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 ARMY年間写真コンテスト『PHOTO OF THE YEAR 2015』において、第6師団司令部付隊の石田健二1曹が見事『最優秀賞』を、同じく桑原龍央2曹が「佳作」をそれぞれ受賞しました。
 ARMY【Active Reliance Morale Yearning】とは、陸上幕僚監部広報室が発行する季刊誌で、陸上自衛隊の様々な活動を隊員やその家族を対象にホットなトピックスを写真を主体に紹介する刊行物です。
 『PHOTO OF THE YEAR』とは、毎年行われているARMY恒例のフォトコンテストで、今回で16回目を迎えます。
 全国の陸自隊員が撮影してARMY編集部に投稿された1,000点を超える写真の中から、審査員のプロカメラマン4名の厳正な審査により、最優秀賞1点・優秀賞2点・佳作3点・審査員カメラマン賞4点が選ばれる陸自広報カメラマンにとっては名誉ある賞で、最優秀賞の受賞は第6師団としては7年ぶり2度目の受賞となります。
   
 
 受賞者  
  第6師団司令部付隊
  【第6師団司令部総務課広報班】

 1等陸曹
 石田健二
 タイトル
  鵜の目鷹の目
審査員講評 【福田正紀氏】
 アーミーの表紙を飾った作品です。
 表紙の写真は縦位置にトリミング処理を施されていましたが、比較して見てもやはりこの場合、縦位置の方が完成度の高い作品になります。
 しかしながら、被写体の表情、撮影者のカメラポジション、正確なピント、光線状態など申し分のない作品です。
 UH−1Jのクルーも姿勢を低くし警戒しているところが、写真を一層引き立てています。
 なるほどと思わせてくれるタイトルも見事でした、本年度の最優秀にふさわしい作品です。
受賞者コメント
 フォトオブザイヤー2015最優秀賞の受賞にあたり、まずは、被写体となってくれた第6偵察隊・橋3曹と、撮影の場を与えてくれた第6飛行隊、米陸軍及び関係者の方々に感謝します。
 師団の広報カメラマンとして日々、広報・記録・報告用等様々な要素をバランスさせた「使いやすい写真」の撮影を心がけていますが、その中での今回の受賞は、広報業務に携わるものとして非常に光栄です。撮影の際は、日米両隊員の表情と後方のヘリコプターとの位置関係、光線の方向などを考慮しました。
 写真の要素では環境、被写体及びそれらとの信頼関係などが機材の性能、カメラマンの技術よりも大事なものだと考えています。自衛官にしか撮れない、自衛隊の真実を表した「その場面」をしっかりと捉え、一枚の写真で最大の広報効果を挙げられるようこれからも努力していきたいです。
   
 
 受賞者
  第6師団司令部付隊
  【第6師団司令部総務課広報班】

 2等陸曹
 桑原龍央
 タイトル
  夕日を背に
審査員講評 【宮嶋茂樹氏】
 デジタルが逆光に弱いと言われたのはもはやできたての頃の話である。素人は逆光を嫌がる傾向にあるが、手練れが撮ると、かのような幻想的な効果がでる。それだけに露出が難しい。失敗したら暗いだけの写真に終わってしまうからである。ちなみに露出をA(オート)にしたままで逆光(太陽にレンズを向ける)やと極端な露出アンダーになる。その理論は撮影者にとって説明は不要であろうが、このデジタル全盛の折、画像を再生する余裕があればこまめに露出を変え、当たりをみつけられたい。
 さらに本作品は、両側のシャドー(暗部)とのバランスも見事である。激しい訓練を終え駐屯地に帰隊する。その先に家族の待つ温かい家庭がある。夕日に浮かぶ電線が家庭への道しるべのように見える。そんな平時の自衛官生活のストーリーさえ見える秀作である。
   
 
その他、第6師団から投稿された作品の一部です 
 
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