「ARMY」だけにとどまらず、すでにインターネットでも話題だ。間違いなく50年後、100年後にも残る写真である。
 もう何もいう事はないのだが、仮にもし、この写真を手を握り合う両隊員が左右ギリギリになるように、タテで切り取ったらどうなっただろうか。よりドラマチックになったかもしれないが、やはり多くの隊員が画面に映っているからこそ、訓練のはざまに“ちょっと一息、リラックス”といった雰囲気も感じさせているわけで、やはりこれで完成形といっても良いだろう。
受賞者コメント
 はじめに、この写真を評価していただいた菊池雅之氏をはじめ審査員の皆様、本当にありがとうございます。たいへん嬉しく光栄に思います。
 私は、部隊や隊員達が懸命に任務に邁進する真摯な姿を部内外の多くの人に伝え感動してもらい、部隊の士気高揚につながればと、常に『情熱・想像・感動』『心で撮る』をモットーに広報活動を行っています。そのような中での最優秀賞受賞は、上司や同僚をはじめ多くの隊員、そして家族の理解があったからだと感謝しています。
 この日米両隊員の絆を垣間見たスナップが撮れた背景には、隊員相互の信頼関係、自分の写真に対する情熱を想像、そしてそこに感動があったからです。私は常に「人を感動させるためには、まず自分が感動しなければならない」と思っています。これからも相棒のカメラと共に「活きた写真・活かされる写真」を撮り、より一層自衛隊や部隊の広報に貢献するとともに、第6師団の撮影技術の向上に努めていきます。
   
 
 受賞者【初受賞】
  第20普通科連隊本部管理中隊
  【第20普通科連隊広報室】

  2等陸曹
 鈴木真英
 タイトル
 半装填良し
審査員講評 【福田正紀氏】
 本年応募作品の中で、強く記憶に残った一枚です。
 雨上がりの演習場、81mm迫撃砲の実弾射撃訓練での一場面です。雨に濡れた質感、緑の背景の立ち上る先発弾の硝煙の有り様、装填手の真剣な表情等、今までに有りそうで無かった訓練場面の一つだと思います。射撃の瞬間をとらえる、発砲炎を写すと言う、今までの射撃訓練撮影の先入観にとらわれず、次のワンシーンに意識を集中した鈴木2曹の作戦勝ちと言える一枚です。
 先入観にとらわれないと言う意味で、本年度の奨励賞にふさわしい作品となりましたが、惜しむらくは、あまりに窮屈なフレーミングです。この作品の場合、やはり砲口・砲身が見えている方が良いと思います。
受賞者コメント
 この度、奨励賞を頂いたことに大変驚いています。
 今回受賞できたのは、20連隊の隊員が日頃訓練に一生懸命取り組んでいる姿を、少しでも皆さんに発信していきたいという気持ちと、『頑張っている隊員に対する思い』『写真にかける情熱』を、師団で実施された広報担当者教育で教わった経験が受賞に繋がったのだと思います。
 写真撮影の技術はまだまだ未熟ですが、隊員の頑張っている姿を『魂』で撮影し、少しでも部内外に広められるよう撮影技術を向上していきます。
   
 
 受賞者【初受賞】
  第22普通科連隊本部管理中隊
  【多賀城駐屯地広報室】

  3等陸曹
 佐々木直樹
 タイトル
 前進!!
審査員講評 【菊池雅之氏】
 今回も教育中の写真は多かったです。その中でこの作品には迫力がありました。まず匍匐前進している隊員の真剣なまなざし、そして躍動感。優秀賞を撮った作品と似た構図ですが、向こうが“過酷さ”であるならば、こちらは“一生懸命さ”が伝わる作品であると思います。よってタイトルもシンプルに「前進!」としたのも良かったです。
 被写体がきれいに真ん中になっている点は素晴らしいと思います。背景の松が隊員にかぶらず、上空にきれいなスペースが出来ているのも、狙って撮影されたのでしょう。迷うことなくシャッターを切ったであろう安定感が見る方にも伝わってきます。
受賞者コメント
 今回、フォトオブザイヤー菊池雅之賞を受賞できたのは、多賀城駐屯地広報室、駐屯地の隊員の方々、そしてご指導くださった師団広報室をはじめとした各駐屯地広報室の皆様のおかげです。ありがとうございます。
 私は広報室に来て間もなく、何をどう撮るかいつも試行錯誤していますが、その中での受賞は、自分にとって大きな励みになりました。今後も撮影技術の向上に努め、部隊の『状況』、隊員の『表情』をしっかりと撮影し、部隊の歴史を残すとともに、写真を通じて陸上自衛隊の活動を多くの方々に広めていきたいと思っています。そして、次回も受賞できるように頑張ります。
   
 
審査員総評に掲載された写真
『Assault』
第6師団司令部付隊 桑原2曹

審査員総評【大野広幸氏】
 「緊張感ある写真です。近景と背景の隊員のバランスが良い」
『男たちの空間』
第6師団司令部付隊 桑原2曹

審査員総評【菊池雅之氏】
 「応援する仲間の声、相手を軽く野次る声、相手の健闘をたたえる声が聞こえてくるようだ。」
   
 
その他、第6師団から投稿された作品の一部です。
『菊花爛漫』
第6師団司令部付隊 菅原2曹
『旭日旗』
第6師団司令部付隊 富塚2曹
『夢に向かって』
第20普通科連隊本部管理中隊 藤野2曹
『いち早く』
第44普通科連隊本部管理中隊 茂木2曹
『活気十分』
第6特科連隊本部中隊 齊藤曹長
『防御の礎』
第6通信大隊本部管理中隊 長瀬2曹
『光芒戦車』
第6通信大隊本部管理中隊 長瀬2曹
『渡し人』
第6通信大隊本部管理中隊 平間士長
  
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