「将来を見据えた『道場』整備〜演習場春季定期整備〜」

  北部方面隊(総監 岩田陸将)は、5月8日(水)から17日(金)までの間、全道各地において
演習場春季定期整備を実施した。
  道内には矢臼別演習場や北海道大演習場をはじめとする大規模演習場の他、多くの中・小
規模演習場を有しており、北部方面隊の部隊のみならず毎年他方面隊からも様々な部隊が
転地訓練に訪れている。これまで方面隊は演習場整備の実施にあたり、演習場の機能を維持
するため、損傷箇所の補修等長期的かつ安定的に使用できるよう長期整備構想及び中期整備
計画に基づいて整備をしてきたが、今般その長期構想及び中期計画を修正し、より実戦的かつ
効果的な訓練ができるよう機能向上を図るものとした。
  今回の演習場整備は、この長期構想及び中期計画の修正後初の整備であり、北海道大演習場では、連隊規模の部隊が自由に機動し、対抗演習が実施でき、かつ総合的な火力戦闘訓練が
できるよう、戦車射場等の道路の路盤強化・拡幅及び火砲射撃における視射界確保のための
立木伐採等を実施した。また、矢臼別演習場では、師団・旅団等の長射程火力の総合発揮を
所望の射距離で練成でき、かつ師団規模の大部隊が機動訓練を実施できるよう、装軌車道の
拡幅・延長や視射界確保のための立木伐採等を、上富良野演習場では、将来、増強された普通
科中隊が交戦訓練装置による対抗演習ができるよう、装軌車道の新設及び視射界確保のため
の伐採を実施した。
 この他にも、各地にある中規模演習場をそれぞれの整備担任部隊が創意を凝らして整備し、
機能向上を図るとともに、部隊の任務遂行能力向上の機会として、指揮・幕僚活動の演練と
野外における隊員の基礎動作の徹底を図った。
 方面隊は、これらの整備を計画的に実施して、近い将来、まさしく「陸上自衛隊の道場」として
全国の部隊が効果的に訓練できる演習場の完成を期す。
射界確保のための立木伐採(北海道大演習場) 爆破訓練場整備(北海道大演習場)
道路線変更に伴う暗渠整備(北海道大演習場) 装輪道整備(北海道大演習場)
装軌車道整備(矢臼別演習場) 不発弾捜索(矢臼別演習場)
射界確保のための立木伐採(上富良野演習場) 伐採した樹木の搬出(上富良野演習場)
道路整備(然別演習場)